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横浜市栄区 K様邸 駐車場屋根カバー工法・玄関雨樋交換・棟修繕工事など

2022/12/07

駐車場の屋根施工前
駐車場の屋根施工後
下から見た箱樋
下から見た箱樋

お客様のお悩みとご依頼のきっかけ、弊社からのご提案

築約40年の2階建てご自宅1階部分の雨樋から、強い雨が降ると水が溢れてしまい、玄関先が水浸しになり困っているというご相談をいただきました。
3年前に屋根と外壁の塗装工事をされ、その際に依頼をした業者さんに一度修理をお願いされたところ、最近は強い雨が多いため水が溢れてしまうのは仕方がないと説明されて無理やり納得させられたそうです。その時点では樋の詰まりはないと言われたとのことでした。
また、庭先にある鉄製のカーポートの樋からも水が溢れており、こちらも同じ業者さんに修理を依頼したところ、簡単な樋のようなものを取り付ける程度で、やはり大雨の際には水が溢れる状態が続いてしまっているとのことでした。
樋が悪いのか排水が悪いのか調査してほしいというご依頼をいただきました。

玄関先が水浸しになる原因は地面に埋まっている集水枡の詰まりであることが判明したため、集水枡の清掃と雨樋にも施工不良などがあったため交換をご提案いたしました。
また、カーポートの樋からも水が溢れるという点は、カーポートの屋根にある箱樋に大量のヘドロが溜まっていることと劣化で亀裂が入っているためでした。古い箱樋を撤去と新しい箱樋への交換、カーポートの屋根全体が劣化していたのでカバー工法をご提案いたしました。

横浜市栄区 K様邸 駐車場屋根カバー工法・玄関雨樋交換・棟修繕工事など 工事の概要

現場住所 横浜市栄区庄戸
お客様名 K様
施工内容 駐車場屋根カバー工事・玄関雨樋交換・棟修繕工事
施工箇所詳細 集水桝、駐車場屋根、箱樋、母屋の屋根の棟、玄関雨樋
使用屋根材1 駐車場屋根→ガルバ波板
工事金額 ¥538.000(税抜)
その他建材 一階雨樋→PC50
棟→漆喰、プラ貫(人工樹脂製)
カーポート箱樋→自社製作(ガルバリウム鋼鈑)

先日、横浜市栄区庄戸のK様邸にておこなった駐車場屋根カバー工法・玄関雨樋交換・棟修繕工事の様子をご報告します。

横浜市栄区にて駐車場屋根カバー工法・玄関雨樋交換・棟修繕工事|施工内容

以下、工事内容ごとに施工の内容をご紹介いたします。

集水枡の清掃と樋の交換

こちらの集水枡が地面に埋まっているため隙間などから植物のツルが侵入して排水の穴を詰まらせていました。
集水枡は排汚水の合流点や分岐点に設けられ、排水桝とも呼ばれます。

集水桝のつまり掃除

詰まっていた植物のツルや土撤去したところ改善しました。

また、縦樋にも雨樋の傾斜の問題など施工不良が見つかった事と、薬品のようなものが軒樋の中で広範囲にわたり固まっていたため、PC50という軒樋に交換しております。

樋の様子

樋は屋根に降った雨水を流す非常に重要な役割をしています。施工不良や詰まりが発生すると適切に排水が行えず、地面が水浸しになってしまいます。
地面に水が溜まると基礎部分に水が侵入し、基礎が腐食する危険もあるため、雨水が排水されない、地面に水たまりができるなどでお困りの方は早い目にご相談ください。

カーポートの樋の交換

カーポートの樋からも水が溢れるという点についても調査を行いました。こちらの屋根は緩いV字型をしており、その中央に箱樋がある形状をしています。

駐車場屋根

この箱樋に大量のヘドロや錆が溜まっており亀裂も入っていたという状態でした。
下から見た箱樋の状態です。

下から見た箱樋

箱樋が錆びて亀裂が入ってしまっています。
こちらは以前に塗装業者さんに塗装してもらったそうですが、根本的な原因箇所を直さずに塗装しただけなのであまり塗装した意味がなくなっておりました。

