こんにちは。横浜の雨漏り修理専門店・福田総業です。
最近、新築住宅でも採用されることが増えた「招き屋根(段違い屋根)」。
招き屋根は、最近ここ横浜でも新築のお家でチラホラ見かけるようになった、切妻屋根の片側を短く、片方を長くしてそれぞれ屋根の長さを変えた屋根です。
デザイン性が高く、採光や屋根裏スペースを確保しやすい一方で、「雨漏りしやすいと聞いたけど本当?」「普通の切妻屋根より注意が必要?」と不安に思われる方も少なくありません。
結論から言うと、招き屋根だから必ず雨漏りするわけではありません。
ただし、段差部分の外壁との取り合いや板金の施工が重要になるため、設計・施工・メンテナンスによって雨漏りリスクに差が出やすい屋根形状です。
今回は、招き屋根の特徴やメリット・デメリット、雨漏りしやすいポイントや長持ちさせるためのメンテナンスについて、屋根修理専門店の視点から解説します。

代表:福田
招き屋根だから必ず雨漏りするわけではありません。ただし、段差部分には外壁との取り合いや板金が多く使われるため、一般的な切妻屋根より施工精度が重要になります。施工不良やシーリングの劣化があると、その部分から雨水が入りやすくなるため、定期的な点検がおすすめです。

招き屋根でも長く安心して住めますか?

