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屋根屋のブログ

屋根や外壁塗装の手抜き工事に合わないためには?事例と見極め方

2022/12/08

こんにちは、横浜市の屋根修理専門店・福田総業です。
現地調査のご依頼を受けて伺うと、残念なことに60%は下地処理を行わないなどの施工不良や手抜き工事が見受けられます。
せっかく高い工事費用をお支払いになったのに、数年で劣化してしまった工事を見ると悲しくなります。
こちらでは、実際にあった具体的を挙げながら、このような手抜き工事に合わないためにどんな点に注意すればいいのかをご紹介いたします。

屋根や外壁塗装の手抜き工事の事例

下地処理が不十分

最も多いのが屋根材のヒビを修復せずに上から塗っている、ビスが緩んでいるのを直していないなど塗装を行う前の下地処理を行っていない場合です。
こちらでは屋根のビス抜けがそのままになっており、またひび割れも修理しない前そのまま塗装を行っていました。

ビス抜けがそのままになっているひび割れを直さず塗装

塗装は、こうした下地処理をしっかり行わないと、高くていい塗料を使ったとしても長持ちせず、数年で塗装が剥がれてしまうこともあります。

外壁塗装でも同様で、外壁の状態をしっかりと調査してクラックがあれば状態に合わせた補修を行い、錆を落として汚れを落とすなどの塗装前の下地処理が大変重要です。下地処理によって塗装の出来栄えが決まると行っても過言ではありません。
塗装は単に塗るだけではなく、補修を伴う工事でもあります。

根本的な原因を直していない

雨漏り修理では特に、根本的な原因を直さないまま塗装をしてしまったり、コーキングだけで済ませてしまい、雨漏りが直らず何度も修理したり、よけいに拡大してしまう例があります。
こちらの事例では、箱樋から水が溢れて雨漏りしていました。箱樋に大量のヘドロや錆が溜まっており亀裂も入っていたのが原因ですが、前に修理した業者は根本的な修理を行わず上から塗装しただけで済ませてしまっており、せっかく塗装をした意味がなくなっていました。

下から見た箱樋

またこちらの事例では、ベランダで雨漏りが発生していました。原因は、ベランダの笠木の釘が上に2本打ってある箇所(写真の赤丸)から漏水を起こしていました。

笠木の釘から漏水

そこから侵入した雨が外壁に浸透した結果、外壁が酷く傷んでしまっていました。
前回修理された業者は、この漏水の原因を修理せずに、そのまま外壁塗装を行ったため、水の逃げ道になっていたクラックをふさいだことでより腐食の範囲が広がり悪化していました。

塗装を一回しか塗らない

次に多いのが、本来ならば下塗り、中塗り、上塗りと三度塗りが基本のところを一回しか塗っていない場合です。
塗料によって塗装回数は決められており、基本は三度塗りです。これを守らず一度しか塗らないと塗料の塗膜によって屋根や外壁を守るという大切な役目が果たせません。せっかく高いお金を払ったのに、屋根塗装や外壁塗装を行った意味がなくなってしまいます。

屋根や外壁塗装の手抜き工事に合わないために~業者の見極め方

外壁塗装や屋根塗装、屋根修理は一生に何度も行う工事ではないため、どこに頼めばいいのか、どんな風に探せばいいのかわからないという方も多いかと思います。
こうした手抜き工事をしない業者を見極める、悪徳業者にひっかからないポイントをいくつかご紹介します。

見積が高いなど不信感を抱いたら保留にする

なにか不信感を覚えたらその場で依頼でせずに、断って下さい。横浜市や川崎市などでも訪問販売による被害が増えています。
「このままだと雨漏りします」「今なら足場無料」など危機を煽るような言葉や甘い言葉で契約を迫るケースがありますが、塗装しなければすぐに雨漏りするということはありません。また足場無料もその分上乗せされているケースもあるため、こうした言葉には注意してください。
その場で契約を迫ってくるような業者は避けた方が安全です。
相見積もりをとって複数社を比較し、金額や工事の内容などしっかり検討されることをおすすめします。

専門的な調査をしてくれるか

雨漏り発見!自分で応急措置できる? 3つの方法をご紹介!

今起きている問題を解決するためには、何が原因でそれが起こっているのかを突き止めることが重要です。
雨漏りは特に発生箇所の特定が困難なため、専門的な調査をせずに見積をだしてくるような業者には注意してください。

説明をきちんとしてくれるか

今の不具合がなぜ起こっているのか、見積についてなぜその金額なのか、なぜその工事が必要なのかということをしっかり説明してくれるところは、きちんと調査を行い原因がはっきりしているということになります。
何か不明な点があれば質問をして、ご自分の納得のいく答えが得られなければ一旦保留にするのも高い工事で後悔しないポイントです。

見積が明解かどうか

見積見本

見積の内容が「●●一式」「塗装パック」など不明瞭な場合は、どこまで含まれるのか、どんな建材を使用するのかわからず不安になるかと思います。
こうした会社が全て悪いわけではありませんが、不明な場合は細目を明記してもらうと安心感があり、ごまかしを防ぐこともできます。

HPで施工実績をチェック

今は多くの会社がホームページを運営しています。気になる会社があればそこをネットで調べて該当の工事に実績があるかどうか、口コミはどうかなど確認してみましょう。

まとめ

屋根や外壁塗装の手抜き工事の具体的な事例をご紹介しました。
実際に現地調査にうかがうと6割近くこうした手抜き工事に合います。せっかく工事されたお客様にどう伝えたものか頭を抱えてしまいます。
多くの会社があるからこそ、塗装業者・屋根業者選びが難しいのは事実です。
外壁塗装や屋根修理はけして安い工事ではありません。せっかく工事をしたのにそれが原因で悪化したというのは本当に悲しいことです。
今回ご紹介したポイントをチェックされてみて、納得の行く業者を見つける一助になれば幸いです。

横浜市などで屋根修理や外壁塗装をお考えの際は福田総業にもぜひご相談ください。
「訪問業者にこんなことを言われたんだけど…」「セカンドオピニオンが聞きたい」などのご相談も大歓迎です。
状況に応じてドローンで空撮を行い、お客様に写真を見ていただきながらご説明を行っております。
私たちは、屋根修理や雨漏り修理、外壁塗装は暮らしを守る大切な工事と考えています。
工事を行うことで、お客様に安心がご提供できるように、そして信頼いただけるよう努めてまいります。

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