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屋根屋のブログ

ルーフバルコニーは雨漏りしやすい?メリットデメリットや補修方法

2022/10/04

戸建てでバーベキューをしたり、ガーデニングを楽しむような庭がほしいけれどもスペースがなく、解放感ある屋上でアウトドアを楽しみたいという方も増えています。
ここ横浜でも特に海の近くの地域では海の眺望を楽しめるルーフバルコニー付きのマンションや戸建てが人気があるようです。

ルーフバルコニーとはルーフテラスやルーフガーデンとも呼ばれ、下の階の屋根部分を利用した屋根のない屋外スペースを指します。
一般のバルコニーよりも広く、屋根がないため開放感があります。
今回はそんなルーフバルコニーのメリットやデメリット、そして雨漏りが起こる場所や、発生する原因をご紹介します。

ルーフバルコニーの雨漏りリスクについて

ルーフバルコニーのメリット

ルーフバルコニーのメリット

ルーフバルコニーの魅力はなんといっても開放感でしょう。
上階にあり周囲を高い建物に囲まれていなければ景観を楽しむこともできます。
シーツなどの大型な洗濯物をたくさん干すこともでき、また子供たちとプールをしたり、ガーデニングやバーベキューを楽しんだり、カフェテラスのように使うなど、スペースの問題で庭を設けることができなくても庭のように活用できます。

ルーフバルコニーのデメリット

魅力が多い一方で、現実的なデメリットもあります。
ルーフバルコニーの表面には防水工事が施されていますが、屋根がない分、紫外線や風雨の影響を受けやすく、適切な防水工事がされていないと雨漏りしやすくなってしまいます。
台風が多い日本の風土で、木造住宅にルーフバルコニーを雨漏りなく施工するのはそもそも難易度が高い工事でもあります。
防水工事は永遠にもつものではないため、10年に一度は定期的なメンテナンスが欠かせません。
また落ち葉などゴミがたまりやすいので、排水溝のまわりも定期的にチェックして掃除する必要もあります。
他にも現実的な問題として、近所への騒音の対策や、プライバシーの対策、転落対策が必要なことがあげられます。

ルーフバルコニーからの雨漏りの発生箇所と原因

「ルーフバルコニー」は名前の通り、階下の屋根の上に設けられてバルコニーです。
ルーフバルコニーの床部分が下の階の屋根になっており、下階と梁でつながっており、なんらかの原因でルーフバルコニーに破損や劣化が起こった際、この下階とつなぐ梁をつたって雨水が落ち、下の階の天井から水が滴ってきます。

防水の劣化・防水切れによる雨漏り

防水の劣化・防水切れ

ルーフバルコニーの表面には防水処理がされています。
この防水層の表面は紫外線などによってゆっくりと劣化するため、もしもメンテナンスを怠ると、防水の種類によって、ひび割れやシートの膨れ・破断、塗膜の減耗などが発生します。
他にも地震などによって建物が振動し、それに追従できずに防水が切れることがあります。
そうして生じた隙間から雨水が侵入して建物内部に到達し、雨漏りを起こします。
その雨漏りはすぐ下の室内に現れます。
ルーフバルコニーの雨漏りは天井の梁部分から雨水が落ちてくることが多いです。
これは、内部に侵入した雨水が梁を伝って室内へと侵入してくるためです。

立上り部分からの雨漏り

ルーフバルコニーの立ち上がり壁

ルーフバルコニーには周辺に床に対して垂直に立ち上がった立ち上がり壁を設けますが、この立ち上がり部分から雨漏りがよく発生します。
台風やゲリラ豪雨の際の暴風雨が発生すると、叩きつける雨の力が強く、床から跳ね上がった雨が立ち上がり部分やサッシの裏側など普段は雨が届かない場所まで飛んで、そこに傷や穴などの劣化が生じている場合には内部に雨水が侵入しやすくなります。
立ち上がり部分やサッシの裏側にしっかり水切りができていない場合、こうした暴風雨で普段雨水が飛んでこない箇所にまで雨水がかかると雨漏りしてしまいます。
デザインや見た目を重視してサッシの立ち上がりをあまり低くすると雨漏りの危険は高まります。

笠木からの雨漏り

ルーフバルコニーの立ち上がり壁の上には笠木が施工されています。
この笠木と手摺を止めるビスや釘の劣化や、笠木そのものの劣化によってそこから徐々に雨水が侵入し、内部の木材を腐食して雨漏りへと発展します。

ルーフバルコニーからの雨漏り修理費用

ルーフバルコニーから雨漏りが発生した場合の修理費用はいくらかかるのか気になる方は多いのではないでしょうか?
床の防水層の劣化が原因で、防水工事を行う場合には、FRP防水では1㎡あたり4,000~8,000円前後、ウレタン防水は1㎡あたり3,000~7,500円程度が相場です。
ルーフバルコニーの笠木の補修は、部分修理や交換など修理の範囲にもよりますが、5万円〜15万円程度です。
雨漏りが進行して、床や外壁の腐食やシロアリが発生している場合にはさらに追加で費用がかかってきます。
全体に劣化している場合や、大規模な修繕が必要な場合には、リフォームが必要となることもあります。
雨漏り修理費用を抑えるためにも、雨漏りの症状を見つけたらすぐに修理を雨漏り修理の専門業者に依頼してください。
雨漏りは進行すると修理費用も高額になってしまいます。

まとめ

魅力あるルーフバルコニーですが、風雨に晒される場所のため、場所にあった適切な防水の施工と、定期的なメンテナンスが雨漏りを防ぐためにも重要になります。
もしメンテナンスを怠ると、建物の腐食や雨漏りによって、メンテナンス費用よりも大きな工事費用が発生してしまいます。
横浜市や周辺にて、ルーフバルコニーのメンテナンスや雨漏り修理に関してお悩みの方は福田総業までご相談ください。

ルーフバルコニー(ルーフデッキ)の施工事例:川崎市幸区にて屋上ルーフデッキ雨漏り修理

【参考記事】

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