横浜市港南区にてスレート屋根にスーパーガルテクトでカバー工法
2025/06/27


お客様のお悩みとご依頼のきっかけ、弊社からのご提案
こちらの港南区にお住まいのお客様は、屋根の劣化を気にされてメンテナンスをご検討されていました。
現地にお伺いしたところ、既存のスレート屋根が劣化して色褪せや苔、カビが発生しておりました。
ただ下地までの腐食はみられなかったため、カバー工法をご提案いたしました。
複数の会社に見積もりを依頼され、弊社の提案内容や説明がわかりやすかったとのことで今回ご依頼いただきました。
カタログなどをご覧いただきお選びいただいたところ、スーパーガルテクトをご希望されました。
雨樋にも劣化が見られたため、併せて交換しております。
横浜市港南区にてスレート屋根にスーパーガルテクトでカバー工法 工事の概要
現場住所 | 横浜市港南区芹が谷 |
---|---|
お客様名 | N様 |
施工内容 | 屋根カバー工事、 雨樋交換 |
施工箇所詳細 | 屋根全体、雨樋 |
使用屋根材1 | スーパーガルテクト |
その他建材 | 雨樋→パラスケアU105 |
横浜市港南区にてスレート屋根にスーパーガルテクトでカバー工法|施工内容
施工前の様子
工事前の屋根の様子です。
こちらはスレート屋根が使用されておりました。
スレート屋根は新築時には防水性のある塗装が施されておりますが、経年とともに劣化することで防水性が低下してしまいます。
スレートは主材がセメントのため水を吸いやすく、防水が低下すると水を含んだ屋根材にこのようにカビや苔が生えやすくなってしまいます。
カビや苔が生えると常にそこに水が溜まった状態になるため、屋根の傷みが進行しやすく、ひび割れなどの劣化を起こします。
屋根を支える下地までは傷んでいなかったため、上から新しい屋根を被せるカバー工法にて屋根リフォームを行っていきます。
カバー工法の様子
既存役物の撤去

屋根を被せるために、既存の屋根から棟板金や雪止めを撤去してフラットな状態にしていきます。
ルーフィングの施工

そして上からまずは新しいルーフィング(防水シート)を被せていきます。
軒先水切り板金の施工

次に軒先水切り板金などの板金を施工していきます。
こうした板金は、屋根の内部に水が入ることを防ぐために欠かせないものです。
スーパーガルテクトと同質の素材の役物を取り付けていきます。
新しい屋根材の施工

ルーフィングの上から、新しい屋根材を施工します。
今回使用したのはアイジー工業のスーパーガルテクトです。
基材にガルバリウム鋼板を改良してさらに錆びにくくしたSGL鋼板を使用し、表面には遮熱塗装、内部には断熱材が組みこまれた断熱と遮熱の効果を併せ持つ
機能性の高い屋根材です。
また耐用年数と25~30年で長持ちする屋根材です。
雪止めの取り付け

新しい雪止めも取り付けていきます。
天窓の周囲の雨仕舞処理


こちらの屋根には天窓が付いています。
天窓は雨漏りを起こしやすい箇所ですので、周囲の板金の収めなど雨仕舞をしっかりと行います。
棟部の開口部の設置、棟部の処理


棟部には換気棟を取り付けるため開口部を設けています。
また棟部は写真のように屋根材を立ち上げて、内部に水が入らないようにしています。
貫板の設置

棟を取り付けるために、棟の下地材となる貫板を設置します。
従来は木製の貫板が主流でしたが、最近では腐食しにくい樹脂製や金属製のものもよく使用されています。
雨押え板金の取り付け

下屋が壁と接する取り合い部分には後から雨押え板金を取り付けるため、こちらにも貫板を施工します。
雨押え板金を取り付けることで、壁から垂れてきた雨水が内部に入り込むことを防ぐことができます。
こうした材質の異なる箇所が接する箇所は雨漏りしやすいため、こうした板金による雨漏りの防止が重要になります。
上から雨押え板金を取り付けました。
棟板金と換気棟の施工



そして棟板金と換気棟を施工します。
板金の継ぎ目部分には、コーキングを打って水が入らないように防水処理を行います。
雨樋の交換

雨樋の交換も行いました。
既存の雨樋を撤去して、新しい雨樋の取り付けを行います。
今のものよりも長持ちするものをいうことで、「パラスケアU105」という雨樋を使用しました。


塗装が剥がれている箇所の補修も行いました。
施工後の様子

こちらが施工後の様子です。
工事で改善した点・期待できる効果
劣化した屋根にカバー工法を行ったことで屋根の耐用年数が延び、安心してお過ごしいただけます。
また断熱材付きの屋根材を使用したことで、断熱性が向上しました。
施工担当者より
お客様へのお礼
この度は弊社に工事をご依頼いただき誠にありがとうございました。
カバー工法を行ったことで、耐久性の向上とともに美観も改善され、今後数十年にわたり安心してお住まいいただけることと存じます。
今後、屋根やその他のメンテナンスに関してご不安な点がございましたら、いつでもご相談ください。
同じ工事を検討されている方へ
屋根のメンテナンスは、家を長期間良好な状態で保つために非常に重要です。
特に、スレート屋根のように塗装が施されている屋根は、時間が経つと劣化が進み、カビや苔が発生することがあります。
こうした屋根の劣化のサインを発見されたらメンテナンスをご検討ください。
劣化を放置していると、ひび割れなどを起こし、雨漏りが発生して下地にまで影響を与えることがあります。
これにより、木材や断熱材の腐食や、最悪の場合には家の構造自体が弱くなってしまう可能性が高まります。
雨漏りが起こると工事費用も高くなってしまうため、早めにメンテナンスをされておくことで大きな出費を抑えることができます。
カバー工法は、このような屋根の劣化を防ぐために非常に効果的な工法です。
スレート屋根の耐用年数自体が20~25年程度のため、20年を超えてくると塗装よりもカバー工法がおすすめです。
古い屋根を撤去せずに、新しい屋根材を重ねることで、既存の屋根材の劣化をしっかりとカバーし、さらに耐久性のある新しい屋根を提供します。さらに、断熱性や遮熱性を備えた屋根材を使用することで、快適性が向上するとともに光熱費の削減にも貢献します。
屋根のメンテナンスは、家の寿命を延ばし、快適で安全な生活を維持するために欠かせない作業です
もし屋根の状態が気になる方は、早期に専門業者に相談し、定期的な点検やメンテナンスを行うことをお勧めします。
横浜市での葺き替えやカバー工法など屋根修理は福田総業にお任せください。