雨漏りでシロアリが発生する?原因や被害、予防方法をご紹介

2023/04/11

雨漏りでシロアリが発生することをご存じでしょうか?
シロアリが発生してしまうと、大切なご自宅の柱などの構造材を食べてしまい、資産価値を下げるだけではなく、建物そのものの耐久性が低下してしまいます。
今回は雨漏りによってシロアリが発生する原因や被害、予防方法などをご紹介します。

雨漏りでシロアリが発生する?

雨漏りでシロアリが発生する原因

シロアリが発生する原因には大きく三つあります。
それは「湿気が多いこと」「木材が腐食していること」「日当たりや通気性が悪いこと」です。これらの条件が重なると、特にシロアリが発生しやすくなります。

雨漏りとは家の内部に雨水が侵入することです。シロアリは湿った木材を好むため、雨漏りによって木材が湿るとシロアリが発生しやすくなります。
しかも壁の内部や小屋裏など通気が悪く日当たりの悪い場所は、シロアリによって快適な環境となります。
シロアリ発生の原因の80%が雨漏りが原因とも言われており、雨漏りによるシロアリの発生はなんとしても避けたい二次被害です。

シロアリの種類

シロアリは、名前はアリですがアリとは食性も生態も異なり、ゴキブリの仲間です。
シロアリは世界で2千数種類もの種類が確認されていますが、日本では22種類が確認されており、そのうち主に下記の種類が家屋に影響を与えています。

ヤマトシロアリ

ヤマトシロアリ

ヤマトシロアリは北海道北部以外の日本全国で見られるシロアリで、関東で多く見られます。
特に湿ったところを好み、主に建物の下部に被害を与えます。
国土交通省の調査によると、ヤマトシロアリによる被害が最も多く、イエシロアリの約10倍以上の被害が報告されています。
参考:国土交通省補助事業 シロアリ被害実態調査報告書

イエシロアリ

イエシロアリ

イエシロアリは寒さに弱く、関東よりも南で見られますが、最近では年中温かい高断熱住宅や、温暖化の影響もあって活動地域を広げているようです。
水を運び込んで乾いた木材を湿らせながら食べることがあります。大きなコロニーを形成して建物全体に被害を与え、進行も早く、被害が大きくなりがちです。

ダイコクシロアリとアメリカカンザイシロアリ

他にも、最近増えてきたのが、「乾材シロアリ」の仲間であるダイコクシロアリとアメリカカンザイシロアリです。
これらのシロアリは、木材が湿っていなくても、乾燥した木材の中に発生します。
アメリカカンザイシロアリは1つの建物の中に30~40ものコロニーを作成するため駆除が困難になります。

シロアリ発生による被害

シロアリの被害

雨漏りの影響でシロアリが発生すると下記のような被害がでてしまいます。
・建物の柱などの木材が食べられて小さな穴が空く
・柱などの構造材が被害を受けることで耐震性が低下
・下地となる構造材が被害を受けることで外装材が剥がれる
・不動産価値が低下する
早い段階で気が付くことができれば、修理費用もまだ雨漏り修理費用だけで済みますが、被害が大きくなっている場合には、大規模なリフォームに加えてシロアリの駆除費用が必要となり、高額な修理費用がかかってしまいます。
雨漏りによる被害(一時被害)だけでなく、雨漏りによって引き起こされる不随的な二次被害を防ぐことがとても重要です。

シロアリ発生のセルフチェック

シロアリは普段は床下や壁の中で静かに活動しているため、被害が出るまでなかなか気づくことができません。
とはいえ床下や屋根裏、壁の内部を確認するのは難しいものです。
こちらでは簡単にできるシロアリ発生のセルフチェックの方法をご紹介します。

羽アリが発生する

シロアリは一定の時期になると羽アリとなって飛び立ちます。羽アリがいるようならシロアリの発生の可能性があります。
ヤマトシロアリは5月上旬頃、イエシロアリは、6~7月の蒸し暑い夕方頃に飛び立ちます。

玄関枠などに土が付着する

床下で活動するヤマトシロアリやイエシロアリは、乾燥を嫌うため床下から木材へと移動する際に蟻道を作って床下から湿度をあげます。
蟻道を作る際に隙間から湿気がもれないように土で埋める習性があります。玄関ドアの枠や框、押し入れや上がり框に土がついている場合、シロアリがいる可能性があります。

建物内で乾いた音が響く

シロアリが発生して木材が食べられてしまうと空洞が発生します。そのため壁や柱などを叩いたときに乾いた音が響く場合、シロアリによってダメージを与えられている可能性があります。

床にふんが落ちている

床に木くずや1mm以下の小さなフンがたくさん落ちている場合は、シロアリがいる可能性があります。
ヤマトシロアリとイエシロアリはフンを蟻道に使用するなど再利用する習性があるため、見える場所に落ちていることはあまりありません。
家の中で見つけられるのは、駆除の難しいアメリカカンザイシロアリのフンです。1ミリ以下の砂粒状をしており、乾燥しています。

雨漏りによるシロアリ発生を予防する方法

屋根や外壁の定期点検を受ける

雨漏りは屋根材の破損や劣化、外壁のひび割れや屋根と外壁の取り合い部分、サッシの隙間などから発生します。
屋根や外壁の定期的な点検を受けることで異常を早期発見し、小さな補修のうちに修理を行うことができます。
プロの目で点検をしてもらうことで雨漏りを防ぎ、シロアリ発生も防ぐことができます。

定期的に床下も点検する

シロアリは床下に最も多く発生します。そのため定期的に床下の点検を行うことでシロアリの早期発見が可能です。
床下の点検が自分では難しい場合や、しっかり点検したい場合は、プロに依頼しましょう。

定期的な換気

シロアリは湿気を好んで繁殖します。そのため床下や室内の換気を行うようにしましょう。
また小屋裏の換気など家の換気そのものを見直すことで、内部結露を防いでシロアリ発生も抑えることができます。

まとめ

雨漏りが起こって家の内部に水分が侵入し、柱などの木材が濡れてしまうとシロアリが発生しやすくなります。
シロアリが発生すると家の耐久性や耐震性に大きく影響します。
定期的に屋根や外壁の点検を受けることで、雨漏りの発生を防ぐことができ、雨漏りによるシロアリ発生も予防できます。
また雨漏りを見つけたら放置せずに、シロアリ発生などの二次被害が発生する前に早期修理を行うことも重要です。

横浜市での屋根や外壁の点検や、雨漏り修理は福田総業へご相談ください。

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