横浜市旭区にてすがり部やサッシからの雨漏り修理〈屋根葺き替え・サッシ交換〉
2024/05/15
お客様のお悩みとご依頼のきっかけ、弊社からのご提案
横浜市旭区にお住まいのS様より、雨が強く降った際に雨漏りしてくるとのご相談をいただきました。
1F和室の上に天窓があり、そこが原因かと思われるとのことでした。
現地にお伺いして調査を行ったところ、雨漏りの原因は2階寝室のサッシと大屋根のすがり部分からの漏水だったため、サッシ交換と大屋根の部分張替えをご提案いたしました。
足場を架けた際に大屋根全体をチェックさせていただいたところ、他には特に問題はありませんでしたが、せっかく足場をかけたからという事でお客様から築年数も経過しているのでこの際に葺き替えも行ってしまいたいとのご要望で、急遽屋根の葺き替えと雨樋交換を行うことになりました。
また外壁にひび割れが見られたのでそちらも補修を行っています。
横浜市旭区にてすがり部やサッシからの雨漏り修理〈屋根葺き替え・サッシ交換〉 工事の概要
現場住所 | 横浜市旭区さちが丘 |
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お客様名 | S様 |
施工内容 | 雨漏り修理、葺き替え、サッシ入れ替え、ひび割れ補修、雨樋交換 |
施工箇所詳細 | 屋根、サッシ、外壁ひび割れ箇所など |
使用屋根材1 | 横段ルーフαs |
その他建材 | 雨樋:Σ90 サッシ:LIXIL サーモスA上げ下げ窓FS 特注品 クラック補修:スムースエポ(エポキシ樹脂圧入工法) |
横浜市旭区にて雨漏り修理を行った様子をご紹介いたします。
横浜市旭区にて雨漏り修理〈屋根葺き替え・サッシ交換〉|施工内容
施工前の様子
こちらが施工前の屋根全体の様子です。
こちらは一階和室の屋根(下屋)の天窓です。和室の天井の木材には雨染みが見られます。
散水調査を行ったところ、雨漏りを起こしていたのは、こちらの大屋根のすがり部からと、二階寝室のサッシからと判明しました。
すがり部の漏水原因
すがり部とは屋根が軒よりも出ている箇所で、唐草とケラバが重なるため、雨漏りを起こしやすい箇所でもあります。
すがり部分から入った水が赤の丸部分から矢印の方向へ走っていました。
また青い丸の部分に打ってしまっている釘からも水が侵入していました。
赤の丸部分は通常「隅切り」といって角の部分を斜めにカットしなければなりませんが、それがされていないため漏水へと繋がっていました。
屋根葺き替えの様子
既存スレート屋根の撤去
足場も立っているので、これを機会に屋根も葺き替えてしまいたいとのことで急遽葺き替えを行うことになりました。
葺き替え工事を行うことになったため、既存のスレート屋根を撤去します。
野地板増し張り
野地板の増し張りを行います。12mmの合板を上から張ることで屋根の強度を増すことができます。
今回換気棟を新規で取り付けしますので、そのための通気口も開けておきます。
ルーフィング施工
野地板の上から防水の役目を行うルーフィングを張っていきます。
エコルーフという通気性に優れたルーフィングを使用しました。
谷部の板金
屋根の谷の部分に谷板金を取り付けます。
谷部は雨が集まり雨漏りを起こしやすいところですので、継ぎ目の防水処理をしっかりと行います。
新しい屋根材の施工
ルーフィングの上から、新しい屋根材を葺いていきます。
使用したのは「横暖ルーフαs」。軽量でありながら断熱材と一体になっており、ジョイント部の気密性の高い造りが雨漏りを防ぎます。
棟の施工、換気棟取り付け
棟の下地となる樹脂製の貫板と換気棟を取り付けます。
貫板の上から棟板金カバーを被せ、継ぎ目を防水処理します。
谷部やドーマー周りの板金も丁寧に仕上げます。
下屋の葺き替え
各所の下屋も同じように葺き替えを行います。
天窓のついている下屋は、施主様のご希望で天窓を撤去した上で葺き替えを行いました。
天窓は採光ができて人気がありますが、雨漏りの原因になりやすい箇所でもあります。葺き替えなどの際に撤去される方も多くおられます。
サッシがついている下屋もあり、こうしたサッシ廻りは雨漏りを起こしやすいところですので、防水処理を丁寧に行い、雨仕舞をします。
壁と下屋の接する箇所には、雨押さえ板金を取り付け、壁から伝ってくる雨が入り込まないように仕上げます。
サッシ交換
雨漏りの原因となっていた二階のサッシを交換します。
サッシ撤去時に発覚したのですが、本来であればサッシの取り付けの際には、防水シートや防水フィルムにて防水処理を行うのですが、サッシ内部の壁の中で防水処理がされておらず外壁(リシン)のクラックなどから水が入った場合、そのままダイレクトに雨漏りする状態になっていました。
現在のサッシを撤去しLIXIL「サーモスA上げ下げ窓FS」という特注品を取り付けしました。
もちろん内部の防水処理もしっかり行っています!
外壁ひび割れ補修、塗装
外壁のひび割れにスムースエポにてエポキシ樹脂を圧入します。
通常外壁のクラックにはシーリングを使用しますが、1液弾性エポキシ樹脂を圧入することでひび割れを拡張せず、ひび割れ後が目立ちません。
サッシの入れ替えを行った箇所を塗装で仕上げていきます。
ひび割れ補修を行った箇所も塗装します。
施工後の様子
屋根葺き替え後
こちらが屋根の葺き替え後の様子です。あわせて経年劣化していた雨樋も交換しています。
サッシ・外壁
サッシ入れ替え後、外壁のひび割れ後の様子です。
工事で改善した点・期待できる効果
漏水箇所である屋根のすがり部と、サッシを取り換えたことで雨漏りが止まりました。
また屋根の葺き替えを行ったことで屋根全体の耐久性が向上しました。外壁のひび割れ補修もおこなっていますので、今後安心してお暮しいただけます。
工事で気を付けた点
今後の事を考えご自宅をしっかりとメンテナンスしたいとのご要望だったため、建物全体を細かくチェックしました。
その際に本当に必要な工事なのか不要なのかを判断しながら、必要以上の工事にならないようご提案させていただきました。
施工担当者より
この度は福田総業に工事をご依頼いただきまことにありがとうございました。
雨漏りの原因は、すがり部やサッシの施工不良でした。
サッシは以前にも交換された形跡がありましたが、施工方法が怪しかったので交換して防水処理をしっかりと行いました。
コロニアルは棟やケラバ部などの重なり部分は三角にカットすることが記載されていますが、こちらもされていませんでした。
これまで多くの現場を拝見する中で、施工不良や手抜き工事が行われてその結果雨漏りしてしまうということが残念ながら多く見られます。
施工段階から信頼できる業者に依頼できることが一番ですが、雨漏りや屋根修理される際にも業者選びが大変重要です。
横浜市での雨漏り修理や屋根修理をお考えの方は一度福田総業までご相談ください。
これまでの施工経験から確実な施工を、ご提供いたします。