アパートやマンションでも雨漏りというのも珍しいことではありません。
急に雨漏りが発生したらびっくりしてしまいますよね。
そんな時どうすればいいのか、誰に連絡すべきなのか、余計な費用を払わないために何をすればいいのかご紹介をします。
アパートやマンションの雨漏りでまずするべきこと
写真を撮影して記録を残す
まずは雨漏りの状態を写真で撮影し、記録しておいてください。
天井や壁紙だけでなく、雨漏りの規模によっては家具や電子機器なども被害を受けることも珍しくありません。
加入している保険の種類によってはこうした家財も保険の対象となるため、証拠として写真で残しておくことが大切です。
アップのものと部屋全体の様子がわかるようなものと両方撮影しておくといいでしょう。
雨漏りの応急処置をする
雨漏りに気づいたら、被害を拡大しないためにも応急処理をしましょう。
気づいていたのに放置していたことで被害が広がった場合には、原因となった箇所は大家さんや管理会社が支払うけれども、放置して被害が出た箇所に関しては修理費を負担しなければならないというケースもあるため、気づいた時点ですぐに処置をしてください。
また雨漏りで一番恐ろしいのは漏電による火災です。
通常家電などの配線には絶縁という処理がされています。雨漏りで侵入した水がこの絶縁体と配線の隙間に入り込んで漏電が起きることがあります。漏電の原因は24%が雨漏りによるものというデータもあり、漏電による感電や火災の懸念もあるため、まずは濡れている箇所をよく拭いて、漏電の可能性がある電子機器はコンセントを抜いておきましょう。
水が落ちてくる場合はバケツや雑巾などを用いて被害が拡大しないよう対策をしてください。
雨漏りの応急処置について詳しくはこちらをご覧ください。
雨漏りによる漏電火災について詳しくはこちらをご覧ください。
管理会社や大家さんに連絡する
写真を撮影したら、管理会社や大家さんに連絡して、雨漏りの詳しい状況を説明してください。
この時に調査や修理の日程などを明確にしておくと安心です。日時が明確でないと、すぐと言ったけどいつ来るかわからない、待っているのに全然来ないとなどということになりさらに不安になってしまいます。
誰がどこまで補償してくれるの?
雨漏りによる被害は、基本的には建物部分は家主である大家さんが修理の責任を負います。
ただし家財については、入居時に契約した保険の内容によって異なります。
加入している火災保険に家財補償のオプションがついているか、あるいは住まいの安心サポートなどの保険に別途加入している場合に、雨漏りの家財の補償が含まれているか、契約内容を確認してください。
また契約内容に「個人賠償責任保険」が含まれている場合、自分の過失で水漏れや雨漏りを引き起こしてしまった場合に、補償対象となる場合があります。補償内容を確認してみてください。
アパートやマンションの雨漏りの原因は?
建物の劣化が原因の場合
最上階の場合、一番考えられるのが屋上からの雨漏りです。マンションなどの屋上は多くが陸屋根であり、防水工事が施されていますが、経年によって劣化して防水の亀裂や破断などから水が侵入してくることがあります。
他にも外壁の劣化によってひび割れやRC造の場合はコンクリートの爆裂などによって雨漏りが発生することもあります。
コンクリート(RC)造の雨漏りの原因について詳しくはこちらをご覧下さい。
意外と窓が雨漏りの原因ということもあります。サッシのゆがみやパッキンの劣化、シーリングの劣化などによって生じた隙間から雨水が侵入して雨漏りを起こします。
人的トラブルなどその他のトラブルの場合
建物の劣化以外でも、例えば上階の人がお風呂などの水などを出しっぱなしにしていて水が漏れてきたということもあります。
ほかにも配管が劣化によって破損などを起こして水が漏れてくる水道トラブルのケースも考えられます。水道管などの配管は目に見えない部分ですので、知らない間に劣化が進行していたということも少なくありません。
アパートやマンションでの雨漏りでもまずは応急処置を行ってから、大家さんや管理会社に連絡してください。
雨漏りは放置することが一番危険です。二次被害や思わぬ支払いを防ぐためにも、応急処置は忘れずに行ってください。
集合住宅での雨漏りは修理が大規模になるとそれだけ住民の方への負担も大きくなります。
所有・管理されている方は雨漏り発生時の迅速な対応と、定期的なメンテナンスが重要となります。
横浜市やその周辺でマンションやアパートの雨漏り修理や屋根修理、メンテナンスは福田総業にご相談ください。