横浜市磯子区にて葺き替え工事 <セメント瓦からガルバリウム鋼板>
2021/11/25


横浜市磯子区 T様邸にて行ったセメント瓦からガルバリウム鋼鈑(ヒランビー220)への葺き替え工事の様子をご紹介します。
BEFORE
元の屋根はセメント瓦で、瓦の劣化がかなり進んでいました。この状態では塗装では対応できないため、葺き替え工事を行います。
まずは古いセメント瓦をすべて撤去します。完全に撤去した状態が右の写真です。
「セメント瓦」は、その名前の通り、セメントに川砂を混ぜたものを瓦型に成型した屋根瓦です。
粘土製の瓦の値段がまだ高価だった1970年〜80年代の住宅不足の時代に粘土製の瓦に代わって流行しました。
主成分がセメントなので瓦そのものに防水性能はありません。そのため表面に塗装を施して防水機能をもたせています。この塗装に色がついているので一見、粘土を焼成して釉薬で着色した陶器瓦と見た目が似ていますが、セメント瓦は表面がざらざらしているのが特徴です。
セメント瓦の耐用年数は30~40年とされていますが、この表面を保護する塗膜が劣化すると内部に雨水が侵入し、内部が劣化して割れやすくなるなど様々な劣化症状が発生してしまいます。
セメントには水分を吸収しやすい性質があり、粘土から作られた粘土瓦よりも耐久性が劣ります。
そのためセメント瓦は粘土瓦などにとってかわられて現在では生産されていません。
補修を行う際には一部葺き替えなどでは対応ができないため、劣化が進むと屋根全体のリフォームをご検討いただくことになります。
AFTER
左が野地板を張り終えたところです。野地板の上に屋根の防水シートであるルーフィングを貼ります。
今回使用するヒランビー220は横葺屋根材ですので、定尺の屋根材を、横葺工法で葺いていきます。
屋根材の張り方には大きく二つあり、屋根材を縦に並べるか横に並べるか縦に並べるかで「縦葺き」と「横葺き」に分かれます。見た目としては、縦葺きは縦縞、横葺きは横縞のデザインになります。
こちらが完成状態です。
稲垣商事のヒランビー220は、ガルバリウム鋼鈑製のコストパフォーマンスに優れた平葺屋根材です。広く使用される金属屋根材ですので、色数が多くありお好みの色が選べます。
セメント瓦からの葺き替え工事は、軽量で耐久性の高いガルバリウム鋼板への葺き替えがおすすめです。
ヒランビー220について詳しくは弊社のおすすめ屋根材のページをご覧ください。
メーカーのWEBカタログを見る
この度は福田総業をご用命いただき誠にありがとうございました。
もしもご自宅の屋根がセメント瓦で同じような状態の方は、屋根の葺き替えなどのリフォームをご検討いただいた方がいいかと思います。
横浜市でセメント瓦の屋根葺き替えをお考えの方は福田総業までご相談ください。
現場住所 | 横浜市磯子区 |
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施工内容 | 屋根葺き替え工事 |
施工箇所詳細 | 屋根全体 |
使用屋根材1 | 金属製屋根ヒランビー220(稲垣商事株式会社) |
使用屋根材2 | PカラーEX+(プラス)(改質アスファルトルーフィング下葺き材/田島ルーフィング株式会社) |