雨漏りの応急処置の方法とは?状況別に紹介!

2022/09/13

突然雨漏りが発生したらびっくりして不安になりますよね。
雨漏りが起こってしまったとき、なるべく早く専門家に修理を頼むのが一番なのですが、とりあえず家の床や家具が濡れることを防ぐことも大切です。
まずは身近にあるもので、修理までの間に応急処置を行うことによって二次被害を防止することができます。
今回は、雨漏りの状況ごとに応急処置の方法についてご紹介します。

雨漏りを起こした時の応急処置の方法とは?

屋内での雨漏りの応急処置

屋内での雨漏りの応急処置

天井から雨水が落ちてくる場合

天井からしたたる水は不安になりますし、床や家具も濡れてしまって大変なストレスですよね。
床に水がかかると下に浸み込み、床が腐食する原因にもなってしまいます。
まずはバケツなどの深めの入れ物と、雑巾や不要なタオル、そしてレジャーシートを用意してください。
雨漏りしている場所にレジャーシートを敷き、上にバケツを置いて水を受けます。この時バケツの中に雑巾や新聞紙を敷くと雨が飛び散りにくくなります。
雑巾の代わりに吸水力のあるおむつやペットシートを使用するとより効果があります。
水はこまめに捨ててください。
また雨が垂れてくる場所から家財や家電も移動させておいてください。

天井から広範囲に雨漏りしている場合

広範囲から雨漏りしていてバケツで受けるのが難しい場合は、大きいビニール袋を使用します。
ビニール袋の底に穴をあけて筒状にし、雨漏りをしている場所をビニール袋で囲うようにしてビニール袋の端を天井に養生テープなどで止めます。
ビニール袋を大きな筒のようにするイメージです。その下にバケツを置いて雨水を受けます。
もしもビニール袋が天井から床まで届かない時には、複数のビニール袋をつなげてください。
下にくるビニール袋が外側になるよう、数センチ重ねて上からテープで止めてください。

窓枠やサッシからの雨漏り

窓枠やサッシから水がじわじわ漏れてくる場合は、カーテンをはずして、漏れている部分に雑巾を置いて雨水を吸い取ってください。
こちらもおむつなどの吸水シートがあれば、そちらの方が取り換える手間を雑巾よりも省くことができます。
カーテンはずっと濡れたままだとカビが生えるため取り外しておきましょう。
濡れている窓枠の下にビニールシートなどを置くと雨水の広がりが抑えられます。
壁とサッシの隙間などつなぎ目部分に破損が見られる場合は、防水テープやコーキングにて補修を行うこともできます。

壁紙にシミができるなど壁からの雨漏り

壁紙に雨染みができる、壁から水が漏れてきているなど壁からの雨漏りの場合、屋根や外壁が原因であることが考えられます。
屋内からできることは、これ以上周囲に水が広がらないように、水が出ている箇所に吸水シートや雑巾などを固定して水分を吸収することです。
濡れた壁を放置しているとカビが発生したり、そこから拡がって床や家具まで濡らしてしまったり被害が拡大してしまいます。

家具付近から雨漏りしている場合

大切な家具や家電付近から雨漏りしている場合に、安全な場所に移動をさせるか移動が難しい場合は、上からレジャーシートや大きなビニール袋をかぶせて濡れないように保護してください。
複数枚使用して継ぎ目ができる場合は、継ぎ目のない場所が上にくるようにしてください。

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屋外での雨漏りの応急処置

高所作業には大きな危険が伴う

落下事故イメージ

屋外で行う雨漏りの応急処置には危険が伴います
実際に台風などの災害後に被災した屋根を補修しようとして屋根から落ちる事故も多いため、とても危険な作業です。
雨漏り修理に必要な専門知識と経験がない場合、DIYによって余計に雨漏りがひどくなるようなケースもあるため、修理は専門家にご依頼ください。
プロの作業員でも、屋根・屋上からの転落死亡者は毎年100名程度おり、さらにスレート等の屋根の踏み抜きと合わせると179名となります。
プロでも大変に危険の伴う行為です。
(数字は「建設業における労働災害発生状況 第1章」厚生労働省の「平成22年〜平成26年の墜落・転落災害の特徴」より)

条件がいいときに安全に十分に注意して行う

もしも作業を行う場合には、必ず下記の条件を満たす場合のみ行ってください。
・雨がやんでいる
・風が吹いてないか微風である
・屋根が乾いている
・一人では作業しない(二人以上で作業する)
・屋根の端は歩かない
・ヘルメットの装着、滑りにくい靴、ゴム手袋など作業に適した安全な服装で行う

また屋根が傷んでいてぼろぼろの場合は足場がゆるく危険なため作業は控えてください。

はしごをかける場合には以下の点を注意してください。
・はしごは75度の角度でかける
・雨どいの支持器具とはしごの上部を丈夫なひもで固定する
・水平な軒先にかける
・はしごの上り下りなど必ず二人組で行う

屋根のどこから雨漏りしているかわからない場合は、ブルーシートで覆って、端を土嚢で抑える方法があります。
土嚢は土嚢袋に土や砂(雨で流れるくらい細かいものはNG)をいれたものですが、重さ約20~30kgにもなり、これを屋根の上まで上げるのは大変危険な作業となり、おすすめしません。

雨漏りしている場所が明確な場合は、雨漏りしている場所を雑巾できれいにふいたあと、空気が入らないように防水テープでふさぐ方法もあります。

ブルーシートを使用した雨漏りの応急処理の詳細については下記を参考にしてください。

雨漏りの応急処置後の注意点

応急処置はあくまでも一時的に雨漏り箇所を塞いで雨が内部に侵入しないようにしたものであり、雨漏りが根本的に直ったわけではありません。
内部で想像以上に広がっている可能性もあるため、できるだけ早くプロの業者に連絡して修理を依頼してください。
雨漏りの原因を正確に見極めるのはプロでも困難な場合があります。
雨漏りの原因を放置していると内部で雨漏りが進行し、気が付いた時にはカビの発生や木材の腐食、シロアリの発生、最悪の場合には漏電火災など二次被害に発展することもあります。
早めに経験豊富な雨漏り修理の専門業者に依頼をして、原因と発生箇所を特定して、適切な修理をすることが家を腐食などの傷みから守ることにつながります。

雨漏りの予防対策

雨漏りを防ぐためには、定期的な屋根や壁の点検・メンテナンスが重要です。
大きな被害が見られないと、ついつい面倒になり後回しにしてしまいますが、10年に一度は屋根や外壁の点検を受けておきましょう。
定期的に点検を受けることで、大きな被害になる前に傷みや破損を発見し、小さな少額の工事で済ませることができます。
また、雨樋や排水溝の詰まりも放置せずに掃除などを行ってください。
雨樋も二階以上の高所作業は危険ですので、点検の際に掃除も一緒に依頼するといいでしょう。
家も定期的にメンテナンスすることで健康に、長持ちさせることができます。

まとめ

雨漏りがどこでどのように発生しているかによって、応急処置の方法が異なります。
雨漏りの応急処置で重要なのは、雨漏りを見つけたらすぐに対処し、これ以上の被害の拡大を防ぐことです。
また屋外の高所での作業はとても危険なため安全には十分に注意してください。
応急処置はあくまでも一時的なものです。たとえ小さな症状でも放置すると内部に入り込んだ水が見えないところで木材の腐食を起こしている可能性があります。
応急処置が終わったら早めに雨漏り修理の専門業者にご相談ください。

横浜市で雨漏りにお悩みの方、福田総業では無料点検を行っております。お気軽にご相談ください。

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