横浜市栄区にて屋根修理〈アスベスト含有アーバニーから横暖ルーフへ葺き替え〉
2023/04/28
お客様のお悩みとご依頼のきっかけ、弊社からのご提案
横浜市栄区にお住まいのH様は、屋根の苔がひどく、劣化が気になるのでメンテナンスをしたいというご相談をいただきました。
ご指定いただいた日にお伺いし、屋根調査を行ったところ屋根の劣化が進み、全体に苔が生えている状態でした。
調査の結果、こちらの屋根材は旧クボタ(現ケイミュー)の「アーバニー」でした、
「アーバニー」にはアスベストを含むものと含まないものがあり、含んでいる物の方が丈夫なため、ひび割れなどは見られませんでした。
アスベスト含有の屋根はアスベストの処分費用がかかるため高額になるためカバー工法という上から被せる選択肢もあるのですが、年々アスベストの処理費用があがっていることと、次にメンテナンスを行う時にはカバー工法した屋根の撤去費用もかかるためその分高額になってしまいます。
アーバニーは1982〜1994年まで販売されており、築年数が30年を経過していることから野地板の状態が懸念されることもあり、またこれを機会に屋根の軽量化も行いたいというお客様のご要望もあり、葺き替え工事を行うことになりました。
横浜市栄区にて屋根修理〈アスベスト含有アーバニーから横暖ルーフへ葺き替え〉 工事の概要
現場住所 | 横浜市栄区小山台 |
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お客様名 | H様 |
築年数 | 築30年以上 |
施工内容 | 屋根葺き替え工事 |
施工箇所詳細 | 屋根全体 |
使用屋根材1 | 横暖ルーフαプレミアムS(フッ素) |
横浜市栄区小山台のH様邸にておこなった屋根葺替え工事の詳細をご紹介します。
横浜市栄区にて屋根葺替え工事|施工内容
施工前の様子
こちらが施工前の様子です。
屋根材全体に苔が生えており、劣化が進行しています。
アスベストを含まないアーバニーは割れやすい屋根材として有名ですが、こちらは建材を丈夫にするため当時よく使われていたアスベストを含んでいるため割れなどは見られませんでした。
苔が生えていると屋根材の劣化を促進してしまいます。
アスベスト含有の既存屋根材の解体・撤去
まずは現在の屋根材を解体していきます。
アスベストを含む屋根材の解体は、アスベスト飛散防止対策が欠かせません。
2022年4月からは個人家の改修工事についてアスベストが含まれているかどうかの事前調査が義務化されています。
また、アスベストの解体・改修現場には石綿作業主任者の資格持つものが必ず1名は現場にいる事が必要です。
弊社では代表福田が取得しているため、どの現場でも社内で責任をもって作業が可能です。
周辺に飛散しないよう、慎重に作業を行います。
野地板増し貼り
解体と撤去が終ったら、野地板を増し貼りしていきます。
築年数の経過した劣化した屋根では、屋根材を固定する野地板が腐食をおこしていることが多く、そうした場合には既存の野地板の上に新しい野地板を貼る、野地板の補強が必要となります。
今回使用したのは構造用合板と呼ばれるものです。
薄いラーチ材を縦横の繊維が直行するように交互に貼り合わせることで強度を高め反りや裂けなどが起こりにくくなっています。
増し貼りが完了し、下地の強度が向上しました。
ルーフィング施工
次にルーフィング(防水シート)を施工していきます。
ルーフィングは軒先から棟へと定められた重ね代を作って隙間ができないように貼っていきます。
最終的に雨漏りを防ぐ防水シートの機能を活かすためにはこうした正確な施工が重要です。
今回使用している改質アスファルトルーフィングは、通常のアスファルトルーフィングよりも防水性やシール性・耐久性が高く、ルーフィングを固定するためのタッカーの針穴をしっかりとシールするため水が漏れることがありません。
新しい屋根材の施工
次は新しい屋根材を葺いていきます。
今回使用するのは「横暖ルーフαプレミアムS(フッ素)」。
色々屋根材をご紹介した中から、断熱性と遮熱性の観点からお選びになられました。
本体はガルバリウム鋼板よりも錆びにくいSGL鋼板、表面は遮熱性の高いフッ素樹脂遮熱鋼板を採用しているため、耐久性の高い屋根材です。
断熱材一体型のため、金属屋根ながら高い断熱性能が期待できます。
施工後の様子
屋根材本体の後に、棟板金を施工して完了です。
こちらの屋根には天窓があり、天窓部分は雨漏りしやすい箇所のため板金による雨仕舞、そして仕上げのシーリングによる防水処理をぬかりなく行っております。
工事で改善した点・期待できる効果
スレートから金属屋根に葺き替えを行ったことで屋根の重量が軽くなり、軽量化され耐震性が向上しております。
また高機能屋根材を施工したため断熱性・耐久性ともに向上しました。
施工担当者より
工事で気をつけたポイント
既存の屋根材がアーバニーで石綿含有の屋根材だったため、解体と撤去の際に極力飛散させないように慎重に作業を行いました。
お客様へのお礼
この度は弊社にご依頼いただきまして誠にありがとうございました。
屋根にアスベストが含まれていることを気にされておられましたが、今回の工事で安全に解体撤去いたしましたのでどうぞご安心くださいませ。
雨漏りが起こりやすい部分も各所適切に雨仕舞をおこなっておりますので安心してお過ごしいただけるかと存じます。
今後もメンテナンスなど何かお役に立てることがありましたらいつでもご相談ください。
工事をお考えの方にお伝えしたいこと
カバー工法と葺き替えのどちらがいいのかと悩まれるお客様が多くいらっしゃいますが、ご自宅の状態に合わせて、それぞれのメリットやデメリットをしっかりとご説明をさせていただきます。その上でお選びいただければと存じます。
カバー工法や葺き替えについてご不明な点などあればいつでもお気軽にお問合せください。
横浜市で葺き替えやカバー工法をお考えの方はお気軽に福田総業までご相談ください。