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屋根修理屋の屋根ブログ

キューブ型住宅は雨漏りしやすい?メリットとデメリットについて

2022/11/02

最近は様々な住宅が販売され、おしゃれなスタイリッシュなものも増えてきました。
よく見かけるのが軒がない、箱型の「キューブ型」と呼ばれる住宅です。

キューブ型住宅

軒がない分全体が一つの箱のようでスタイリッシュでおしゃれな印象がありますよね。
しかし軒がない故のデメリットも存在します。
このキューブ型住宅のメリットとデメリットについてご紹介します。

キューブ型住宅とは?

こうしたキューブ型住宅は、軒がない住宅、もしくは軒があったとしても10~20cm程度である住宅を指しています。
軒の理想の長さは90cmとされています。
軒の役割には、夏の強い日差しを遮りながら、寒い冬には日差しを取り込むのにベストな角度であり、さらに雨を効果的に遮ることができます。

キューブ型住宅のメリット

スタイリッシュで固定的なデザイン

キューブ型住宅は、無駄をなくした個性的なデザインが魅力です。普通の切り妻屋根でなく、シンプルでおしゃれな住宅を建てたいという方に人気がある理由です。
また、凹凸がない箱型のため、居住スペースを広く確保できます。

低価格である

軒を出さないということはそれだけ費用もカットできます。
また家のつくりなシンプルであることから複雑な形状の家よりも少ない工程で建てることができるのでその分人件費も抑えることができます。
表面に凹凸がないシンプルな形状なので外壁面積も少なく外壁材などの建材費も抑えられます。
実際に株式会社ベツダイが運営する規格住宅ブランド「LIFE LABEL(ライフレーベル)」が扱う「ゼロキューブ」というブランドでは本体費用1,000万円台という低価格を実現しています。

耐震性が高い

シンプルな形状であるために、柱や梁のつなぎ目が少ないので耐震性や気密性が向上します。
軒が短いのでその分屋根の面積も減り、その分屋根が軽くなることも耐震性の向上に貢献しています。
キューブ型住宅は、多くが金属屋根であることも屋根を軽くしています。

キューブ型住宅のデメリット

日差しがそのまま差し込む

軒がないと、周りの環境にもよりますが、夏の強い日差しがそのまま室内へと入り込んできます。特に西側からは西日が強烈に差し込みやすくなります。
その場合より室内が暑くなり、室内のものが日焼けなど劣化が早くなってしまいます。
庇をつけたり、紫外線カットの窓にするなどの対策が必要です。

外壁やシーリングが劣化しやすい

軒がないということは、日直射日光だけではなく、雨が二階の壁に直接当たってしまうことにより、外壁やシーリングの劣化が軒のある家よりも早く進行します。
こうしたキューブ型住宅の外壁にはガルバリウム鋼鈑がよく使用されており、ガルバリウム鋼鈑は通常の金属より錆びにくく、また一般的な外壁材である窯業サイディングよりも防水性能が高く、耐久性・断熱性も高い外壁材です。
また、ガルバリウム鋼板は施工面に窯業系サイディングよりも触れる面が少ないため、毛細管現象が起きにくいことや、シーリングが窯業系サイディングよりも外部に露出しないため、雨漏りしにくいといえます。
ただしガルバリウム鋼板は凹みやすく傷がつきやすいデメリットがあり、そこから錆が発生して劣化するので注意してください。

雨漏りのリスクが高い

上で見たように雨や直射日光により、外壁やシーリング、そして二階のサッシ廻りの劣化も早くなります。
雨がかかるということはそれだけ室内に雨が侵入する可能性が高くなるということです。
軒がない住宅は、ある住宅よりも5倍雨漏りが発生するという日本住宅保証検査機構(JIO)による調査結果もでています。
こちらは国土交通省による産学官連携の共同研究によって、軒の出が15cmの場合と、理想である90cmの場合を比較した調査結果です。

出典:「長持ち住宅の選び方」より
左側が90cmの場合で、右側が15cmの場合です。
青が濃いほど雨がよく当たっていることを表しており、一階部分はほとんど雨のあたりは変わりませんが、二階部分には軒が少ない場合にはかなりの雨量があたっていることがわかります。
このケースでは軒が15cmありますが、ゼロの場合にはもっと雨が当たっていることになります。
キューブ型住宅では入念に防水設計を考慮することが重要です。また、どうしても軒をなくさなければならないのかを検討されてみてください。

軒の役割について詳しくはこちらをご覧ください。

まとめ

住宅の耐久性や雨漏りリスクを考慮される方はあまりいないかと思います。
しかし家は人生で一番大きな高い買い物です。
デザインや間取りだけでなく、長持ちするかどうか、雨漏りリスクという視点でも考慮されてみてください。
雨漏りは内部に雨水が侵入しているサインです。発覚した時には内部まで腐食が進行しているケースも多く、屋根の葺き替えなど大きなコストがかかってしまいます。
新築の10年以内ならば瑕疵保険によってメーカーや施工店が補修を行ってくれます。
しかし10年を経過した後は雨漏り修理費用などはすべて自費になってしまいます。
完璧な家というのは存在しません。雨漏りなどを防ぐためには、定期的な点検で未然に防ぐことが重要です。

横浜市港南区など近郊で屋根や外壁の点検やメンテナンス、雨漏り修理や屋根修理などをお考えの方は福田総業までご相談ください。

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