カーポートからの雨漏りの原因と対処方法をご紹介

2022/11/04

こんにちは、横浜市港南区の雨漏り修理・屋根修理の専門店「福田総業」です。
ご自宅のカーポートから雨漏りしてしまうと大切な車が濡れてしまい、家から車に乗り込む際などにも濡れてしまって困りますよね。
今回はカーポートから雨漏りする原因と対処方法などについてご紹介します。

カーポートからの雨漏り

カーポートから雨漏りする原因

雨樋が詰まっている

カーポートの雨樋

カーポートにも屋根のように、カーポートに降った雨を適切に地面や排水溝に排水する雨樋がついています。
フレーム部分は隠れるような形になっていたりしてややわかりづらいのですが、重要な役割を果たしています。
この雨樋が落ち葉などで詰まってしまうと、適切に排水されずに雨漏りが発生してしまいます
カーポートに近くに大きな木などがあると特に発生しやすくなります。
屋根からの水を受ける部分と、その水を地面まで排水する縦の部分がよく詰まりやすいので、この部分を定期的に掃除することで予防できます。
特に周辺に樹木が多い場合には、落ち葉除けネットを雨樋に設置することで、雨樋に落ち葉が詰まることを防げます。

コーキングの劣化

カーポートは各部材の継ぎ目を接合するためにコーキング処理されていることが一般的です。
コーキングは紫外線によって劣化するため、屋外に設置されたカーポートのコーキング劣化は避けられないものといえます。
コーキングが劣化するとやせ細ったり、ひび割れが発生し、その隙間から水が侵入して雨漏りが起こります。
まれにですが、設置した業者がコーキングをするのを忘れているような場合もあります。
アルミと樹脂キャップを合わせる部分や縦樋を接続する部分が劣化して雨漏りが発生することが多いようです。定期的に劣化していないかチェックしておきましょう。

カーポートの屋根の破損や劣化

台風によるカーポートの破損

台風などの強風で何かがカーポートの屋根にぶつかって剥がれたり破損した、もしくは屋根自体が劣化して雨漏りが発生する場合もあります。
カーポートでよく使用されているポリカーボネートは衝撃に強い素材ですが、経年によって劣化してしまいます。
また、ポリカーボネイトの前によく使用されていた塩化ビニールの波板は、紫外線による劣化で脆くなり、その状態でものが飛散してぶつかるとひび割れなどが発生しやすくなります。
強風で飛散する可能性もあるので、塩ビの波板が劣化している場合は早めに張り替えをした方が安心です。
台風の後などはご自宅の屋根と一緒にカーポートの屋根の異常がないかも確認しておきましょう。

結露の発生

厳密には雨漏りとは違いますが、結露が発生して雨漏りに近い症状が発生することがあります。
特にカーポートが折板屋根の場合によく発生します。
カーポートの結露は屋根下と屋根上の温度差と湿度や、夜間の放射冷却の影響で発生します。金属は特に冷えやすいため、金属の折板屋根は夜間に冷やされて周囲の外気よりも低温になることで結露が発生しやすくなります。
折板屋根の裏側に「ペフ」という結露軽減材を張り付けることで結露の発生を抑えることができます。ただし「ペフ」は素材のポリオレフィンフォームが紫外線で劣化しやすく、5年~10年ほどで劣化して剥がれてきてしまいます。

水の逆流

こちらも折板屋根のカーポートでよく見られる現象です。
折板屋根は、基本的に水上(みずかみ)という一番高い部分から、水下(みずしも)へと流れるように勾配が付けられています。
しかし台風などの強風によって水が逆流してしまい、雨漏りの原因になることがあります
こうした逆流による雨漏りを防ぐ方法として、折板屋根でできる隙間を防ぐ面戸(めんど)という部材を設置します。

塩害

海に近い地域など、地域によっては、塩害によって雨漏りが発生するケースがあるようです。
特にアルミの平板カーポートは、海から運ばれてきた塩がパネルとアルミ材の間に付着して堆積してしまい、雨漏りを起こしてしまうことがあります。
ここ横浜でも海に近い地域にお住まいの方は塩害にもご注意ください。

カーポートの雨漏りの修理方法は?DIYできる?

カーポートなら自分で修理できるかも?と思われる方もおられるかもしれませんが、雨漏りの原因が屋根の破損や水の逆流、結露などの場合にはDIYでの修理は難しいため、専門業者に相談してください。
カーポートの雨漏りの修理方法は原因によって異なります。

雨樋のつまりの対処方法

雨樋の詰まりの場合は、掃除で解決できる場合にはご自分で対応が可能です。
しかし高所作業で脚立に登るような場合には危険をともなうため安全には十分に注意をしてください。
不安な場合には業者に相談することをおすすめいたします。

コーキングの劣化の修理方法

コーキングの劣化の場合も、古いコーキングを取り除いて新しいコーキングに打ち換えることで補修ができます。
コーキングの打ち換えも高所作業になることと、適切な処理を行わないと雨漏りの原因になるため業者に依頼することをお薦めします。

カーポートの屋根の破損や劣化の修理方法

カーポートの屋根の破損や劣化による雨漏りの場合は、小さな破損の場合は部分修理も可能ですが、基本的に破損箇所の交換になるケースが多くなります。

結露の発生の修理方法

ぺフが剥がれた場合の補修方法は、屋根の張り替えをするか、ぺフを剥がして結露防止材を吹き付けるなどの方法があります。

カーポートの雨漏り修理に火災保険は使える?

火災保険は住宅火災保険も住宅総合保険も、「火災・風災・落雷」が含まれています。
カーポートの雨漏りの原因が、風災である台風によって屋根が破損したというように、明確に自然災害が原因である場合には適用される可能性が高いです。ご加入の火災保険の契約内容を一度確認してみてください。
ただし、原因が経年劣化の場合は対象外となるため注意してください。
修理を依頼する修理業者が、原因をしっかり特定して、保険会社へ提出するために必要な書類作成に慣れているところだと安心かつスムーズです。
ただ、「火災保険を使えば必ず0円になる」などといって契約を迫る業者には注意してください。いざ契約したら火災保険が下りなかったというトラブルが問題になっています。

まとめ

ご自宅の大切な車を守るカーポート。
雨漏りの原因は雨樋のつまりやコーキングの劣化、カーポートの屋根の破損や劣化、結露の発生などいくつかあります。
DIYを考慮されるかもしれませんが、高所作業や原因の特定など含めて業者に依頼することをおすすめいたします。

横浜市や川崎市など近隣にてカーポートからの雨漏りにお悩みで雨漏り修理などをお考えの方、折板屋根や波板の交換をお考えの方は福田総業までご相談ください。

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