雨漏りや屋根の修理は、部分修理で済むこともありますが、場合によっては葺き替えなどが必要となり、高額な費用がかかることがあります。
しかし人によってご事情は色々かと思います。
お金がないけど雨漏り修理をしないといけない時はどうすればいいのか、できるだけ修理費用を抑える方法や雨漏り修理の費用相場をご紹介いたします。
また実際に予算を抑えて安く工事を行った事例もご紹介します。
雨漏りが発生してしまったけどお金がない、屋根を修理しないといけないけど急な出費に対応できない、屋根修理の費用を安くしたい。そのようなお悩みをお持ちの方はぜひ参考にしてみてください。

目次
お金がない時に雨漏り修理を安く行うには?
相見積もりをとる
悪質な業者は必要のない葺き替えなど大規模な工事のみをすすめてくることもあり、相場を知るためにも、相見積もりをとっていくつか選択肢を提示してくれるところを選ぶことが重要です。
費用を抑えたいからといって、格安の業者に依頼すると施工不良や表面的な工事のみで終わって再発してしまうということも珍しくありません。そのため、金額だけでなく提案内容も考慮した上で、「雨漏りを確実に直す」工事を提案してくれる行うところに依頼することが、確実な雨漏り修理には欠かせません。
さらに、お客様のご予算や、今回はどこまで直したいかという要望に合わせた工事を提案してくれるところだと安心です。
特に訪問販売の業者は不安を煽って契約を迫ったり高額な工事の契約を迫ってくることが多いためご注意ください。
雨漏り修理が得意な会社に依頼する

弊社にご依頼いただいたお客様から、雨漏り修理を依頼してコーキング処理をしてもらったけど雨漏りが直らない、何社かに雨漏り調査を依頼したけど特定できなかった、ということをお聞きすることがあります。
何度も工事を行うとそれだけ不要な費用や手間が生じてしまいます。
しっかりと原因の特定ができる業者に依頼することで、こうした不要なコストを減らすことができます。
さらに原因が確実に特定出来た結果、ピンポイントな修理だけで済むこともあります。
必要なところにお金をかけて削れるところは削る
予算には限りがあるため、提示された工事は全部は行えないということも多いかと思います。
その場合、雨漏り修理なら本当に必要な部分の工事にはお金をかけて、そうではない部分には支出を抑えることで安く、本質的な工事が行えます。
予算に合わせて必要な工事を提案してくれる業者を選びましょう。
火災保険の使用を検討

もしも雨漏りの原因が、台風など自然災害によるものである場合には、火災保険が適用される可能性があります。
ただし雨漏りの原因が経年劣化によるものである場合には使用できません。
また火災保険が適用されても全額適用されるとは限らず、「火災保険を使えば無料になる」といって契約を迫る業者もいるためご注意ください。
雨漏りの応急処置をしておく

雨漏りが発生したら、まずは応急処置をしておいてください。
放置してしまうと、たとえば天井から発生した雨漏りが床まで広がるなど被害が拡大して費用がかさんでしまいます。
早期に応急処置を行うことで雨漏りの拡大を抑え、修理費用を抑えることができます。
なるべく早く雨漏り修理を依頼する

雨漏りを放置すると見えない部分でどんどん進行してしまいます。
雨漏りが発生しているということは、すでに屋内に水が侵入しているということであり、見えている部分だけでなく内部で進行している可能性が高くなります。
すぐに専門業者に依頼することで修理費用が高額になる前に安く修理ができます。
またお金がないのでDIYでという方もおられますが、雨漏りは特定の難しい工事であり、DIYで行った結果悪化してしまったというケースもあります。
雨漏りは進行すると構造部まで腐食を起こしたりシロアリの発生など建物の耐久性に大きくかかわるダメージを与えてしまいます。
そうなると結果的に大変高額な費用が必要になってしまいます。
早い段階でどこまで被害が進んでいるのかを調査することで、雨漏りを食い止め大きな出費を防げます。
リフォームローンを検討する

