横浜市港南区にて天井からの雨漏り修理〈下屋葺き替え・軒天張替え・天井張替え〉
2023/10/04
お客様のお悩みとご依頼のきっかけ、弊社からのご提案
横浜市港南区にお住まいのS様は弊社ホームページより雨漏り修理と屋根修理のご相談でお電話をいただきました。
先日の荒天で瓦がズレてしまい、さらに軒下にも塗装してあるべニアもはがれなどがあり、修繕はどのような形になるのか、まず見積もりのため見て欲しいとのことでした。
早速現場に伺ったところ以前から雨漏りをしていたとのことで、先日の大雨の際に被害が拡大したため、急遽工事を行うことになりました。
漏水箇所を特定するために雨漏り調査を行ったところ、下屋の劣化によって軒天まで雨水が染み込んで軒天が劣化し、そして天井まで雨水が到達して雨漏りを起こしていました。
そのため雨漏りの原因となっている下屋の葺き替えと軒天の補修、そして雨染みのあった天井の張り替えを行いました。
横浜市港南区にて天井からの雨漏り修理〈下屋葺き替え・軒天張替え・天井張替え〉 工事の概要
現場住所 | 横浜市港南区港南 |
---|---|
お客様名 | S様 |
築年数 | 不明 |
施工内容 | 雨漏り修理(下屋葺き替え、軒天張替え、天井張替え) |
施工箇所詳細 | 下屋、軒天、和室天井 |
使用屋根材1 | スタンビー455 |
先日、横浜市港南区にておこなった雨漏り修理〈下屋葺き替え・軒天張替え・天井張替え〉の様子をご紹介します。
横浜市港南区にて天井からの雨漏り修理〈下屋葺き替え・軒天張替え・天井張替え〉|施工内容
施工前の様子
こちらが雨漏り修理前の各所の様子です。
室内天井
室内の天井に雨染みが見られます。
下屋の様子
こちらは下屋の様子です。
外壁との取り合い部分やベランダに出るドアの下部分が特に劣化して剥がれてしまっています。
軒天の様子
こちらが下屋の下の軒天の様子です。
下屋から入り込んだ雨水が軒天まで到達して軒天の剥がれが見られました。
軒天の剥がれや雨染みは上の屋根からの漏水によって起きやすく、軒天に劣化症状が見られたら上の屋根から雨漏りしている可能性が高くなります。
雨漏り調査
まずは雨漏り調査を行って漏水箇所を正確に特定していきます。
その結果、下屋からの雨漏りが確認されました。
雨漏り調査では、まずは各所を点検した上で、これまでの雨漏り修理の経験から漏水箇所を目視でおおむね特定して、散水調査などで正確に突き止めていきます。
雨漏り修理においては原因の正確な特定が最も重要です。特定しないまま工事をしてしまうと雨漏りは直らず再発してしまいます。
今回行った雨漏り調査(散水調査)について詳しくは下記をご覧ください。
雨漏りの原因となっている下屋を葺き替えた上で、軒天と室内の天井の補修も行っていきます。
下屋の葺き替え
屋根材の撤去
まずは葺き替えのため、既存の下屋の屋根材を撤去していきます。
こちらは下屋の上にベランダがのっているタイプのお家でしたので、作業のためにベランダの床材を一時的に撤去しています。
取り合い部の板金をはずすと、下の貫板もすっかり腐っており、また内部が錆びて腐食を起こしていました。
こちらは屋根材を撤去したところです。
屋根材の下にある防水シートもボロボロになってしまっています。
壁との取り合い部分の防水シートの立ち上げが足りていないため、取り合い部分から水が入ると雨漏りしやすくなってしまいます。
ルーフィングと屋根材の施工
下地の上から新しいルーフィングを貼ります。
雨漏りを起こしているので通気性のよいものを使用しました。
防水シートは取り合い部分までしっかりと立ち上げておきます。
そして防水シートの上から新しい屋根材を葺いていきます。
今回使用した屋根材は、「スタンビー455」という屋根材です。
下屋に勾配が無かったことと、ベランダが乗っていたので排水性などを考慮しスタンビーを使用しました。
