本当に恐ろしい!雨漏りの二次被害とは

2022/09/12

雨漏りで重要なのは「早期発見・早期対策」とよく言われていますが、これは雨漏りは放置しておいても直ることはなく、むしろ放っておくことでどんどん悪化してしまうためです。
雨漏りに気付くきっかけは壁や天井にしみができたなど室内から目に見えるような原因が多いかと思いますが、そうなった時にはもう二次被害が発生してしまっているケースもあります。
今回は雨漏りを放置することで発生する二次被害の症状や雨漏りを発見するサインなどについてご紹介します。

本当に恐ろしい!雨漏りの二次被害とは

雨漏りの症状は二つの段階がある

雨漏りの一次被害

一次被害とは、文字通り雨漏りによって最初に起こる被害であり、外壁や屋根などが劣化や何らかの被害にあったことで、建物の中に雨が侵入することを指します。
原因としては、施工不良、経年劣化や地震などによる屋根や外壁の破損や欠損、ひび割れの発生などがあげられます。

雨漏りの二次被害

二次被害は、一次被害が起こることによって派生的に発生する建物への様々な悪影響です。
たとえば建物内部に侵入した水によって木材が腐食する、腐食した木材にシロアリが発生するなどがあげられ、いずれも建物自体に大きなダメージを与えてしまいます
こうしたダメージが深くなるほど家の修繕費用も当然高くなってしまい、屋根材の補修や修理、板金交換だけで済む場合はいいですが、ただの雨漏りだと思っていたら屋根の下地板まで腐ってしまっており、屋根全体を交換しなければならなかったということは本当によくあります。
高額な工事費用だけでなく、大切な家の資産価値も下げてしまうため、雨漏りは放置せずに早めに修理を行いましょう。

避けるべき二次被害の例

シロアリの発生

シロアリの発生

シロアリの好物は柔らかく湿った木材。雨漏りによって水分を含む木材は恰好の餌食となってしまいます
近年は住宅の断熱機能と気密性が向上していますが、人が快適に暮らせる環境はシロアリも快適であり、換気が十分に作動していないと侵入した雨水もこもりやすくなるため、シロアリが発生しやすい環境になっています。
床などに使用するウレタンフォーム等の断熱材は柔らかくシロアリがかじりやすいために巣にされてしまうことも。
基礎部分までシロアリが繁殖していた場合には、シロアリ駆除の費用に加えて、ダメージの大きさによっては床下や大幅なリフォームが必要となり、修繕に数百万円かかってしまったなんてこともあります。
けしてたかが雨漏りと侮らず、雨漏りを発見したらなるべく早めに雨漏り修理業者にご相談ください。

カビやダニの発生

しみが発生している場合には、内部にカビも発生している可能性が高くなります。
カビが好むのは高温多湿の環境。雨漏りで建物内部に水が侵入すると湿度が高くなるため、カビが発生しやすくなります。カビは快適な湿度と水分、そして塗料に含まれる樹脂などの栄養を餌としてどんどん繁殖していきます。
カビの中には人体に悪影響を及ぼす種類もあり、アレルギー性鼻炎やシックハウス症候群などのアレルギーを起こす可能性も。
またこのカビを餌にダニなどの害虫も発生しやすくなってしまいます。

漏電

見えない部分の電気回路が雨によって腐食していたなど、漏電の原因はその約24%が雨漏りによるものであり、雨漏りによって引き起こされる住宅被害の中で最も恐ろしいものです。
漏電によって火災が引き起こされるケースもあるため、注意が必要です。
天井裏などに電気配線がある場合には特に注意してください。漏電が発生していると勝手に動作を止めてくれる漏電ブレーカーが設置されているかどうか確認しておくといいでしょう。

雨漏りのサインかも?こんな症状に注意

一階の天井から雨漏り

例えば部屋の中がかび臭い、壁やクロスに雨染みが発生している、クロスが剥がれている、カビが発生しているような場合、雨漏りが起こっている可能性があります。
壁の内部で進行する雨漏りは発見が遅れるため、断熱材など内部でのカビの発生を知らせるカビ臭などは重要な手がかりとなります。
部屋が妙にかび臭い、蛇口は締まっているのに壁の中で水滴の落ちる音がする、などという症状があれば雨漏りの可能性があります。雨漏りの早期発見のためにも専門家に調査してもらうことをおすすめします。

雨漏りの二次被害を防ぐためには早期発見・早期対応が重要

雨漏りの多くは経年劣化によって発生するため、なかなか火災保険が適用されないケースが多くなります。
例えば強風で笠木板金がとばされた場合では、その分の修理費用は風災補償として補填されることが多いですが、直接原因が風災などの自然現象でない場合には火災保険は適用されません。
高額になりがちな工事費用を抑えるためにも、雨漏りにはお家の定期的なメンテナンスと、早期発見・早期対応が重要です。
雨漏りが恐ろしいのは、建物の内部で進行するために気が付きにくいということです。
天井やクロスのしみ、カビ臭さなどご自分でもなにかおかしなところはないかを定期的にチェックされてみてください。
何かおかしいなと思ったら早めに専門業者にご相談ください。

まとめ

雨漏りで恐ろしいのは、気が付かないうちに建物の中で進行して気づいた時には二次被害が発生していることです。
二次被害にはシロアリの発生、カビやダニの発生、漏電などがあります。これらは建物の耐久性を大きく損なうだけでなく、人命にもかかわるため、二次被害に至る前の早期発見が重要です。
部屋にカビ臭が発生するなどの症状を見逃さないようにしてください。
理想的なのは、一時被害が発生する前に定期的に点検を受けてメンテナンスを行うことで、雨漏りそのものを防ぐことができます。
多くの業者で無料の屋根や外壁の点検を行っていますので、お近くの業者に依頼してみてください。

横浜市での屋根の点検や雨漏り修理は福田総業にご相談ください。

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