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屋根屋のブログ

雨樋の詰まりはどうして起こる?放置してはいけない原因は?

2023/02/13

弊社にもよく「雨樋から水が溢れて水浸しになる」というお問合せをいただきます。
そんな時には雨樋が詰まりを起こしている可能性があります。
普段存在を意識しない雨樋ですが、家を守るために非常に大事な役割をしています。
雨樋から水が溢れて機能しなくなると、外壁を傷めて壁からの雨漏りや、基礎部分への水の侵入など様々なリスクがあります。
定期的に雨樋の掃除行うことでこのリスクを下げられますが梯子を使った掃除は大変危険な作業です。
今回は雨樋の詰まりが起こる原因や放置するリスク、ご自分で安全にできる掃除の方法などについてご紹介します。

雨樋の詰まりによる水のあふれ

雨樋の役割

雨樋の役割は屋根に降った雨を適切に排水することです。
雨樋は大きく分けて軒に水平に設置する軒樋と、壁際に地面から垂直方向に設置される竪樋に分かれます。
軒樋は屋根に降った雨水を集めて縦樋に流し、縦樋は軒樋からの雨水を地面におろして雨水桝などに排水を行います。

雨樋の詰まりを放置してはなぜいけないのか?

外壁の劣化

上記のように雨樋は屋根に降った雨水を排水する役目があり、雨樋が詰まってしまうと排水ができずに雨樋から水が溢れてきます
結局地面に落ちるからいいのでは?と思われるかもしれませんが、家の耐久性に関わる重大なリスクがあります。

敷地が水びたしになってしまう

雨樋は雨水桝に雨水を流すよう設計されており、雨樋の詰まりで排水ができないと敷地に水がそのまま流れこんでしまいます。
特に大量の雨が降ったさいには、敷地そのものに排水能力がなければ、敷地が水びたしになってしまいます。
お隣とつながっているような場合には近隣の敷地まで水浸しになる可能性もあり、ご近所トラブルにもなりかねません。

外壁が劣化して雨漏りリスクが高まる

雨樋から水が溢れて外壁に大量に水がかかるようになってしまうと、外壁を傷めてしまいます
外壁にひび割れやコーキングの劣化があればそこから水が侵入して雨漏りの発生にもつながります。
意外にも壁からの雨漏りというのは多く、外壁に大量の雨がかかるようになるとそれだけ雨漏りリスクも高まります
雨漏りが発生してしまうと高額が費用が必要な場合もあるため、雨樋掃除など定期的なメンテナンスをおすすめします。

基礎の劣化やシロアリの発生

雨樋がオーバーフローを起こして地面に水たまりを作るようになると建物の隙間から水が入り込んで基礎を傷めてしまうことがあります。
また適切に排水されずに溢れた水が樋を固定する金物から柱に浸水して、柱や基礎に水が侵入することで内部の湿度が高まってシロアリの発生リスクが高まることも警告されています。
基礎や柱など建物を支える重大な部分が水分を含むことで木材腐朽菌による腐朽やシロアリ発生が起こると建物の耐久性を大きく下げてしまいます。

雨樋の詰まりの原因は?

落ち葉の堆積

屋根に落ち葉がたまる

風に飛ばされた落ち葉が屋根に落ちてその落ち葉が雨樋に溜まり、やがて詰まりを起こしてしまいます。
近くに公園や街路樹など落葉樹の多い地域では特に起こりやすくなります。

砂、土、泥の堆積

風で舞い上がり飛ばされてきた砂や土などが少しずつ溜まって詰まりを起こすパターンです。
少量であれば雨で流されてしまいますが、長い年月のうちに溜まってしまうと詰まりを起こします。
10年以上点検や掃除をされていないお家によく見られます。

ボールや野鳥の巣の残骸など

野球ボールやバトミントンの羽などの人工物が知らないうちに屋根に飛んできて雨樋に詰まってしまうケースもあります。
他にも鳥が巣作りを行うために運んできた葉っぱや枝などが原因で詰まりを起こすことがあります。
鳥がもし巣を作っていてひなや卵がいる状態の場合、市町村の許可なく取り除くと「鳥獣保護管理法」になってしまいます。
巣を許可なく取り除けるのは巣作りを始めたときや鳥やひながもういない状態だけなので、ひなや卵がいるときには業者に相談しましょう

雨樋の詰まりの解消方法は?