代表:福田
もちろんです。実際に長年問題なくお住まいのお宅もたくさんあります。大切なのは屋根の形ではなく、適切な施工と定期的な点検とメンテナンスです。特に段差部分の板金やシーリングを早めに点検して補修することで、雨漏りのリスクを大きく減らせます。
招き屋根と差し掛け屋根の違いは?
招き屋根と検索すると、屋根が段違いになっているものが出てきます。
これを段違い屋根と呼び、差し掛け屋根との複合した形態です。
ちなみに差し掛け屋根は、「大屋根より一段下がって壁から片流れの屋根を差し掛けたもの」を指し、これは下屋とほぼイコールになります。
整理すると、以下のような意味あいになります。
招き屋根=切妻屋根の片側を短く、片方を長くしてそれぞれ屋根の長さを変えたもの
差し掛け屋根=片流れの屋根を母屋に差し掛けたもの
段違い屋根=招き屋根で段になったもの(差し掛け屋根の一種)
検索すると、段違い屋根を招き屋根と呼んでいるケースもあり、通称として認識されているようですね。
段違い屋根は、フラット35住宅仕様実態調査報告で見られるようにここ数年新築で増えていることもあり、認知が高まっているようです。
こちらでは、この段違いになった屋根を招き屋根としてメリットやデメリット、そして雨漏りを防ぐためのメンテナンスポイントをご紹介します。
招き屋根(段違い屋根)とは?
切妻屋根と似ており、屋根の頂点に棟があるのは同じで、二面の屋根のサイズや長さが異なります。
長さの違う屋根の形状が招き猫の手の形に似ていることから、招き屋根と呼ばれているようです。
招き屋根(段違い屋根)のメリットは?
採光性がよい
段違いになっていることから、壁部分に窓が設置できるため、採光を取り入れやすく、その分部屋が明るくなります。
窓が開閉可能なタイプなら風通しもよく、室内の通気性も向上します。
天井が高くなる・屋根裏スペースが広い
段違い屋根は屋根裏の空間が広くなるので、天井が高く開放的な空間を楽しめます。
ロフトを作るなどして屋根裏空間を楽しむことも可能です。
太陽光パネルをたくさん載せられる
屋根の大きさが異なるため、大きな面積の屋根には多くの太陽光パネルが設置できます。
こちらが南面を向いている場合にはそれだけ多くの発電が可能になります。
デザインが個性的
シンメトリーな切妻屋根と比べると、そのアシンメトリーな外観が印象的です。
好みは分かれるかもしれませんが、独特な個性的な屋根ともいえます。
招き屋根(段違い屋根)のデメリットは?
夏は暑くなる
構造上、屋根の断熱をしっかりしていないと特に夏は暑く、冬は寒くなります。
また換気しづらいため、換気を適切に行わないと、結露が発生しやすくなります。
雨漏りリスクが高い
段になった屋根の上部分が特に風にあおられやすいので、ここから雨が侵入するリスクが高くなります。
施工時の雨仕舞や施工後のメンテナンスが重要になります。
招き屋根はどこから雨漏りしやすい?
上でも少しご紹介しましたが、招き屋根で最も雨漏りが発生しやすいのは、段差になっている壁と屋根の取り合い部分です。
この部分は屋根材だけでなく、雨押え板金やシーリングなど複数の部材によって防水されているため、どれか一つでも劣化や施工不良があると雨水が侵入する可能性があります。
また、台風などの強風時には通常の雨とは異なり、風で巻き上げられた雨水が壁際へ吹き付けられます。そのため、普段は問題なくても横殴りの雨の日だけ雨漏りするケースも少なくありません。
さらに、取り合い部分のすぐ近くに窓(ハイサイドライトなど)が設置されている場合は、サッシまわりのシーリングや防水処理が原因となることもあります。
招き屋根で雨漏りが発生した場合には、屋根だけでなく外壁や窓まわりまで含めて原因を調査することが重要です。
招き屋根の雨漏りを防ぐポイント
招き屋根は形状が複雑なため、一般的な切妻屋根以上に定期的な点検が重要になります。
特に確認したいポイントは、段差部分の板金に浮きや変形がないか、シーリングにひび割れや剥離がないかという点です。こうした劣化は初期の段階で補修することで、大きな雨漏りを防げる可能性があります。
また、屋根に落ち葉やゴミが溜まると雨水の流れが悪くなり、取り合い部分へ水が滞留しやすくなります。雨樋も含めて定期的に清掃・点検を行うことで、屋根への負担を軽減できます。
築10〜15年を過ぎた頃や、大きな台風・強風の後は、一度専門業者による点検を受けておくと安心です。
招き屋根はカバー工法できる?
招き屋根でも、屋根の状態によってはカバー工法を行うことができます。
ただし、段差部分や壁との取り合い部分は通常の切妻屋根より納まりが複雑になるため、板金の施工や防水処理を丁寧に行うことが重要です。
また、すでに雨漏りが発生していて野地板や下地材まで腐食している場合は、既存の屋根を残すカバー工法ではなく、下地から補修できる葺き替え工事が適しているケースもあります。
そのため、屋根の形状に関わらず、雨漏りの有無や下地の状態を調査した上で工法を判断することが大切です。
招き屋根で雨漏りしたら修理費用はどれくらい?
雨漏り修理の費用は、シーリングの打ち替えや板金補修など数万円程度で済むケースもあれば、下地まで傷んでいる場合は屋根の葺き替えが必要になることもあります。正確な費用は雨漏りの原因や浸水範囲によって異なるため、まずは原因を正確に特定することが重要です。
雨漏りかな?と思われたら早急に雨漏り修理業者にご相談ください。
雨漏り修理の費用については下記の記事もご参照ください。
招き屋根(段違い屋根)のメンテナンスは?
段違い屋根は、屋根と外壁に段差があるため、屋根と外壁の取り合い部分が弱くなります。
特に風にあおられる段違いの上側の取り合い部分に、雨が吹き込んで雨漏りしやすいため、注意が必要です。
取り合い部分のシーリングが劣化していないかなど定期的なメンテナンスを行うようにしてください。
まとめ
個性的な屋根として最近新築件数が増えてきた招き屋根(段違い屋根)。
差し掛け屋根との複合タイプの屋根であり、屋根裏スペースが広く、採光がとれることも魅力的です。
しかし段違い部分が屋根と壁の取り合い部分となるため、その箇所の雨漏りリスクが高くなります。
どんな屋根にもウィークポイントがあるため、そこを重点的にチェックし、そして建物全体も定期的な点検を受けておくと急な雨漏りが発生して高額な費用が必要というなどということを避けることができます。
横浜市で屋根の無料点検や屋根修理、雨漏り修理をお考えの方はお気軽に福田総業までご相談ください。



























招き屋根は雨漏りしやすいって本当ですか?