こんにちは。横浜の雨漏り修理専門店・福田総業です。
急に寒くなりいよいよ冬ですね。
本日は招き屋根についてご紹介します。
招き屋根は、最近新築でチラホラ見かけるようになった、切妻屋根の片側を短く、片方を長くしてそれぞれ屋根の長さを変えた屋根です。
招き屋根と差し掛け屋根の違いは?
招き屋根と検索すると、屋根が段違いになっているものが出てきます。
これを段違い屋根と呼び、差し掛け屋根との複合した形態です。
ちなみに差し掛け屋根は、「大屋根より一段下がって壁から片流れの屋根を差し掛けたもの」を指し、これは下屋とほぼイコールになります。
整理すると、以下のような意味あいになります。
招き屋根=切妻屋根の片側を短く、片方を長くしてそれぞれ屋根の長さを変えたもの
差し掛け屋根=片流れの屋根を母屋に差し掛けたもの
段違い屋根=招き屋根で段になったもの(差し掛け屋根の一種)
検索すると、段違い屋根を招き屋根と呼んでいるケースもあり、通称として認識されているようですね。
段違い屋根は、フラット35住宅仕様実態調査報告で見られるようにここ数年新築で増えていることもあり、認知が高まっているようです。
こちらでは、この段違いになった屋根を招き屋根としてメリットやデメリット、そして雨漏りを防ぐためのメンテナンスポイントをご紹介します。
招き屋根(段違い屋根)とは?
切妻屋根と似ており、屋根の頂点に棟があるのは同じで、二面の屋根のサイズや長さが異なります。
長さの違う屋根の形状が招き猫の手の形に似ていることから、招き屋根と呼ばれているようです。
招き屋根(段違い屋根)のメリットは?
採光性がよい
段違いになっていることから、壁部分に窓が設置できるため、採光を取り入れやすく、その分部屋が明るくなります。
窓が開閉可能なタイプなら風通しもよく、室内の通気性も向上します。
天井が高くなる・屋根裏スペースが広い
段違い屋根は屋根裏の空間が広くなるので、天井が高く開放的な空間を楽しめます。
ロフトを作るなどして屋根裏空間を楽しむことも可能です。
太陽光パネルをたくさん載せられる
屋根の大きさが異なるため、大きな面積の屋根には多くの太陽光パネルが設置できます。
こちらが南面を向いている場合にはそれだけ多くの発電が可能になります。
デザインが個性的
シンメトリーな切妻屋根と比べると、そのアシンメトリーな外観が印象的です。
好みは分かれるかもしれませんが、独特な個性的な屋根ともいえます。
招き屋根(段違い屋根)のデメリットは?
夏は暑くなる
構造上、屋根の断熱をしっかりしていないと特に夏は暑く、冬は寒くなります。
また換気しづらいため、換気を適切に行わないと、結露が発生しやすくなります。
雨漏りリスクが高い
段になった屋根の上部分が特に風にあおられやすいので、ここから雨が侵入するリスクが高くなります。
施工時の雨仕舞や施工後のメンテナンスが重要になります。
招き屋根(段違い屋根)のメンテナンスは?
段違い屋根は、屋根と外壁に段差があるため、屋根と外壁の取り合い部分が弱くなります。
特に風にあおられる段違いに上側の取り合い部分に、雨が吹き込んで雨漏りしやすいため、注意が必要です。
取り合い部分のシーリングが劣化していないかなど定期的なメンテナンスを行うようにしてください。
まとめ
個性的な屋根として最近新築件数の増えてきた招き屋根(段違い屋根)。
差し掛け屋根との複合タイプの屋根であり、屋根裏スペースが広く、採光がとれることも魅力的です。
しかし段違い部分が屋根と壁の取り合い部分となるため、その箇所の雨漏りリスクが高くなります。
どんな屋根にもウィークポイントがあるため、そこを重点的にチェックし、そして建物全体も定期的な点検を受けておくと急な雨漏りが発生して高額な費用が必要というなどということを避けることができます。
横浜市で屋根の無料点検や屋根修理、雨漏り修理をお考えの方はお気軽に福田総業までご相談ください。