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屋根屋のブログ

屋根材の種類と特徴、耐用年数をご紹介

2022/07/05

おはようございます。横浜市港南区の雨漏り修理・屋根修理の専門店福田総業の広報担当です。
そろそろ台風の季節になってきましたね。
台風の後には屋根の点検をおすすめします。
屋根修理で電話などをされたときに「屋根の種類はなんですか?」と聞かれることもあるかと思いますが簡単に屋根の種類をご紹介します。

屋根は大きく分けて4つの種類があります。
「瓦」「スレート(コロニアル)」「金属屋根」「アスファルトシングル」の4種類です。
今回の記事では、「瓦」「スレート(コロニアル)」「金属屋根」「アスファルトシングル」についてそれぞれの特徴や耐用年数についてご紹介いたします。
屋根の葺き替えやカバー工法をお考えの方は屋根材選びの参考にされてみてください。

瓦屋根

屋根の種類:瓦

おなじみの日本の伝統的な屋根素材です。粘土(土)を素材にした焼き物の瓦は厚みと重量がありますがその分耐久性、遮音性、耐熱性に優れています。
安価で大量生産ができて軽量なスレート(コロニアル・カラーベスト)が登場する1980年代前半までは主流の屋根材でした。
最近では遮熱性に優れた軽い瓦屋根も開発されています。
瓦は耐用年数が50年を超える非常に耐久性の高い屋根材ですが、メンテナンスフリーではありません。長持ちさせるには屋根の漆喰など定期的な補修が必要です。
耐久年数は約50年~100年

スレート系屋根材

屋根の種類:スレート

スレートはセメントを主成分とする厚さ5mmくらいの薄い板のような屋根材です。
「コロニアル」「カラーベスト」と呼ばれることがありますがこれはいずれも商品名で同じものを指します。
1990年代に安さと施工のしやすさで屋根材のトップシェアを占めていました。しかし初期のスレートにはアスベストが含まれており、2000年代にアスベスト問題が顕在化すると一旦シェアが落ちて瓦屋根材に抜かれます。
しかし2010年前半東日本大震災発生後、屋根の軽量化が重視されると再びトップシェアを占めるようになります。
耐久性はさほど高くありませんが、安価で軽量でバリエーションが豊富なことが広く支持された理由です。
第一世代スレート(~1990年ごろ)にはアスベストが含まれている可能性があります。
主成分はセメントで屋根材本体には防水性がないので約10年ごとに塗装によるメンテナンスが必要です。
耐久年数は約20年~25年

アスベスト屋根について詳しくは下記の記事をご参照ください。

スレート屋根について詳しくは下記の記事をご参照ください。

金属屋根

屋根の種類:ガルバリウム鋼鈑

現在では最も多く使われている屋根材。素材によって性能などが異なります。
以前は金属屋根といえばトタンでした。トタンは雨漏りしにくく軽量で安価なため人気がありましたがさびやすく断熱性能に劣るため室内温度があがりやすいというデメリットがありました。
その後1982年ごろにガルバリウムという合金でメッキをしたガルバリウム鋼鈑が登場。
ガルバリウムはアルミニウムを55%。亜鉛を43%含み、耐食性・耐熱性に優れた鋼鈑です。亜鉛の働きでトタンのさびやすいという欠点もカバーし、徐々にトタンに替わって使用されるようになります。
2010年代後半からスレートに代わってガルバリウム鋼板が屋根材のシェアを占めるようになりました。
ガルバリウム鋼鈑はさびにくく耐久性の高い屋根材ですが、15~20年の周期でメンテナンスが必要です。海沿い地域では劣化が早いため早めのメンテナンスをおすすめします。
耐久年数は約30年、沿岸など塩害地域で約15年

金属屋根の種類や各特徴については下記の記事をご参照ください。

アスファルトシングル

屋根の種類:アスファルトシングル

アスファルトシングルとはアメリカで開発された屋根材で、北アメリカでは非常によく流通しています。
ガラスの繊維をアスファルトでコーティングして表面に石粒(砂)を張り付けた屋根材です。
2007年の建築基準法改正によって、日本でも屋根材として使用することが可能になりました。現在の日本のシェアはまた4~5%程度ですが増加傾向にあります。シート状になっており、「防水シートが仕上げ材となった屋根材」とも言われ合理的な屋根材。シート状なので加工がしやすく複雑な形状の屋根にも施工がしやすくなっています。表面に天然石を付着させた商品もあり、これは耐久性・耐候性・デザイン性に優れています。
アスファルトシングルは表面の天然石が保護しておりまた着色の効果もあるため塗装は不要です。10年おきに点検を受けて補修を行いましょう。
耐久年数は約20年~30年

アスファルトシングルについて詳しくは下記の記事をご参照ください。

まとめ

今回は瓦屋根、スレート、金属屋根、アスファルトシングルの四種類の屋根についてご紹介しました。
それぞれ特色があり、耐用年数やメンテナンス頻度も異なります。屋根を選ぶ際には機能や見た目の他にメンテナンス性なども考慮して選ばれるとトータルのコストが安くなります。
もしも屋根の種類がよくわからないという場合は屋根の無料点検を実施してますのでお気軽にお尋ねください。
屋根はなんとなく一生持つようなイメージをもたれている方もおられるかもしれませんが、それぞれ耐久年数があります。耐用年数を超えると葺き替えなどのリフォームが必要になります。
それぞれの屋根に必要なメンテナンスを定期的に行うことで屋根の寿命をのばすことができます。

横浜の屋根のことなら福田総業にご相談ください。

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