取り合い部の板金立ち上げ
屋根材自体も端を立ち上げておきます。こうして屋根材を立ち上げておくことで、雨水が内部に侵入することを防ぎます。
雨押え板金の貫板取り付け
板金の隙間もシーリングで防水処理をしています。
そして取り合い部分に取り付ける雨押え板金の下地の木材(貫板)を施工します。
貫板は雨押え板金を固定するためには欠かせないもののため、しっかりと固定します。
今回はお客様のご予算の関係で木製のものを使用しましたが腐食しにくい樹脂製の貫板も取り扱いがございます。
最後に雨押え板金を施工し、ベランダの床材も元に戻して下屋は完工です。
雨押え板金は屋根と外壁の箇所に取り付け、壁から垂れてきた雨水が内部に入るのを防いでくれます。
軒天の補修
次に軒天の補修を行います。
既存軒天の撤去
軒天の補修は重ね貼りすることが多いですが、今回は雨漏りが発生していたため下地の状態を確認するために張り替えを行ないました。
下地の状態を確認しながら軒天を剥がしていきます。
ケイカル板取り付け
そして新しい軒天としてケイカル板を施工していきます。
既存は薄い木板でしたが、より丈夫で長持ちするケイカル板を使用しました。
ケイカル板は正式にはケイ酸カルシウム板といい、不燃性材料で、湿気による変形や腐食がしにくい素材であるため、軽天でよく用いられています。
軒天張替え完了
きれいに張り替えられました。
天井の張り替え
雨漏り箇所を修復し終わったら天井の張り替えを行います。
雨漏り箇所を修復せずに張り替えを行うとまた雨漏りを起こしてしまって雨染みができてしまう可能性があるため、放水テストを行い止ったことを確認してから作業を行います。
既存の天井を剥がしていきます。
場所によっては内部の木材が腐食している箇所が見られるため補修を行います。
天井の下地を施工した後石膏ボートを貼り、上から和室に合うように敷目柄の木目クロスを施工しました。
これで元の和室の雰囲気を崩さずに天井の補修ができました。
工事で改善した点・期待できる効果
雨漏りの原因となっていた下屋根を葺き替えて、雨仕舞もしっかりとおこなったため雨漏りが止りました。
またあわせて天井の張り替えも行ったことで室内の美観も向上しました。
施工担当者より
施工で気をつけたポイント
漏水箇所を特定する為に放水テストを行った上で工事をしたことで、必要最低限の工事を行う事ができました。
お客様へのお礼
この度は弊社に工事をご依頼いただきまことにありがとうございました。
今回漏水箇所をしっかり特定した上で適切な工事を行っておりますのでどうぞご安心ください。
今後何かご不安な点などございましたらいつでもご相談くださいませ。
軒天の雨染みや剥がれは雨漏りの症状です
屋根や下屋根から入り込んだ雨水は、低い方へと流れていき、軒先へと集まっていきます。
軒先部分の雨漏りは軒天に雨漏りの症状として現れてきます。
軒天の雨染みや剥がれなどが見られる場合は、雨漏りを起こしている可能性が高くなります。
雨漏りは発見が早ければ早いほど内部の傷みも少なく、必要な工事も少なくその分安くで工事が行なえます。
軒天にシミがあるけどまぁいいか…と見逃していると雨漏りサインを見逃している可能性があります。
軒天に異常が見られる時には早めにプロに見てもらうことをお勧めいたします。
雨漏りの症状がみられる場合は、早めに専門業者にご連絡ください。放置してしまうと、それだけ劣化が進行してしまいます。
工事をお考えの方にお伝えしたいこと
お客様の多くは、会社が近い事や地域密着である事から弊社へお問合せしてくださる方が多くいらっしゃいます。
様々なお客様のご要望にお応えする為に柔軟な対応を心がけておりますので、是非一度ご相談下さい。
横浜市での雨漏り修理は実績のある福田総業にお任せください。