横浜市港南区 I様邸 雨漏り修理、葺き替え工事、外壁塗装など

2022/10/18

I様邸外観(工事前)
I様邸外観(工事後)
I様邸屋根葺き替え前
I様邸屋根葺き替え後

お客様のお悩みとご依頼のきっかけ、弊社からのご提案

こちらのI様の娘さんに弊社のInstagramをフォローしていただいており、実家の外壁にヒビが入ってるから見て欲しいとのご依頼をいただきました。
今まで古いお付き合いの工務店さんに工事を依頼していたそうですが、適切な施行がなされていなかった為に外壁や破風板などが酷く痛んでおり、笠木からは漏水し雨漏りが発生している状態でした。

雨漏りの原因は、ベランダの笠木部分に施工不良があったためであり、そこから漏水を起こしていました。雨漏り箇所の補修と、外壁の補修に加えて外壁が劣化していたため外壁塗装をご提案いたしました。
また屋根が全体に劣化していたので、お客様との相談の上、葺き替え工事を行いました。調査した結果、破風板とベランダも劣化が目立っている箇所があったためそれぞれの補修工事も行っております。

横浜市港南区 I様邸 雨漏り修理、葺き替え工事、外壁塗装など 工事の概要

現場住所 横浜市港南区大久保
お客様名 I様
施工内容 屋根葺替え、外壁塗装、雨樋交換、破風・笠木板金工事、門扉交換工事、内装工事
施工箇所詳細 屋根、外壁、付帯部、雨樋、破風、笠木、門扉、キッチン壁面、和室壁面
施工期間 2ヶ月程度
使用屋根材1 横暖ルーフαs
工事金額 2,530,000円(税抜)
その他建材 外壁→エスケープレミアムシリコン(エスケー化研)
雨樋→アーバントップΣ90
破風・笠木→ガルバリウム鋼板
門扉→ブルーム門扉5型[両開き](四国化成)
壁面(キッチン)→ガルバリウム鋼板
壁面(和室)→プラスターボード、聚楽調クロス

横浜市港南区 I様邸 雨漏り修理、葺き替え工事、外壁塗装など|施工内容

先日、横浜市港南区大久保のI様よりご依頼をいただき、雨漏り修理、屋根葺替え、外壁塗装、雨樋交換、破風・笠木板金工事、ベランダ防水工事、門扉交換工事、内装工事を行いました。

外壁と屋根の補修の後に、お客様から追加でご依頼をいただき、門扉交換、キッチンと和室の壁面補修などの内装工事なども行っております。

以下、工事の内容ごとに施工の詳細をご紹介します。

屋根葺き替え

屋根葺き替え施工前瓦のひび割れ

補修前の屋根の状態です。
以前の屋根は平瓦(F型)を使用されていました。平瓦は平板瓦ともいい、通常の瓦のように波のないフラットタイプの瓦です。
棟にも同質の瓦の棟を使用していますがこちらにもひび割れが見られました。
かなり劣化が進行し、全体的に割れが発生し、コケも生えていました。劣化が進行してこのように割れが多くなると雨水が侵入し、下地も痛めてしまいます。

下地の腐食

屋根を剥がすと瓦屋根を固定する瓦桟が腐食していました。下地材が全体に傷んでいたことと、屋根の軽量化をご希望されていたため、屋根の葺き替えを行います。

野地板張り増し防水シート施工

既存の屋根を剥がして腐食した瓦桟とともに撤去します。
上から新しい野地板を張っていきます。野地板は普段は屋根材に隠れて見えませんが、屋根を支える重要な箇所です。既存の野地板は張替えるほど傷んでいなかったため、上から重ね張りを行いました。
そして野地板の上から新しいルーフィングを貼っていきます。
弊社では、一般によく使用されるアスファルトルーフィングよりも耐久性にすぐれた改質アスファルトルーフィングを使用しております。

ルーフィングは最終的に屋根を雨漏りから守る重要な下地材です。安いものを使ってしまうと耐久性に劣り、上の屋根材に不具合があった際に雨漏りしやすくなってしまいます。安い工事では最も安価な「アスファルトルーフィング940」が使用されていることが多いため、見積書などを確認されてみてください。

