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無落雪屋根とは?雨漏りリスクやメリットデメリットを紹介

2022/12/06

こんにちは、横浜の雨漏り修理専門店・福田総業です。

先日、こちらの記事で屋根のトレンドやシェアについてご紹介しましたが、屋根のシェアにも地域差があります。
「無落雪屋根」は全体においては4%程度ですが、北海道では7割の新築住宅で採用されています。
今回は無落雪屋根はどんな屋根なのか特徴やメリット・デメリット、雨漏りしないためのメンテナンスについてご紹介します。

無落雪屋根とは

無落雪屋根とは?

無落雪屋根とは字の通り「雪が落下しない屋根」です。
北海道のように積雪の多い場所では、雪下ろしは必須の作業です。しかし屋根の上での雪下ろしは重労働であり、大変危険を伴う作業でもあります。
悲しいことに、実際に除雪作業による死亡事故も毎年発生しています。
他にも雪が落下してきて事故になるケースもあります。
こうした除雪の手間をはぶいてくれるのが無落雪屋根です。
北海道でも昔は三角の切妻屋根が多かったのですが、都市化による敷地の減少や落雪の問題の深刻化により屋根を平らにする無落雪屋根が増えています。
無落雪屋根は、屋根を平らにすることで雪の落下を防ぎ、雪をそのままにしておくことで、新雪がふたのような役目を果たして気温の上昇や屋根裏の室温などを利用して内部の雪を自然に溶かしていく工法です。解けた雪が排水される樋には電熱ヒーターを入れて樋が凍結しないように工夫されています。
雪が大量に上に残ることを想定しているため、建物自体が雪の重さに耐える設計になっている必要があります。

無落雪屋根の種類

無落雪屋根にはいくつか種類があります。

スノーダクト方式

スノーダクト方式

スノーダクト方式は、屋根の真ん中が谷になった緩やかな逆M字型をしており、「M型屋根」とも呼ばれます。
この中央部分の谷にはスノーダクトが取り付けられており、解けた雪はそこへ流れていく仕組みとなっています。スノーダクトには凍結防止のためヒーターが設置されているのが一般的です。雪解け水や雨水を中央に集めるため水が屋根の端から垂れず、つららが発生しにくいという特徴もあります。
この谷部に雪解け水が集中するため、雨仕舞をしっかり行うことが重要です。

フラットルーフ方式

フラットルーフ方式

スノーダクト形式の次に登場したのがフラットルーフ形式です。
屋根の上が平らの形状がほとんど平らで傾斜がなく、陸屋根のような形状をしています。
解けた雪や雨水を流すためのわずかな水勾配(1/100程度)の傾斜がついており、樋へと排水する仕組みです。

勾配屋根形式

勾配屋根形式

既存の三角屋根に雪止めを設置した方式です。「スノーストッパールーフ」という横葺き方式の屋根材には一定間隔で雪止めとなるリブ形状が成型されています。
他にも北米でよく使用されているガラス基材のアスファルトを浸透させて表面に石粒を付着させた「アスファルトシングル」なども屋根材として使用されています。
また軒先に融雪ヒーターを設置して、徐々に雪を溶かして樋に集めるという方法もあります。

無落雪屋根のメリット

除雪作業の負担軽減

無落雪屋根のメリットはやはり除雪作業の手間と危険を省いてくれることにあります。
無落雪屋根は屋根に雪を残したまま自然に溶かす工法のため、除雪作業の必要がなく、恐ろしい屋根からの転落事故も防いでくれます。

落雪事故が減らせる

無落雪屋根は、勾配がない、もしくは落雪を防ぐ工夫がされているため、大量の雪が落下してくるという事故を防ぐことができます。
近所の庭に落ちたり、人や車に落ちてトラブルになることもあるため、近所との十分なスペースがない場合や住宅密集地では傾斜のない無落雪屋根が多く採用されています。

無落雪屋根のデメリット

建物にかかる負荷が大きくなる

降った屋根を下に落とさない無落雪屋根を採用すると、雪がそのまま積もるため建物に大きな負荷がかかります。
雪は1㎥の重さが約300kgと言われており、大変重いものです。
はじめから無落雪屋根に設計されている場合は問題ありませんが、リフォームする際には建物全体の構造を見直す必要があるケースも考えられます。
もしも建物の荷重計算が足りていない場合にはドアなどの開口部に歪みがでるなどの可能性があるので、荷重に耐えられるかという点は大変重要です。

雨漏り防止のためメンテナンスが必要

無落雪屋根は、雪を屋根に残す構造上、雪解け水や雨水が屋根に集まり、雨漏りが発生しやすくなります。
そのため屋根の形式に合わせたしっかりとした雨仕舞施工をしてくれる業者を選ぶことと、定期的なメンテナンスを業者に依頼する必要があります。

無落雪屋根の各方式別メンテナンス

スノーダクト方式のメンテナンス

スノーダクト方式では、屋根の真ん中に雪や雨水を集めるための谷部(樋)があり、ここにごみが堆積していたり、スノーダクトに不具合があると雨漏りが発生してしまいます。
スノーダクト方式は、ごみの詰まりの確認と清掃、スノーダクトの不具合の点検などこまめなメンテナンスが重要です。

フラットルーフ方式のメンテナンス

フラットルーフ方式は、屋根に樋がないため、防水性の高いフラットルーフ材を使用したり、各防水工事を行うなどしっかりとした防水対策が必須です。
防水工事にはシート防水や塗膜防水などの種類がありますが、それぞれ10年~15年程度の耐用年数のため定期的なメンテナンスを信頼できる業者に依頼しましょう。

勾配屋根形式のメンテナンス

勾配屋根形式のメンテナンスは使用している屋根材の種類によって異なります。
特に「スノーストッパールーフ」では屋根に溶けた雪が蓄積されて屋根の隙間から内部に侵入してしまうすがもりの被害が多く報告されており、すがもりを防ぐ雨仕舞が重要となります。スノーストッパールーフは板金を折りこんでいる「はぜ」の先端部分や、屋根同士を継いでいる箇所から雨漏りしやすいため、すがもりによる雨漏りを防ぐためにも屋根の点検を忘れずに受けることが大切です。

まとめ

雪を屋根にとどめて自然に溶かす無落雪屋根は、雪下ろしの手間や危険性から開放してくれるため北海道では数多く採用されています。
しかしその反面、雪解け水や雨水を勾配で流さないため雨漏りしやすい屋根ともいえます。
雪解け水が内部に侵入してくるすがもりを防ぐためにも、屋根の定期的な点検とメンテナンスが重要となります。

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