雨漏りは放置してしまうとやがて建物そのものに大きな被害を与えてしまいます。
お金がないけどもどうしても工事が必要な時に雨漏りに使えるリフォームローンがあります。
リフォームローンの金利は2~10%と各種フリーローンよりも金利が安くなっています。
屋根修理業者で提携しているリフォームローンがあれば手続きも簡単で、審査も早いためより負担が少なく利用可能です。
ただしローンのため返済計画などはしっかりと立てた上でご利用されることをおすすめします。不安な場合は、リフォームローンと提携している業者に色々ご相談してみてください。
メンテナンスを日頃から行う
忙しい日常ではつい後回しにしてしまいがちですが、住まいに雨漏りなど何か不具合が発生する前に、定期的に点検やメンテナンスを受けておくことで大きな出費を抑えることができます。
多くの業者で屋根や外壁の無料点検を行っていますのでそちらを利用して、何か異変があれば小さな工事のうちに修理しておくことで安く工事できます。
建物のメンテナンスは放置すればするほど気づかないうちに悪化して、全体的な修理が必要になったり、雨漏りが発生したり、修理費用も高くなってしまいます。
10年一度を目安に、屋根や外壁の点検をうけることをおすすめします。
雨漏り修理の費用相場
雨漏り修理は、雨漏りの発生箇所や被害の状態、使用する材料などによって費用が大きく異なります。
雨漏り修理の費用について相場をご紹介いたします。
発生箇所 | 補修方法と金額の目安 |
---|---|
屋根 | 屋根の漆喰補修:15~30万円 谷板金の交換:15~30万円 棟板金の交換:10~20万円 屋根の葺き替え・カバー工法:100~200万円 |
外壁 | コーキング補修・打ち替え:約5万円~50万円 外壁塗装:60~150万円 外壁張り替え:100~200万円 |
サッシ | コーキング補修やサッシ補修:約3万円~25万円 |
ベランダ | 補修や防水工事:約3万円~30万円 笠木の交換:15~30万円 |
雨漏り修理の費用相場について詳しくは下記をご覧ください。
雨漏り修理したいけどお金がない時の注意点
雨漏り修理をしたいけれどもお金がない時に注意する点をご紹介します。
これくらいなら大丈夫と放置してしまう
壁や天井にシミがあるくらいなら大丈夫かなと放置されてしまう方もよくいらっしゃいます。
しかし雨漏りは放置していても直ることはありません。
シミができている段階で、すでに建物の内部に水が侵入してしまっています。そのため放置していると、雨の度に水がゆっくりと内部に入り込んで、見えない箇所で被害が広がってしまいます。
木造住宅で内部の柱や梁が濡れてしまうと腐食を起こしたり、シロアリが発生しやすくなります。
こうした内部の構造材が傷んでしまうと大きな工事が必要となり、費用もその分発生します。
雨漏りを安く抑えるためには、発見したその時に補修をするのが一番安く収まります。
自分で直す(DIY)
お金がないからまずは自分で直そうと思う方も多いかと思います。
しかし、雨漏りは原因を特定せずになんとなくここだろうとコーキングを打っても直ることはほぼありません。
雨漏り修理においては、コーキングを打つにも雨の流れなどを理解しておく必要があるため、余計に悪化してしまい、さらに費用がかかってしまうこともあります。
原因が分かった上で、応急処置として行うには効果があります。しかしその場合も雨漏りの原因が複数あるかどうか、どこまで被害が進行しているかどうかを知っておくことが大切です。
多くの業者では無料で現地調査をやっていますので、まずは調査をしてもらって現状を知ってから、どのくらいの費用をかけて補修するかを相談するのが安心で現実的です。
安さだけで業者を選ぶ
ネットには3万円で雨漏り修理をします、というような安さ勝負の業者も見られます。
しかし弊社に多くご相談をいただく方の中には「コーキングを打ってもらったけど直らなかった」「複数の会社に依頼したけど直らなかった」という方が多くおられます。
安さだけで勝負しているところの中には、原因を特定せずにコーキングを打っておしまいのところや、最初は安く価格を言っておいて後から上乗せしてくるような悪徳な業者も存在します。
最初は3万円でも治らずに何度も依頼すると、結局その分のお金が無駄になってしまいます。
雨漏り修理は商品ではなく、現場の状態に合わせた工事が必要です。そのため一律の価格で販売できるようなものではありません。
最初から適切な工事をしておく方が、建物も傷まず、トータルで考えると安く済みます。
無駄な出費を避けるために希望に沿った工事を行ってくれる業者を選ぼう
雨漏りは急に発生するため、修理をしたいけれども予算が足りないということもあります。
予算に合わせた納得いく雨漏り修理を行うには、希望に合わせた工事を行ってくれる優良業者を選ぶことが大切です。
優良業者を選ぶには下記の点が重要です。
・雨漏りの原因を確実に特定して説明してくれる
・こちらの予算など事情に合わせた工事を提案してくれる
・ご近所トラブルのないように配慮してくれる
・アフターフォローや保証がしっかりしている
前述のように、雨漏り箇所が特定できず何度も調査や工事を行うと、余計な手間や費用が発生して損をしてしまいます。
最初から原因を特定できる実績ある業者に依頼することで、このようなことを避けることができます。
またお客様の要望に合わせて事情を汲み取って予算内の工事を提案してくれる自分に合った業者を探すことが、雨漏り修理を安く抑えるためには大切です。
予算を抑えて雨漏り修理した事例
こちらではご予算に合わせて雨漏り修理を行った事例をご紹介します。
窓枠木製サッシからの雨漏りでサッシを作成して交換
3年度ほど前に一度雨漏り修理の工事をされて、その時は止まっていたそうですが、大雨の時にはまだ雨漏りが起こるとのことでした。
雨漏りの原因は2階の東側の木製サッシの劣化でした。外壁にもクラックなどが見られましたが、あとどれくらい住まれるかという点と、ご予算の関係から原因となっている木製サッシの交換を行いました。
塗装は施主様がご自分でされるということで、塗装しやすい木材を選びました。


現在のサッシに合わせて木材を加工してはめ込み、周辺のコーキングも新しく打ち直すことで雨漏りが止まりました。
屋根からの雨漏りで屋根部分カバー工法
かなり高齢のご夫婦からのご依頼で、以前から台所から雨漏りしており、ご年齢もあってこれからあまり長くはお住まいにならないこととご予算のこともあって悩まれていましたが、雨漏りが悪化したことでご依頼いただきました。
調査したところ、雨漏りを起こしている台所の上の屋根が劣化したことで雨漏りが発生しておりました。
大きな屋根でしたので、ご予算を抑えるために部分的なカバー工法を行いました。費用面や重量を考慮してアスファルトシングル材を使用しています。



まとめ
家を劣化させてしまう雨漏りですが、お金がないときには困ってしまいますよね……
安く修理を行うためには色々なポイントがあります。
相見積もりを行うことや、雨漏り修理が得意な会社に依頼するなど色々な方法があります。
雨漏り修理を行う際には、放置されず、まずは現地調査を依頼してください。
その際に、確実に原因を特定して早急に必要な工事を予算内で行ってくれる業者を探すことが重要です。
横浜市や周辺で雨漏り修理でお悩みの方がいらっしゃったらどうぞお気軽に福田総業までご相談ください。
調査によって確実に雨漏りを特定し、お客様一人一人のご予算やご希望に合わせた工事をご提案しております。