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屋根修理屋の屋根ブログ

塩害に強い屋根材と外壁材

2022/09/06

こんにちは、横浜の雨漏り修理・屋根修理専門店、福田総業です。
台風11号は日本海を通っていくようですね。あまり被害がでないことを祈ります。

ここ横浜は東京にも近く、昔から日本と世界を結ぶ国際的な貿易港として発展してきました。
湘南・横須賀などは大都会ではないですが田舎でもない海沿いの風情が味わえます。
市内でも磯子区や金沢区にも漁港があり、海沿いの公園も整備されています。
海のそばの暮らしにあこがれる、海沿いに家を建てて移り行く季節と海の表情を味わいたいという方も多いでしょう。
湘南の街並みイメージ
海のそばに家を建てる際に注意することがあります。
それは塩害です。

塩害とは?

塩害は文字通り、海から吹いてくる風に含まれる塩分が鉄に付着して錆びを起こさせる現象です。
塩は吸湿性が高く、大気中の水分を吸収する性質があります。金属に塩が付着すると、塩が水分を吸収してこの水分が錆を促進します。
海から200~500mの範囲が重塩害地域、2km以内が塩害地域と区別されています。
しかし潮風は広範囲に届くため、海沿いに限らず海から5㎞以内の地域は塩害が発生する可能性が高いとされています。
ただし地域によって差があり、例えば東北の日本海側は、500mから7km以内が塩害地域とされています。
また、台風などの強風が発生する時には、10km以上も飛来するといわれています。
この塩を含んだ風は、屋根や外壁だけでなく、玄関ドアや雨戸やシャッター、屋根の各板金、さらに外壁塗装の劣化も早めてしまいます。
さらに家の基礎に使用されているコンクリートの内部に水が浸み込み、中の鉄筋がさびることで膨張し、コンクリートのひび割れや剥がれなどの劣化を起こすこともあります。

塩害対策としてのメンテナンス

真水で洗い流す

まずは塩を落とすことが重要なので、真水で定期的にホースなどで洗い流してください。
屋根などは雨によって自然に塩が洗い流されるため、雨が降っても雨水がかからないところを重点的に流す必要があります。
あまり強い水圧で行うと内部に水が侵入する恐れがあるため、緩めの水圧で行いましょう。

屋根塗装や外壁塗装を前倒しに行う

屋根塗装や外壁塗装は、屋根や外壁に防水層を与えて表面を保護するという重要な役割があります。
塗膜が劣化してくると、水や塩が内部侵入して躯体を痛めてしまいます。
塩害地域では、塗料の耐用年数も通常設定されているより劣化が早くなります。
例えば一般的なシリコン塗料の耐用年数は屋根塗装で10~12年、外壁塗装で12~15年とされていますが、塩害地域では屋根が10年、外壁が12年と見積もっておくと安心です。
シリコン塗料では塗り替えサイクルが短くなり、何度も塗り替えするとコストが高くついてしまいます。
その場合には耐塩性、耐久性に優れたフッ素塗料などで塗装を行うと、トータルコストが安くなります。
また、劣化の早い屋根塗装だけでも耐用年数の長いものにして、外壁塗装の塗り替えサイクルと揃うようにすることで、一度に塗り替え工事で済み、足場を立てるのが一度で済むためその分のコストが抑えられます。

塩害に強い屋根素材

ガルバリウム鋼鈑をさらに改良したSGL鋼鈑を使用した屋根材は錆びにくさが強化された屋根材です。
ガルバリウム鋼鈑もトタンの約3~6倍の錆びにくさを持ちますが、SGL鋼鈑はガルバリウム鋼鈑のめっきにマグネシウムを添加することでガルバリウム鋼鈑の3倍超の耐食性がある非常に錆びに強い素材です。
従来のガルバリウム鋼鈑の屋根材は海岸から5km以上が補償対象でしたが、SGL鋼鈑では「500m以上」と大幅に距離が短くなっています。
弊社でよく使用している「横暖ルーフ」では、「横暖ルーフプレミアムS」と「横暖ルーフα プレミアムS」がSGL鋼板となります。メーカー保証も変色、褐色20年・塗膜20年・赤錆20年・穴あき25年とガルバリウム鋼鈑製のものよりもそれぞれ延長されています。
※SGL鋼鈑について詳しくはこちらをご覧ください。

またジンカリウム鋼鈑という表面に自然石粒がついた屋根材も表面の石粒が塩から内部を保護するため塩害に強い屋根材です。ジンカリウム鋼板はガルバリウム鋼鈑とほぼ同じ組成の鋼鈑ですが、石粒によるコーティングによって傷から守り、紫外線や錆にも強くなっています。

塩害に強い外壁素材

外壁素材の場合も、SGL鋼鈑がおすすめです。
他には、素材に樹脂を用いた樹脂製サイディングもよくおすすめされています。
こちらは金属ではなく樹脂のため錆びる心配がなく、また現在の日本の新築住宅で78%近いシェアを誇る窯業系サイディングは塗装が必要ですが、樹脂製サイディングは樹脂そのものに顔料が含まれているため再塗装が不要で30年の保証がついているメーカーもあります。
北米では50年以上前から使用されていますが、日本ではまだ導入されたばかりでシェアも1%ほどで、まだまだ取り扱い業者が少なく高価なのが難点です。
※外壁材の種類についてはこちらをご覧ください。

今日は海沿いの地域の塩害対策について、塩害に強い屋根材や外壁材をご紹介しました。
横浜にお住まいの方で、塩害による被害が気になる、塩害に強い屋根材や外壁材に替えたい、という方は一度福田総業までご相談ください。

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