雨樋の詰まりの解消方法は?

雨樋の詰まりを解消する方法をご紹介します。

ご自分で雨樋掃除する場合

用意するもの

・トング、ほうき
・脚立
・パイプクリーナー
・ホース
・ゴミを入れる袋
はしごを使う高さの場合は、高所作業で危険なため必ず2人以上で天候のいい日に行ってください
脚立は一人が支えて固定するようにしてください。

軒樋のゴミを集めて取り除く

まずはほうきでゴミや落ち葉を集めて、トングで取り除きます。
扱いにくければ手袋をはめた手でやると撮りやすいでしょう。

ホースで竪樋に水を流す

次にホースを使って竪樋に水を流すとひどい詰まりでなければ流れ出してきます。
それでもとれず、内部に詰まっているようならパイプクリーナーを使用します。

水を流して再度確認

水が流れるかどうか確認します。樋に破損などがないかもついでに確認しておきましょう。

安全に下から作業する方法

雨樋は二階以上にあり、高所作業となるため危険が伴います。
下から安全にできる雨樋掃除方法もご紹介します。

竪樋の下からごみをかきだす

トングなどをつかって縦樋に詰まっているゴミをかきだします

縦樋を軽くたたいてゴミを落とす

竪樋を軽くたたくことで詰まっているゴミが落ちてくることがあります。強くたたきすぎないように注意しましょう。

業者に雨樋掃除を依頼する

雨樋掃除

屋根や脚立からの転落事故は多く、プロでも高所作業は安全確認をしっかりした上で行う危険な作業です。
屋根上や脚立を使った雨樋掃除は危険が大きいためご自分でされるのはあまりおすすめできません
二階以上の雨樋掃除は、高所作業に慣れたプロの業者に依頼されると安全で確実です。
また、雨樋の掃除だけでなく、屋根の無料点検なども一緒にやっているところが多いため、ほかに異常がないかどうかもついでに点検してもらえます。ついつい面倒で後回しにしてしまいがちな屋根や外壁のチェックも依頼しておくと気づいていなかった異常個所を早めに発見できて安心です。
雨樋掃除を依頼する際には「一緒に屋根や外壁も点検してほしい」と伝えておきましょう。

雨樋の詰まりを防ぐには?

雨樋の掃除を行ったり依頼するのは面倒という方のために、様々な雨樋の詰まりを防止するグッズも販売されています。
たとえば落ち葉除けネットや、落ち葉よけシートがあります。
落ち葉よけシートは、雨水だけを通す仕組みになっており、落ち葉除けネットよりも細かいゴミや土の侵入を防ぐことができます。
雨樋全体に設置するのは高所作業となり危険なため十分に安全に注意してください。
こちらも安全にそして確実に設置をされたい方はプロに依頼することをおすすめいたします。

まとめ

雨樋は普段意識しない場所ですが、屋根に降った雨水を集めて適切に排水を行う重要な役割があります。
ただの雨樋の詰まりだと思って放置してしまうと、外壁からの雨漏りや基礎の劣化、シロアリの発生など建物の耐久性を脅かすリスクがあります。
特に落葉樹が周りにあるような環境の方は一年に一回は雨樋の掃除をされると雨樋の詰まりによるオーバーフローを防止できます。
二回以上での作業は危険なため、プロにご相談されることをおすすめします。
雨樋にゴミが集積するのを防ぐために、落ち葉よけシート等の防止グッズを活用されるのもおすすめです。

雨樋の詰まりや雨樋の掃除、雨樋から水があふれて困っているなど雨樋のことでお困りのことがあれば、エフ・エス屋根までお気軽にご相談ください。
エフ・エス屋根は横浜市港南区で雨漏り修理や屋根修理の他、雨樋工事も承っております。

【雨樋の施工実績】



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