横浜市中区にて葺き替え工事 〈かわらUから横暖ルーフ〉
2021/11/26


お客様のお悩みとご依頼のきっかけ、弊社からのご提案
今回中区にお住まいのN様より、ご自宅の屋根の劣化が気になるというご相談をいただきました。
使用されていたのはセキスイ「かわらU」。屋根材自体の耐久性に問題がありクレームの多かった屋根材です。
劣化状態がひどかったため軽くて丈夫な「横暖ルーフαプレミアムS」(ニチハ株式会社)への葺き替えをご提案いたしました。
横浜市中区にて葺き替え工事 〈かわらUから横暖ルーフ〉 工事の概要
現場住所 | 横浜市中区 |
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施工内容 | 屋根葺き替え工事 |
施工箇所詳細 | 屋根全体 |
使用屋根材1 | 横暖ルーフαプレミアムS |
使用屋根材2 | ライナールーフィング(Mルーフィング) |
先日横浜市中区 N様邸にて、かわらUから金属屋根へ葺き替え工事を行いました。
「かわらU」とは?
「かわらU」とは名前は瓦ですが実は瓦ではなく、積水屋根システム株式会社(旧セキスイルーフテック)によって約40年近く販売されていた、波型のスレート屋根材です。
「セキスイかわらU」とも呼ばれ、本物の瓦屋根によく似たフォルムをしており、カバー工法にも対応可能なため、全国で50万棟以上に使用されていました。
1975年から1990年に販売されていたセキスイかわらUには約10~15%のアスベストが含まれていました。
しかしアスベストが問題化されるのを受けて当時の積水屋根システム株式会社はいち早く取り組み、1990年8月にアスベストを含まないノンアスベスト製品として再販売されます。しかしアスベストの代わりに使用した材料が製造元の想定よりもアスベストより強度が足りず、屋根そのものが弱くて脆かったためクレームが相次ぎ、現在は販売中止になっています。
施工前の様子
こちらの屋根は施工から10年以上が経ち、劣化が進行して歩くだけで屋根材がバリバリと割れてしまう状態になっていました。
※もしもご自宅の屋根が似たような状態になっているなら、屋根の葺き替え工事をお勧めいたします。
施工中の様子
こちらはかわらUを撤去した状態です。長年の劣化により野地板も傷んでいるため、この上から厚さ12㎜の合板を下地材として増し張りして補強します。
野地板(合板)が張り終わった状態です。上からルーフィング(防水紙)を下葺きします。
ルーフィングシートとは屋根本体の下に敷く、「防水シート」のことです。屋根材の雨仕舞で防ぎきれず、屋根材の下に侵入してきた水を屋根裏などの屋根の内部へ入れずに外に流す重要な役割を果たします。
今回使用するルーフィングは、ルーフィングシート最大手メーカー・田島ルーフィング株式会社のライナールーフィング(Mルーフィング)。素材は改質アスファルトルーフィングで、通常のアスファルトルーフィングの3倍の30年程度の耐用年数があります。
施工後の様子
横暖ルーフαプレミアムSを貼り終えた完成状態です。
ニチハ株式会社の横暖ルーフシリーズは、従来の金属製屋根とは異なり、遮熱鋼板と断熱材(硬質ウレタンフォーム)を一体成型した断熱材一体型の屋根材です。さらに「横暖ルーフαプレミアムS」は、同社の製品ラインナップの中で最も耐久性のある製品です。
ガルバリウム鋼鈑を改良した3倍の耐食性をもつSGL鋼板を素材に、表面には一般的に用いられるポリエステル塗料よりも褪せにくく汚れもつきにくいフッ素樹脂塗装を採用。
高い耐久性で屋根が長持ちし、断熱機能で住宅の室内温度が一定に保たれエアコンの効きが良くなり、電気代の節約にもつながるという「高機能金属屋根材」です。
機能性とコストのバランスがいいため弊社でもよく使用するおすすめの屋根材です。
施工後は足跡などの汚れを拭き取り、傷や凹み等の最終チェックをしてお引渡しとなります。
必要に応じてドローンでも撮影を行い、お客様に確認していただきます。
この度は福田総業にご依頼いただきどうもいただきありがとうございました。
横浜で屋根修理・屋根の雨漏り修理をお考えの方はぜひ福田総業にお任せください。