基礎部分の雨染みは放置すると危険?原因と対処方法をご紹介

2023/02/06

基礎の部分に常に雨染みができていたり常に濡れている箇所があると不安になりますよね。
雨が降っていないのに同じところが常に濡れているような場合、原因は様々ですが、場合によってはお家に重大なトラブルが起きている可能性があります。
今回は基礎が濡れていて雨染みができる原因や対策についてご紹介いたします。
基礎に雨染みがあって気になっている方はぜひ参考にされてみてください。

基礎の雨染み

基礎に雨染みが発生する原因は?

雨樋の破損などにより排水不良が起きている

雨樋は屋根から流れてきた水を適切に排水する役割があります。
もしも雨樋につまりや破損があると水が排水溝に流れず、壁や基礎部分に直接当たったり、地面が水浸しになってしまい基礎に雨染みを起こします。
この場合には雨樋の修理や交換を行うと改善します。

土壌の質の問題

土地に元々湧水がある土地や、排水性が悪い場合に基礎コンクリートが水を吸い上げてしまうことがあります。
排水性が悪い時には雨が降った時に同じ箇所に雨染みが発生します。
他にも周囲よりも低い土地には水が溜まりやすいため水が滞留し、基礎が水を吸って雨染みを起こしやすくなります。

雨の跳ね返り

既存部分に設置している物に跳ね返った雨が基礎コンクリートに当たり続けることで染みを作るケースもあります。
長期間続くと水を吸い続けてしまうため、染みが濃くなるようでしたら跳ね返りの原因となっているものの移動を検討してください。

給排水配管の不具合

お家に設置されている様々な水回りの配管設備も経年劣化によって不具合を起こします。
特に築20年以上経っていると、漏水や排水管から水漏れが発生し、基礎に溜まった水を吸い上げて雨染みを発生させます。
急に水道代が高くなった場合や下水の臭いがずっとするような場合には床下の点検を依頼してください。

基礎と建物の隙間部分からの雨漏り

土台水切り

建物と基礎部分のつなぎ目はパッキンや土台水切りによって、外壁から伝ってきた雨水が基礎部分に当たらないようになっています。
また外壁は透湿防水シートによって水の侵入を防いでいます。
しかしこれらに不具合があった場合にはその隙間から雨水が侵入して基礎部分に水が溜まったり基礎に直接水がかかることで雨染みが発生します。

植物への水やり

お庭を彩る草花を基礎の近くで育てている方もおられるかと思います。
草花に欠かせない水やりですが、水やりの際に常に基礎コンクリートにも水がかかり続けると、コンクリートは水を吸う性質があるため雨染みを発生します。
これが続くとひび割れなどが発生するため雨染みが発生している場合、水がこれ以上かからないように注意してください。

雨水桝の詰まりや不具合

雨樋から流れてきた雨水は雨水桝に集められて排水されます。
この雨水桝に詰まりや不具合があると水が溢れて庭や玄関が水浸しになってしまいます。
最近増えてきた雨水浸透桝は、通常の雨水桝のように下水道管に流すのではなく、集めた雨水を地中に浸透させるため泥やゴミが溜まると浸透させることができずに溢れてしまい、溢れやすくなってしまいます。

基礎コンクリートに起こる雨染みのリスク

コンクリートの爆裂現象

雨染みができているということは、コンクリートが水を吸っているというサインです。
コンクリートが水分を吸った状態から乾燥して水分が蒸発すると体積が減るため収縮を起こします。この時コンクリートが引っ張られる力が生じ、コンクリートが持っている引張力に耐える力を超えるとひび割れが発生してしまいます。
ひび割れが発生すると水分が侵入し基礎の雨漏りやさらなる劣化の原因にもなります。

また割れ目から侵入した酸素や水分に鉄筋が触れると腐食が発生し、錆びた鉄筋が膨張してコンクリートを押し出すと「爆裂現象」が生じてしまいコンクリートが崩落してしまいます。
爆裂現象が生じると基礎の強度の劣化だけではなく、排水管の損傷などにもつながって大きな被害を生み出してしまいます。
また基礎が水分を吸うことで床下に湿気がたまり、シロアリ発生などの危険性も高まります。

基礎コンクリートの雨染みの対処方法は?

基礎コンクリートに発生する雨染みは上記のように非常に多岐にわたります。
原因の見極めは困難なため、プロに調査を依頼してください。あるいは家を建ててもらった工務店やハウスメーカーなどに相談するのもいいでしょう。
雨樋に問題があれば雨樋工事、配管が原因であれば配管工事、基礎のひび割れにはエポキシ系樹脂による補修、もしも基礎部分に重大な問題があれば基礎の補強工事などそれぞれ原因によって必要な工事が異なります。

まとめ

今回は基礎コンクリートに雨染みが見られた場合の原因と対策についてご紹介しました。
基礎の雨染みの原因は土壌の質や雨樋の破損、給排水配管の不具合など様々ですが、雨染みくらいならと放置してしまうと、ひび割れや爆裂現象など大きな被害に発展する可能性があります。
基礎部分に雨染みが見られたらなるべく早く床下点検など調査を依頼してください。

福田総業では雨漏り調査と雨漏り修理を承っておりますので、お気軽にご相談ください。
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