横暖ルーフ施工

ルーフィングの上から屋根材を施工します。
今回使用したのは、ニチハの「横暖ルーフαs」。素材はガルバリウム鋼鈑で、断熱材一体型となっています。屋根材を接合する嵌合部にまで断熱材が貼られており、耐久性と断熱性に優れた屋根材です。

横暖ルーフは弊社のおすすめの屋根材でもあります。

棟にはガルバリウム板金を施工し、下地には木ではなく腐食しにくい人工樹脂を使用しました。

破風の劣化破風も修繕しました

劣化していた屋根の破風板もガルバリウム鋼板で補修を行っております。

雨樋も劣化が進んでいたので、費用対効果のバランスが良いアーバントップΣ90に交換しています。

ベランダの雨漏り修理・笠木の補修

笠木の釘から漏水笠木の漏水から外壁が劣化

ベランダの雨漏りの様子です。左の写真のように、ベランダ横の笠木の釘が2本打ってある箇所(写真の赤丸)から漏水を起こしていました。

そして右の写真のように笠木の下の壁の中に水が溜まり、外壁が酷く傷んでしまっていました。
以前工事をされた工務店さんは、この漏水の原因となる笠木を修繕せずに外壁塗装を行ったために、より一層水が溜まりやすい状況(入った水が抜けるクラックなどが塞がった)になってしまい腐食範囲が広がったと考えられます。

ベランダや、ベランダの手すり部分をカバーする笠木は意外と雨漏りしやすい箇所でもあります。

雨漏り修理を行う際に重要なことは、どこから漏水が発生しているのか原因を突き止めて修繕を行うことです。そうしないと余計に内部の腐食が進行してしまいます。
まずは笠木の漏水箇所を補修してから、外壁塗装に入っていきます。

外壁塗装

外壁のひび割れ外壁の剥がれ

こちらは外壁の様子です。全体にひび割れ、剥がれが見られました。

外壁の下地補修

まずは高圧洗浄で全体に汚れを落とし、剥落箇所やひび割れなどの下地補修を行ってから、下塗りを行っていきます。
この下地補修は地味で上から塗ってしまうと見えなくなってしまう工程ではありますが、ここをおろそかにしてしまうと、塗った後で塗装が剥がれるなどの不具合が発生しまう大変重要な過程です。

外壁塗装下塗り外壁塗装中塗り

塗装は下塗り、中塗り、上塗りと順に行っていきます。
はじめに行う下塗りは、下地となじませて、中塗りや上塗りをしっかりと下地に密着させる役割があります。下塗りの後は、中塗りと上塗りで仕上げていきます。
外壁の塗料には耐久性と耐候性に優れるエスケー化研の「エスケープレミアムシリコン」を使用しました。

庇の塗装軒裏の塗装庇の塗装換気フードの塗装

軒裏、玄関の庇、換気扇などの附帯部も劣化が見られたため、必要な補修を行ってから塗装を行っています。

今回漏水を起こしていた笠木部分は、修理の後、ガルバリウム鋼鈑を新しく施工しています。

笠木のガルバリウム鋼鈑による補修

ベランダ防水工事

ベランダ防水工事前

ベランダも劣化が進んでいたため防水工事を行いました。
ベランダには防水工事という特殊な防水性の高い工事がもともと施工されていますが、表面が劣化するとコケやカビなどが生えやすくなります。
これはベランダの防水機能が劣化しているサインです。防水工事は定期的に塗り替えを行わないと耐用年数が切れて雨漏りを起こしてしまいます。

ベランダ防水工事ベランダ防水工事

今回はウレタン塗装防水を施工しました。
ウレタン防水は、液体状のウレタン樹脂を幾層も塗り固めて乾燥させて防水層を作る防水工事です。継ぎ目のない防水層ができあがり、狭い箇所でも形状や材質を問わずに施工が可能です。

門扉交換

門扉交換(交換前)門扉交換(交換後)

