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屋根修理施工実績

横浜市旭区 S様邸 下屋葺き替え工事・軒天修繕工事

2022/12/20

下屋傷み
スタンビー455
横浜市旭区軒天補修施工前
横浜市旭区軒天補修施工後

お客様のお悩みとご依頼のきっかけ、弊社からのご提案

こちらのお客様は、軒天の一部が黒ずんでいて痛んでいる事に気がつかれ、ネットで検索して弊社へお問い合わせ頂きました。
調査を行ったところ、下屋が雨漏りを起こしていました。
雨漏りを起こしている場合、屋根の下で雨漏りを防いでいる防水シート(ルーフィング)が破損して下地まで傷んでいる可能性があります。もしも下地まで傷んでいると、腐食と雨漏りが内部で進行して、建物内部まで腐食が進んだ場合、建物そのものの耐久性を劣化させてしまいます。
そのため内部の状態を確認する必要があり、既存の屋根を剥がして下地の状態を確認してから工事を進めることをお客様にご説明させていただきました。
ご了承いただいた後内部の状態を確認したところ下地まで腐食が発生していたため、下屋の屋根を葺き替えて、軒天の張替えをご提案いたしました。

横浜市旭区 S様邸 下屋葺き替え工事・軒天修繕工事 工事の概要

現場住所横浜市旭区さちが丘
お客様名S様
築年数不明
施工内容下屋張替え・軒天修繕工事
施工箇所詳細下屋、軒天
使用屋根材1屋根→スタンビー455
使用屋根材2軒天→ケイカル板
工事金額229,000円(税抜)

先日、横浜市旭区さちが丘のS様邸にておこなった下屋葺き替え工事・軒天修繕工事の様子をご報告します。

施工前の様子

横浜市旭区軒天補修施工前下屋傷み下屋傷み

一階の下屋の軒天部分が傷んで剥がれていました。
また、下屋部分も継ぎ目部分が特に傷んでおり、錆びている状態です。
軒は屋根が外壁よりも外に出ている部分を指し、軒天は軒を下からみた天井部分になります。
軒には雨風を防ぎ外壁や建物を守る大事な役割がありますが、外側に出ている分傷みやすい箇所でもあります。

軒天について詳しくはこちらをご覧ください。

下屋の屋根葺き替え

屋根を剥がしたところ、下地も腐食を起こしていました。

下屋の屋根材を剥がしたところ下屋の屋根材を剥がした内部の状態下屋の屋根材を剥がしたところ

腐食を起こしている板金を撤去して、下地の増し張りを行います。

新しい下地を張る

そして上から新しい防水シートを施工します。

ルーフィングシートを張る

雨漏りから最終的に守っているいわば最後の砦がこのルーフィングとなるため、弊社ではより防水性に優れた改質アスファルトルーフィングを使用しております。

上から屋根材を葺く前に、壁と屋根が接する取り合い部分は大変雨漏りを起こしやすい箇所のためしっかりと雨仕舞を行っていきます。
防水シートを立ち上げておき、屋根材も折り曲げて立ち上げています。
この立ち上げがないと、上から垂れてきた雨水が取り合いの隙間部分から侵入して雨漏りリスクが高まってしまいます。
水が入り込みやすい隙間もシーリングで充填しておきます。

取り合い部の雨仕舞取り合い部の雨仕舞ーシーリング取り合い部の雨仕舞ーシーリング

新しい屋根材を施工した上から雨押えを施工します。
雨押え板金は外壁から伝ってきた雨水が中に入らないように、1階部分の屋根(下屋)と外壁が接合する箇所に取り付ける板金です。

雨押え板金の施工

違う部材が接する箇所は非常に雨漏りしやすいため、こうした雨仕舞という雨を適切に排水する施工が雨漏りを防ぐための鍵となります。

新しい屋根材にはスタンビー455を使用しました。

スタンビー455

今回の雨漏りの原因は、金属屋根を葺いていく際に屋根材同士の継ぎ目ができるのですが、その接ぎ方がハゼ組という方法になっていたことです。
ハゼ組は、金属板同士を重ね合わせて、折り曲げて繫げていく方法です。
昔はよく使用されていましたが、漏水が多いことから現在ではあまり使用されていません。

今回使用したスタンビー455は「嵌合式」という繫ぎ方で屋根材を繫げていきます。
ハゼ式は二枚の金属板を折り曲げて繫げますが、嵌合式はそれぞれの結合部を嵌め合わせるためより防水性の高い構造となっています。
また屋根材によって施工できる勾配が決まっており、こちらの屋根の勾配が緩やかであったため、緩やかな勾配でも施工可能なスタンビー455を使用しました。
水は高いところから低いところへと流れていく性質上、勾配(角度)が急であるほど排水性は向上します。
スタンビー455は幅広であることから結合部の数も少なく、嵌合部が毛細管現象を防ぐ構造となっているので、勾配の少ない屋根でも雨漏りを起こしにくい優れた屋根材です。

軒天の張替え

また傷んでいた軒天も張り替えを行いました。

軒天の張替え軒天の塗装

今回使用したのはケイカル板。水漏れに強く、国土交通省認定の不燃材料で、軒天によく使用されています。
主な材料はケイ酸質原料、石灰質原料、補強用途繊維であり、主成分のケイ酸カルシウムを略して「ケイカル」と呼ばれています。
このケイカル板に塗装を行って完工となります。

雨漏りを起こしている原因を直し、腐食を起こしていた下地も交換したため屋根の耐久性も復活しました。

お客様へのお礼

S様、この度は数ある業者の中から弊社をお選びいただき誠にありがとうございます。
雨漏りしやすい屋根の継ぎ目部分などもしっかりと施工しておりますので、ご安心ください。
もし今後何かご不安な点やお困りごとなどございましたらお気軽にご連絡くださいませ。迅速に対応いたします。

屋根のメンテナンスのポイント

昔は霧避け庇や出窓の屋根などの小さな屋根を施工する工法として、こちらのように板金材をハゼ組にして何枚も組み合わせて施工するやり方が主流でした。しかしこの繋ぎ目からの漏水がとても多いため、もしもご自宅の屋根が同じ接ぎ方をされていましたら早めの改善をお勧めいたします。

雨漏り修理では、内部を確認せずにとりあえずの工事を行ってしまうとどんどん雨漏りは進行してしまい、気づいた時には建物の構造部分まで腐食が広がっていたなどということもあります。きちんと調査を行い、根本から直されることが大切なご自宅を守ることにつながります。

軒天などの傷みや雨染みを発見されましたら内部で雨漏りを起こしている可能性があります。
横浜市や近隣地域にて軒天の補修や屋根修理、雨漏り修理をお考えの方は福田総業にお任せ下さい。
雨漏りの原因を究明し、再発を防ぐため中から直す施工を行います。

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