横浜の暮らしを快適に!各屋根材の断熱性能について

2023/01/24

こんにちは。横浜の屋根修理・雨漏り修理専門店「福田総業」の広報担当です。
大寒波が来ていますね。ここ横浜でも明日は氷点下まで下がるようです。
横浜は比較的過ごしやすい地域ですが夏と冬の気候変化が大きい面もあります。

快適な暮らしを考える際にやはり住まいというのははずせない大きなポイントです。
最近の新築では高い断熱機能を元々備えていますが、リフォームの際に断熱材を壁や天井に入れるほかに屋根を断熱性能の高いものに変更することでも大きな断熱効果が期待できます。

今回はそれぞれの屋根材の断熱性能についてご紹介します。

断熱性の高い屋根を施工すると何故涼しくなるのか?

近年暑さが厳しくなり、40度近い高温を記録することもあります。
そして屋根表面は80度近い高温になります。その熱を室内へと入れない仕組みが断熱です。
屋根材は素材によって熱の伝えやすさである熱伝導率がことなり、また形状や施工の方法によって通気層の規模が異なります。
空気の層である通気層が大きければそれだけ空気の通り道ができて通気や換気が行えて熱を逃し、室内を暑くする熱がそのまま室内へと侵入するのを防ぐことができます。

屋根材別断熱性能の比較

ご自宅がどんな屋根なのか、それぞれの屋根の断熱性能について把握しておくことで屋根の葺き替えなどのリフォームの際に比較検討することができます。

スレート屋根

スレート屋根の断熱性能

スレート屋根は「コロニアル」や「カラーベスト」とも呼ばれ、日本の住宅で広く普及している屋根材です。
厚さは5mmほどの屋根材で瓦屋根より軽量であり、コストの屋根材の中では安く、カラーバリエーションに優れています。
ご自宅がスレートの屋根という方も多いのではないでしょうか。
スレート屋根はセメントを主材としているため熱伝導率は低いのですが屋根材そのものが薄いこともあり、断熱性能はあまり優れているとは言えません。
また屋根材と屋根材の隙間が小さいので空気の層がわずかしかないのも断熱性能が高くない理由です。

スレートの断熱方法

スレートの場合には遮熱塗装を行って屋根の表面温度の上昇を抑える方法や、あるいは断熱塗装を行って表面温度を下げつつ、熱された高温の空気が室内へ移動しないように防ぐことで断熱と遮熱を行います。
スレートが劣化してきてリフォームを行う際に、金属屋根でカバー工法を行うのが一般的です。
カバー工法は既存の屋根の上にもう一つ屋根を被せるので屋根が二重となりいわば「重ね着」のような状態となるため断熱効果が期待できます。

金属屋根

横暖ルーフ

近年日本の新築やリフォームで人気の金属屋根。
ひと昔前までは金属屋根といえばトタンであり、錆びやすく長持ちしない印象がありましたが最近主流となっているガルバリウム鋼板は錆びにくく耐久性の高い屋根材として広く用いられています。他にもステンレスやチタンなどより耐久性の高い素材も使用されています。
金属屋根は屋根の中で最も軽く耐久性も高いのが魅力ですが、基本的に断熱性能は一番低くなります。理由は金属がもつ熱伝導率の高さです。
また金属屋根はスレート屋根同様に、野地板+ルーフィングの下地材に密着するため空気の層ができないのも断熱性能が低い原因です。

金属屋根の断熱方法

最近では予め表面に遮熱塗装が施されたタイプや、断熱材を挟んで一体化した高い断熱性能を持つ金属屋根も販売されています。
金属屋根への葺き替えやカバー工法をお考えの際には、その製品に断熱材がついているのか性能を予め確認しておくといいでしょう。
ものによっては屋根材の中でもっとも高い断熱性を持つ持つ製品もあります。
断熱材一体型ではない場合には、別売りとなっている断熱材を張り、上から金属屋根を施工します。

瓦屋根

瓦屋根の断熱性能

粘土で作られた瓦屋根は、最近ではあまり新築では見かけることが少なくなりました。
瓦屋根はしっかり手入れをすれば50年以上持つと言われる大変耐久性の高い屋根です。大震災の後はその重量から新築に用いられることが減り、屋根のシェアを落としています。
しかし瓦屋根は、日本の高温多湿の環境に合わせて発展してきたため、素材そのものの熱伝導率が低いことと、瓦と瓦の間に自然と隙間ができるため通気層が形成されることにより大きな断熱性能を持っています。

瓦屋根の断熱方法

瓦屋根ではさらに流し桟工法(通気構法)を用いるとさらに断熱性能が高くなります。この工法では野地板の上に流し桟木を置き、その上に瓦を固定する瓦桟木と瓦を施工することによって瓦桟木と野地板の間に通気層が確保でき、通気・換気が行えます。また、この工法では瓦を固定するのにルーフィングに直接釘を打たないため雨漏りのリスクを減らすことが可能です。
すでに瓦屋根である場合には、もしも40年以上前にたてられたお家の場合、天井などの断熱性能が十分ではない可能性があるため、天井や壁の断熱を見直すことで住宅の断熱性を高めることが可能です。

他の屋根材でも断熱材を組み合わせて行う屋根通気工法という工法もあります。
屋根に断熱材を施工し、垂木をもう一度施工することで屋根に通気層を設ける方法です。

屋根の断熱についてはこちらもご覧ください。

まとめ

屋根材には色々な種類がありそれぞれ断熱性能も異なります。
とはいえ屋根をリフォームして葺き替えを行う機会はなかなかないものです。瓦屋根は断熱性能が高いけれども耐震性が不安という方もおられるかと存じます。
その場合には高い断熱機能を持つ軽い金属屋根の断熱材一体型屋根材がおすすめです。
ご自宅の屋根の状況に合わせて最適な断熱の方法を行うのが理想的です。
天井断熱や屋根断熱など様々な断熱の方法があります。
横浜市で屋根の断熱や冬の寒さや夏の暑さを軽減したいという方、一度福田総業までご相談ください。
屋根のプロが診断して最適な方法をご提案いたします。

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