門扉も塗装の剥落など全体に劣化していました。外観を損なわずお洒落でリーズナブルな四国化成の「ブルーム門扉」へと交換しています。

施工後の様子

こちらが施工後の外観の様子です。
漏水箇所を特定した上補修し、またひび割れなども一つ一つ補修した上で塗装を行っております。

I様邸外観(工事後)I様邸工事完了

以下は追加でご発注いただいた内装リフォーム工事です。

内装リフォーム

キッチン壁面補修

今回最初は外壁・屋根・ベランダの修理のご依頼だったのですが、さらに内装工事も追加でご依頼をいただきました。

壁面板金工事 工事前壁面板金工事 工事前

こちらはキッチンの壁面が、冷蔵庫からの湿気によって腐食を起こしていました。
壁面板金工事 工事あと壁面板金工事 工事前

上からガルバリウム鋼板を加工して貼って補修しています。
こちらの工事の詳細は、「現場レポート:横浜市港南区大久保 I様 壁面板金工事」をご覧ください。

和室壁面改修

さらに和室の壁の補修も行っております。

和室壁面改修施工前

こちらは元の壁が聚楽(砂壁)でしたが、経年劣化により砂が落ちて禿げてしまっていました。

和室プラスターボード施工和室聚楽調クロス施工

下地にプラスターボードを施工し、上から聚楽(じゅらく)調クロスで仕上げました。
プラスターボードは、石膏プラスターを芯材として板状に形成した建築資材です。
プラスターボードで最も有名なものは石膏を主成分とした石膏ボードです。
このプラスターボートの上から聚楽調クロスを貼っていきます。
今回聚楽の塗り直しは行わず、クロス仕上げにした理由は、クロス仕上げの方が価格が安く、工期も一日と短く、そして劣化した際に安く簡単に張り替えられるというメンテナンス性の高さのためです。

工事によって改善した点

適切な工事がされていなかったことが原因で発生していた笠木からの漏水によって外壁の傷みが生じていましたが、下人を特定して補修したためを補修を行いました。そして外壁のひび割れ箇所を補修した上で塗装を行ったので漏水による壁へのダメージが止まり、壁全体の防水性や耐久性が向上しています。
またひび割れや苔が発生し、下地まで傷んでいた屋根を葺き替えたため屋根の耐久性が向上しました。
他にもベランダ防水や傷んでいた破風板の補修を行ったことで雨漏りリスクも全体に低下しました。
そしてキッチンや和室の壁面の補修なども合わせて行ったことで内外の美観が回復しました。

施工担当者より

工事中に特に気を付けた点

工事中は悪天候の影響などもあり、長期間足場をかけっぱなしになってしまうことや、門扉撤去の際に大きな音が出てしまう為、ご近所様への配慮やご挨拶などを徹底するように心がけました。

お客様へのお礼

I様、この度は弊社にたくさんの工事をご依頼いただきまして誠にありがとうございました。
お客様にも漏水が止まり安心した、きれいになったとお喜びいただけ、大変うれしく存じます。
今後もし何かご不安な点や、お困りのことがございましたらどうぞお気軽にご相談ください。迅速に対応いたします。

お伝えしたいこと

適切な工事がされていないと、せっかく工事を依頼されたのに直らないばかりか、傷みが悪化してしまうこともあります。
業者を選ばれる際には、ご希望の工事の実績があるかどうか、相見積もりをとるなど比較検討されることをおすすめいたします。
その際に安さだけではなく、適切な工事を適切に施工行うかどうか内容の検討も一緒にされることが施工不良に合わないためにも重要です。
屋根修理を行われる際に、外壁も一緒に工事をされると足場代を立てるのが一度に住むため、足場代を節約できます。

横浜市や近郊にて雨漏りが治らないなど雨漏り修理や、屋根葺替え、外壁塗装などお考えの方はぜひ一度福田総業にご相談ください。
雨漏りの元を調査し、雨漏りの原因を突き止め適切な施工を行います。

この施工は私が担当しました

株式会社福田総業 代表:福田 隼(ふくだ はやと)

株式会社福田総業 代表:福田 隼

横浜で明治から三代続く板金屋に生まれ、県内で3本の指に入る板金職人の元で修行をしたのち2020年に株式会社福田総業を設立。常によりよい工事が提供できるよう、新旧の技術の習得と常に技を磨くことにつとめています。
2019年には神奈川県 青年優秀技能者、2016年には横浜市 優秀技能者に表彰。一級建築板金技能士、石綿調査資格者、石綿作業主任者資格証、ドローン操縦技能資格など各資格も取得。
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