こちらが切断して下へ降ろしたところです。

箱樋の内部の様子箱樋の内部の様子

中に大量のヘドロが溜まっています。このためにカーポートの樋から水が溢れていたのですね。

新しい箱樋の製作下から見た箱樋

新しい箱樋を、現在の形状に合わせてガルバリウム鋼板で製作いたしました。

カーポート屋根のカバー工法

また、このカーポートの屋根全体が錆が目立ち、亀裂が入っている箇所もあり、また雨水の流れが良くないことをお客様が以前から気にされていたため、今回カバー工法をご提案いたしました。

こちらは施工前の様子です。

カーポートの屋根施工前

こうした金属を折り曲げた折板(折半)屋根はカーポートや倉庫などによく用いられていますが、葺き替えとなると大きな費用がかかってしまいます。
既存の屋根の構造上、波板を使用すれば下地を作り直さずにそのまま施工できると考え、さらに余計な費用を抑えられる事、屋根の重量も最小限で済む事からガルバリウム波板によるカバー工法をご提案いたしました。
ガルバリウム鋼板はトタンの3~6倍錆に強く、耐用年数も約20年と丈夫な素材です。このガルバリウム鋼板を波状にすることで強度を上げたのがガルバリウム波板(ガルバ波板)です。波状になっているため雨が流れやすく、薄いため軽いのも特徴です。

こちらが施工後の写真です。

駐車場の屋根施工後駐車場の屋根施工後

綺麗になっただけではなく、屋根の耐久性も向上しています。箱樋の問題も改善し、これで排水も問題がなくなりました。

棟の積み直し工事

今回、当初は玄関の雨樋の詰まりの調査でお伺いしておりましたが、玄関だけではなく建物全体の雨樋の詰まりや不具合も調査行うためにドローンで空撮を行いました。
その際、屋根の棟面戸が破損しているのを発見しました。

ドローンで棟の面戸の破損を発見鳥が壊した面戸

面戸とは、「隙間を塞ぐ」という意味でつかわれており、ここでは棟と屋根面との間の隙間のことを指します。
ここに隙間があると雨水が内部に吹き込んでしまうため塞いでいるのですが、それが右の写真ように壊れていました。

破損についてお客様にご報告した所、棟の修繕工事を行うことになりました。
破損の原因は鳥が巣を作る為に壊したようで、既存の棟を撤去したところ、中に鳥の巣がなんと20個も見つかりました

棟の中に鳥の巣が20個もありました。

屋根の中は所々にわずかなスペースがあり冬でも暖かいため、屋根を解体した際に鳥やコウモリなどの生き物が住み着いているという事が多くあります。
鳥の糞尿には強い酸性の成分が含まれているので、屋根の腐食の原因にもなりますし何より感染症になりうる細菌を多く含んでおり不衛生でもありますので、もしも鳥が棟や屋根の内部に巣をつくっているような場合にはお早めの対処をお勧めいたします。

母屋の屋根に使用されているのはナショナル(現在パナソニック)のナショナルニューウェーブという屋根材。
こちらは現在は廃盤になっているので、棟瓦を再利用する棟の積み直し工事を行います。

現在の棟瓦を一旦脇に避けて置いておきます。そして古い貫板も撤去。

撤去して清掃

そして鳥の巣と破損した面戸を撤去して清掃を行います。

新しい貫板を設置

次に軒を固定するために新しい貫板を設置します。
通常貫板は木材ですが、木材は腐食に弱いため、弊社では腐食しない人工樹脂製の貫板を使用しています。
そして棟瓦を元に戻して、面戸を漆喰で施工します。

