横浜市港南区にてクローゼットからの雨漏り修理(屋根葺き替え工事)
2025/06/26


お客様のお悩みとご依頼のきっかけ、弊社からのご提案
こちらのお客様は、クローゼットから雨漏りしていて、これまで何社かにみてもらったけれどもいずれも解決には至らなかったとのことで、弊社に一度見てほしいとご連絡をいただきました。
現地にお伺いしたところ、築44年の瓦屋根で、散水調査にて漏水箇所の特定を行ったところ、増築部分と元々の部分の屋根の繋ぎ目から雨漏りしていることが判明しました。
劣化状態を考慮して、葺き替え工事をご提案いたしました。
横浜市港南区にてクローゼットからの雨漏り修理(屋根葺き替え工事) 工事の概要
現場住所 | 横浜市港南区港南 |
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お客様名 | K様 |
築年数 | 44年 |
施工内容 | 屋根葺き替え工事・雨樋交換 |
施工箇所詳細 | 屋根全体、雨樋 |
施工期間 | 横暖ルーフαS(ニチハ) |
その他建材 | 雨樋:アーバントップΣ90 |
横浜市港南区にてクローゼットからの雨漏り修理(屋根葺き替え工事)|施工内容
施工前の様子
雨漏りしたクローゼットの様子
こちらが雨漏りを起こしていたクローゼットの様子です。
雨染みが広がっています。
天井をはずすと、屋根裏にも雨水が染み込んできているのがわかります。
お客様ご自身も屋根から雨漏りしているとおっしゃっており、しかしこれまで何社か雨漏り修理をご依頼されたようですが、なかなか直らなかったそうです。
そうした場合、漏水箇所が正確に特定できていないことが原因です。
屋根の様子
こちらは屋根の様子です。

築44年の瓦屋根ということで、部分的に差し替えを行われた形跡が見られます。
全体を拝見した上であたりをつけて散水調査をおこなったところ、元々の屋根の箇所と、増築された屋根の継ぎ目部分から漏水が起こっていました。
こうした増築箇所は雨漏りを引き起こしやすいため、施工時に水の流れを把握した上でしっかりとした防水処理が求められます。


前の依頼した業者が行ったのか、ラバーロック工法が行われている箇所がありましたが、打ってはいけない箇所にシーリングが打たれています。
瓦をはずすと内部に水が籠ったままになっています。
瓦は元々ある隙間から内部に入り込んだ水を排水する仕組みになっています。ラバーロックでは、平部は重なり部分のみシーリングを打たないと、内部に入った水が逃げ場をなくしてしまって腐食を起こしてしまいます。
これでは雨漏りが直るどころかますますひどくなってしまいます。
瓦のズレの補修を依頼したら、間違ったラバーロックを施工されて雨漏りしてしまったという事例もあるため、業者選びには十分ご注意ください。
葺き替え工事の様子
既存屋根材の撤去



まずは既存の瓦屋根を撤去していきます。
瓦を一枚一枚剥がしてある程度まとめた状態にして、慎重に下ろします。
瓦の下の桟も撤去します。

こちらは撤去して土なども掃除した状態です。
瓦の下には防水紙が敷かれていますが、こちらも劣化して雨漏りを起こしていました。
一般的な防水シート(ルーフィング)であるアスファルトルーフィングの耐用年数はおおむね10~20年ですので、築20年を超えると防水シートが劣化して雨漏りを起こしやすくなります。
野地板張り


雨漏りで下地である野地板が腐食して劣化していた箇所がありましたので、撤去して新しい野地板に張り替えます。
そして全体に上から野地板を貼って下地の補強をします。
ルーフィング施工


野地板の上から新しいルーフィングを張ります。
田島ルーフィング製造の改質アスファルトルーフィングです。改質アスファルトルーフィングはアスファルトルーフィングを改良したもので約20~30年の耐用年数があります。

谷部には谷板金を施工します。

換気棟のための開口口も開けています。
新規屋根材の施工


ルーフィングの上から新しい屋根材を葺きます。
今回使用したのは、横暖ルーフαSです。
軽量な金属屋根で、遮熱と断熱の機能があり、長持ちするという点からご提案いたしました。
棟板金の施工
棟板金を設置するための貫板を設置して、上から棟板金と換気棟を取り付けました。
下屋の葺き替え



下屋や玄関屋根も同様に葺き替えを行いました。
下地を張ってルーフィングを張り、屋根材を施工して、壁との境目である取り合い部分には雨押え板金を施工しています。
雨樋交換


また雨樋も交換を行っています。
後ろにすぐ山があり、落ち葉の影響を受けやすく雨樋が詰まりやすい環境ですので、落ち葉ネットも取り付けています。
施工後の様子
こちらが施工後の様子です。


工事で改善した点・期待できる効果
雨漏り箇所を特定した上で工事を行ったことで、雨漏りが無事に止まりました。
工事で気をつけたポイント
雨漏りしている箇所を的確に突き止めてから工事を行いました。
施工担当者より
お客様へのお礼
この度は弊社に工事をご依頼いただき誠にありがとうございました。
お客様からも何社か依頼してなかなか直らなかったので不安だったが、今回無事に雨漏りが直ってよかったとお喜びいただけました。
今回下地や防水シートが劣化していたため屋根の葺き替えを行いましたので、今後数十年は屋根に関して安心して暮らしていただけるかと存じます。
もしお住まいのことで何かご不安なことなどありましたらいつでもご相談ください。
同じ工事を検討されている方へ
雨漏り修理や屋根の葺き替え工事を検討されている方が、工事を失敗しないためには重要なポイントがあります。雨漏り修理においては、雨漏りの原因を正確に特定することが非常に重要です。
散水調査などを行い、どこから水が侵入しているのかを確実に把握してから必要な工事を行うことで、無駄な費用や手間を避けることができます。
また、施工方法にも注意が必要です。
特に、ラバーロック工法など屋根の修理方法については、施工ミスが雨漏りの原因になることがあります。
誤ったラバーロック施工が原因で雨漏りが悪化した事例も多くみられるため、業者選びには十分に注意してください。
さらに、築年数が古くなった屋根では、防水シートや下地の劣化が進んでいる場合があります。
瓦自体は耐久性の高い屋根材ですが、下の防水シートや屋根の漆喰が劣化していることもあります。築20年を超えてきたら一度点検をうけることをおすすめします。
屋根や雨漏りの問題は放置すると、さらなるトラブルを引き起こす可能性があるため、早期の対応が重要です。
福田総業では確実な雨漏り調査によってこれまでなかなか直らなかった雨漏りも多数解決してきました。
雨漏りにお悩みの方、ご相談・現地調査・お見積りは無料ですのでお気軽にご相談ください。