少し日が過ぎてしまいましたが、8月3日は「建築板金の日」でした。
なぜ8月3日なのかというと、私たち建築板金に関わる人間には欠かせない道具である板金ハサミの「ハ=8」と「ミ=3」の語呂合わせからきています。
「建築板金」はあまり馴染みがない方も多いかもしれません。
しかし屋根だけでなく建物には多くの板金が使用され、雨漏りを防ぐなど欠かせない重要な役割を担っています。
今回は建築板金について歴史や役割と重要性についてご紹介いたします。
建築板金とは?
「建築板金」とは一体なんでしょうか?板金とは金属の板のことです。
この板金を切断や曲げ、穴開け、溶接といった加工を施すのが板金業です。
この板金業には大きくわけて二つの種類があります。
一つは工場板金で、金属板を使って工場で部材や部品を製造を行います。主に自動車や飛行機のボディなど様々な製品に使用されています。
もう一つが建築板金で、用途に応じて金属の板を切断、折り曲げ、貼り合わせ、変形などを行って屋根や外壁、雨樋の他ダクト、排気筒や内壁に対して様々な板金製品を製造して取り付けを行います。
板金と聞くとまず自動車の板金工事を想い浮かべる方が多いかもしれませんが、自動車の板金は工場板金に分類されます。
屋根に使用する棟板金や谷板金などはこの建築板金に該当します。
建築板金の歴史
日本の建築板金のはじまりですが、屋根に銅板が初めて使用されたのは765年、奈良の西大寺とされています。
しかし金属は高価なため、銅は主に神社仏閣やお城でのみ使用されていました。瓦ぶきは仏教ともに6世紀に伝わりますが、一般住宅で使用されるのは江戸時代に入ってからで、多くは豪商や武士など比較的裕福な家の家屋でのみ使用されていました。
明治にも日本の屋根は一般住宅はかやぶきや板張りが多く、明治5年9月に初めて日本で鉄道が開通しましたが蒸気機関車が排出する火の粉で火事になることが多く、屋根に一斗缶を打ち付けて延焼を防止していました。
当時その施工を行ったのは金属細工に相当する髪飾りを製造していた職人でした。そこから徐々に専門の職人が登場し、一斗缶がブリキでできていたことから「ブリキ屋さん」とも呼ばれていました。
ブリキはさびやすいため、次に登場したのが亜鉛めっき鋼板である「トタン」でした。
ここで初めて一般住宅に使用される金属屋根が登場しました。
住まいの建築板金の役割と重要性
私たちの住まいには実は金属屋根の他にもたくさんの板金が使用されています。
例えば雨樋や、屋根の一番上の棟に使用する棟板金、他にも破風板や鼻かくし、軒天といった部分の他にも厨房用金物、ダクト、排気筒など板金を加工して取り付け工事を行います。
建物の外装施工では金属屋根の他に、建物の境目や端となる部分を保護し、雨が入らないように板金を切る・叩く・曲げるなどの加工して場所にあった適切な処理を行っています。
板金屋は金属屋根以外にもスレートなど、粘土からできた一般的な瓦意外の屋根工事全般に関わります。他にもサイディングなど外壁全般も施工します。
瓦屋根でも雨水が建物の侵入しないようにする必要がある部分には上記のような金属施工が必要になります。
屋根以外でも土台部分の土台水切りという板金は、外壁を伝ってきた雨水が基礎部分に侵入しないように板金で保護し、うまく流して処理をしています。
こうした作業を雨仕舞といい、雨の流れを理解して適切に排水処理を行う、建物の天敵である雨から守るとても大切な作業です。この雨仕舞が適切に行われないと、雨が内部に侵入しやすくなって雨漏りが発生してしまい、建物そのものの耐久性に大きくかかわってきます。
建築板金はこの雨仕舞の処理において高い専門的な知識と技能を有しています。
雨仕舞について詳しくは下記の記事をご覧ください。
各都道府県に板金の組合があり、それを統合しているのが
「全日本板金工業組合連合会」(全板連)と、「社団法人日本建築板金協会」(日板協)です。
福田総業も神奈川県と横浜市の板金業者の組合に加入をしています。
加入している事務所は、板金技術の向上や板金に関する情報交換を行っています。
まとめ
板金は屋根の随所で雨仕舞など大切な役割を担い、雨漏りから家を守っています。
建築板金を扱うことは板金加工に精通し、雨の処理のプロでもあるということでもあります。
福田総業は板金職人として多くの経験を積んでまいりました。
金属屋根や板金の専門として雨漏り修理や屋根修理・板金修理に多くの実績があります。
横浜市で雨漏り修理や屋根修理をお考えの方はぜひご相談ください。