新しい面戸の施工

棟の漆喰は棟瓦を固定する役割とともに、雨風の吹き込みを防止しています。
ニューウェーブの波板形状に馴染むことと、漆喰が固まると強度が出て鳥が来ても壊せないこと、メンテナンスや補修がしやすいことを理由に漆喰を採用しています。

施工不良箇所や屋根の補修

こちらの屋根ですが屋根塗装を3年前に行われたそうですが、全体的に適切な下地処理がされておらず、ただ上からベタ塗りしただけの状態のため、あまり塗装した意味がなくなっていました。
屋根では、ビスの抜けや屋根のヒビを補修せずにそのまま塗っているような状況です。

ビスが抜けかけている屋根のヒビ割れもそのまま

今回、こうしたビスの抜けは隙間がでないようにシーリングしてからビスを締め直し、屋根のヒビも修繕を行っています。

ビス締め直し

大変残念なことですが、現地調査に伺ったお客様の60%はこういった塗装工事による施工不良や手抜き工事が見受けられます
最も多いのは下地処理を適切に行わずに塗装してしまうパターン、そして2番目に多いのが通常3回塗らなければならないところを1回しか塗っていない(ベタ塗り)してしまうパターンです。
塗装は現在の下地を適切に補修する下地処理を行わないと、どれだけいい塗料で塗装をしてもあまり意味がありません。下手をすると塗装して2~3年でせっかく行った塗装が剥がれてしまうこともあります。
また下塗り、中塗り、上塗りという塗装の基本を行わないと、塗料の防水性・防カビ性などの本来の効果を発揮することができません。

今回の工事で改善された点

駐車場屋根のカバー工事を行うことで屋根の耐用年数が延び、また中心にある箱樋も新しく作り直したため、雨水の詰まりが解消されました
また母屋の棟も中に鳥の巣が20個もありましたが撤去して新しく棟を積み直し、漆喰も補修したため屋根の劣化や雨漏りのリスクが改善されています。

お客様の声

K様からは弊社のアンケートフォームからお客様の声も頂戴いたしました。誠にありがとうございます。

施工担当者より

工事で気を付けたこと

今回の現場では、棟の中の状態や、駐車場屋根の箱樋など中を開けてみないと分からない部分が多くあったため、お客様には事前に考えられる状況や数パターンの施工方法をしっかりとご説明致しました。
実際の工事では臨機応変に対処しなければならない工事でしたので、資材を現場で加工したり施工方法を変更したりして対応いたしました。

お客様へのお礼

K様、この度は弊社にご依頼いただきまして誠にありがとうございました。
安心してお過ごしできるように、原因に対して各所しっかりと施工しております。
もし今後何かご不安な点などございましたらどうぞお気軽にご相談くださいませ。

別の業者さんの施工不良による不具合によるご相談も多くいただいております。
「訪問業者にこんなことを言われたんだけど不安」「セカンドオピニオンが聞きたい」など屋根や外壁、雨樋などでご不安なことがありましたらお気軽にご相談ください。
現地調査・ご相談は無料で行っております。
ドローンを使用するなど綿密な調査を行い、原因を究明し、「なぜこうなっているのか」をご説明いたします。

横浜市の屋根修理、雨漏り修理、雨樋工事は福田総業へお任せ下さい。

この施工は私が担当しました

エス・エフ屋根(株式会社福田総業) 代表:福田 隼(ふくだ はやと)

エス・エフ屋根(株式会社福田総業) 代表:福田 隼

横浜で明治から三代続く板金屋に生まれ、県内で3本の指に入る板金職人の元で修行をしたのち2020年に株式会社福田総業を設立。常によりよい工事が提供できるよう、新旧の技術の習得と常に技を磨くことにつとめています。
2019年には神奈川県 青年優秀技能者、2016年には横浜市 優秀技能者に表彰。一級建築板金技能士、石綿調査資格者、石綿作業主任者資格証、ドローン操縦技能資格など各資格も取得。
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