雨漏りで天井や室内にカビが発生!原因と対処方法をご紹介

2023/04/17

天井やクロスにカビが発生したとき、雨漏りや結露を疑われるのではないでしょうか?
食物に生えるイメージのあるカビですが、雨漏りが発生して建材が水分を含むようになると、カビが発生することがあります。

カビは、雨漏り発生の初期症状でもあります。
カビ臭い、クロスに雨染みができた、カビが発生したという場合には雨漏りを疑ってください。
今回は、カビが発生する原因や、対処方法をご紹介します。

天井のカビ

カビが発生する原因

カビは微生物の一種で「真菌」と呼ばれ、常に空気中に存在しています。
神戸市衛生研究所による測定データでは空気中1㎥内に80個前後のカビが存在するとされています。
この空中を漂うカビ(胞子)が物質に付着して、カビの育成に適切な条件が整うと出芽して菌糸をのばして生育し、私たちがよく目にする出芽した胞子の姿になります。

カビの生育条件

下記の条件が揃うとカビの生育に適した条件となります。
・10~35度前後の温度があること
・埃、チリ、垢などの栄養分があること
・水分や湿気があること
・酸素がある

湿度70~99%がカビにとって快適な湿度

カビは表面結露が起こる程度の湿度、70~99%程度が快適であり、生育しやすくなります。
そのため梅雨の時期にはカビの発生率は高くなります。
また紫外線に弱いため、直射日光の当たる場所ではうまく生育できません。

カビは水分と埃、湿度があれば生育可能となるため、少量の雨水が建物内部に入り込んで、そこが乾燥しないとそこからカビが発生してしまいます。
また壁内の場合、日光もなく、換気がしにくい場所のため、カビの生育に適した場所になってしまうのです。
このように少しの雨漏りでもカビは発生可能なのです。

雨漏りで発生したカビを放置するとどうなる?

木材の腐食の誘発

木材の腐食

床下や、天井裏など目に見えない場所で進行する雨漏りは、断熱材や柱などの構造材を湿らせ、カビが生えるとそこに常に水分を含むため、腐食を誘発してしまいます。

カビが直接木材を腐らせることはありませんが、同じ菌類である木材腐朽菌が発生すると、木材の主成分であるセルロース、ヘミセルロースなどを分解してしまい、木材を腐朽させてしまうのです。
木材腐朽菌は、適度の水分や85%以上の温度、酸素、栄養分、そして木材含水率が20%以上で繁殖するため、カビの生育条件と似ています。
カビが発生したら木材腐朽菌が発生する前に手を打つ必要があります。

アレルギーなどの健康被害

カビの胞子を大量に吸い込むことで、人体への悪影響を及ぼすことがあります。
たとえば、アレルギー性鼻炎、皮膚炎、シックハウス症候群などのカビによるアレルギー反応と、カビの感染で起こる真菌性肺炎などが挙げられます。

雨漏りでカビが発生した時の対処方法

自分でカビを除去する方法

自分でカビを除去する方法

とりあえず目に見えているカビを除去したい場合には、ご自分でできる方法があります。
クロスに発生したカビは、水で薄めた漂白剤で除去できます。
しかし色や柄がある場合、色落ちしてしまう可能性が高いため注意してください。
最初に目立たない場所で試してみることをおすすめします。
漂白剤が使えない場所には、エタノールの使用が適しています。
消毒用のエタノールを雑巾などに含ませて拭き取ります。取りにくいときにはエタノールを含ませた布やティッシュを数分固定させておいておくと拭き取りやすくなります。

原因ごと直すにはプロの業者に依頼する

しかし表面上のカビをとってもカビを起こしている原因が解決したわけではありません。
雨漏りが原因でカビが発生している場合、雨漏りがどこから起こっているのか、そしてどこまで拡がっているのか調査が必要です。
そしてカビが発生しやすくしている水分が建物内部に入らないように雨漏り修理を行う必要があります。
雨漏り箇所を特定して修理を行わないと、また再発してしまいます。

雨漏り以外が原因の場合

雨漏り以外にカビが発生する原因に、結露があります。
ガラスなど目に見える表面結露とは別に、壁内など見えないところで発生するのが内部結露です。
昔の家は隙間があることで結露しにくい構造でしたが、住宅に断熱化・気密化を求める中で、施工不良などにより、内部結露が発生する事例が発生してきました。

内部結露が発生すると木材や断熱材が常に湿った状態になり、カビだけではなく腐朽菌が発生して木材の腐食まで起こしてしまいます。
雨漏り修理をして水分の内部への侵入を塞ぐとともに、換気についても見直すことで、カビの発生だけでなく内部結露も予防できます。

雨漏り修理業者選びは慎重に

雨漏り修理は、工事の中でも経験や知識が求められる難しい工事です。
もしも雨漏り修理に十分な経験のない業者が行うと、何度修理しても直らず、再発してしまうという事例もあります。
雨漏り修理を依頼する場合は、十分な経験と実績のある業者に依頼することで、何度も修理を依頼するというリスクを減らすことができます。

まとめ

カビは10~35度前後の温度、埃、チリ、垢などの栄養分、水分や湿気がある状態で発生しやすくなります。
そのため、雨漏りでカビが発生している場合、その原因を突き止めて確実な雨漏り修理を行う必要があります。
また内部結露が原因でカビが発生しているケースもあるため、その場合は家の換気についても見直す必要があります。
カビの除去はご自分でも行えますが、内部のカビや、原因となっている雨漏り修理はプロに依頼した方が確実です。
その場合、実績のある業者を選ぶことで雨漏りが直らないというトラブルを避けることができます。

横浜市で雨漏りでお悩みの方は、一度福田総業までご相談ください。

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