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雨漏りにつながる?雨樋のオーバーフローのもたらす危険性と原因・解決方法

2023/02/28

屋根に降った雨は、軒に設置された雨樋に集められて、地面や下水、雨水桝へと排水されるように設計されています。
通常なら何事もなくスムーズに流れますがオーバーフローして水があふれていると心配になりますよね。
でも水があふれるくらいなら大丈夫と後回しにしてしまうと、雨漏りの原因になるなど大きな被害へとつながってしまいます。
今回は、雨樋のオーバーフローがなぜ起こるのかその原因と、放置する危険性、そして解決方法をご紹介します。
ご自宅の雨樋がオーバーフローを起こしていて悩んでいるという方、ぜひ参考にされてみてください。

雨樋のオーバーフロー

雨樋のオーバーフローの原因と解決方法は?

落ち葉やゴミが詰まる

雨樋の詰まり

屋根には風に乗って運ばれてきた様々なゴミや埃、砂、そして落ち葉などが堆積していきます。
そして雨が降ると雨水と一緒に流されて雨樋に至り、小さなものなら雨水と一緒に排水されますが落ち葉などは流れきれずにどんどん溜まり、砂やゴミなども流れにくくなりやがて詰まりを起こします。
詰まりは軒に取り付けられた軒樋から外壁に沿って取り付けられた竪樋を連結する落とし口で発生することが多くみられます。
特にまわりに街路樹や公園、神社など落葉樹の多い環境では詰まりが発生しやすくなります。

解決方法

雨樋を詰まらせないように定期的に点検と清掃を行いましょう。高所作業のため、業者に依頼すると安心です。木が近くに多い場合は落ち葉防止ネットなどの使用も考慮してみてください。

雨樋の歪み

雨樋は屋根からの水を、スムーズに排水するために勾配がつけられています。
しかし雨樋を固定している金具の劣化や、強風による衝撃などで雨樋に歪みや曲がりが発生して勾配にずれが生じると適切に排水できなくなってしまいます。
スムーズな排水を阻害されてしまうと大量の水を処理しきれず、オーバーフローが発生してしまいます。

解決方法

雨樋の歪みがある場合には雨樋を固定している支持金具を調整する必要があります。大きくゆがんでいる場合や曲がっている場合には雨樋の交換が必要な場合があります。

大雨などによる許容量超え

近年増加傾向にあるゲリラ豪雨や、台風による大雨によって雨樋の許容量を超える雨が一度に降った場合に、雨樋から水が溢れてオーバーフローを起こしてしまいます。
雨樋には直径や形状が様々あり、屋根の広さや形状によって必要な雨樋のサイズなども異なります。

解決方法

屋根や建物にたいして適切なサイズの雨樋が設置されている事が重要です。

雨樋の破損や経年劣化、施工不良

雨樋の不良工事部分 接続されていない

一般に最も流通している雨樋は塩化ビニール製です。塩ビは紫外線に弱く、だんだんと脆くなっていきます。脆くなった雨樋に地震や強風で衝撃が加わると破損を起こすことがあります。雨樋に破損が起こるとその箇所から雨水が溢れて本来かかるべきではない場所に大量の雨水がかかったり、また歪みが生じてオーバーフローが発生してします。ほかにも雨樋がきちんと接続されていない、しっかり固定されていないなどの施工不良があった場合にもオーバーフローの原因になります。

解決方法

雨樋の破損や劣化、施工不良がある場合には専門業者に修理や交換を依頼してください。

屋根材の変更

施工後写真1

屋根材によって雨水の軌道が変わり、軒先水切りの仕様が異なることがあるため、屋根材を変更すると雨樋の変更が必要なことがあります。
例えば瓦屋根とスレート屋根では雨水の軌道は大きく異なり、雨樋の取り付け位置も代わってきます。
スレート屋根から金属屋根にカバー工法した場合や、瓦屋根から金属屋根に葺き替えした場合など屋根材が大きく変更された場合、軒の出の幅も異なるため雨樋の取り付け位置が適切でない場合、オーバーフローの原因になります。

解決方法

葺き替えやカバー工法を行った後にオーバーフローが起こる場合、雨樋が新しい屋根にたいして設置位置などが適切でないケースが考えられます。施工した業者に相談してみてください。

雨樋のオーバーフローのもたらす危険性

雨樋がオーバーフローするとどんなリスクがあるのでしょうか?

雨漏りの原因になる

雨樋がオーバーフローを起こすと、適切に排水されずに地面のそのまま流されて大量の水はねが起こったり、地面が水浸しになることで基礎に水が侵入して床などで雨漏りを発生させてしまいます。
また、雨樋からあふれた水が大量に外壁に当たることで外壁にひび割れやコーキングの劣化による隙間がある場合にはそこから侵入して外壁からの雨漏りを起こしてしまいます。

建物を劣化させる

本来水が大量に当たらないように設計されている場所に雨樋から溢れた水がかかることで、外壁などの劣化が早まってしまいます。
もし内部に水が侵入すると木材が水に触れて湿り木材の腐食を招いて建物の耐久性を大きく低下させてしまいます。建物の腐食や劣化が進むと天井が落ちたり、地震によって建物が倒壊するリスクも高まります。

ご近所とのトラブル

雨樋から溢れた水がご自分の敷地内ではなく、隣家との距離があまりない場合、隣の家の外壁や車などにかかってしまって汚したり騒音を発生したり、お隣の庭が地面が水浸しにしてしまうことがあります。
ご近所トラブルは小さなきっかけでも起こることがあります。もしもご自分の家の雨樋のオーバーフローが原因でご近所で雨漏りが発生すれば深刻なトラブルになってしまいます。

カビやコケ、シロアリの発生

壁の内部に水が侵入するとカビの発生につながります。また湿った木材はシロアリの好物のためシロアリに発生リスクも高くなります。
外壁が溢れた水に大量に濡れることで湿り気を帯びてコケが発生しやすくなります。コケが発生するとそこに常に水分が溜まるようになり、建材の劣化を促進してしまいます。

まとめ

雨樋のオーバーフローは落ち葉やゴミの詰まりや、雨樋の歪みなどによって発生します。
放置してしまうと建材の劣化や、雨漏りを起こし、建物そのものの耐久性を劣化させる要因にもなります。他にもご近所トラブルの種になったり、カビやコケの発生など様々なリスクがあります。
雨樋のオーバーフローが起こった際には点検や掃除を行ってみてください。
高所作業のため、専門業者に依頼すると安心です。

横浜市や周辺にて雨樋の調査や修理など雨樋工事は福田総業にお任せ下さい。

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