雨漏りを一時しのぎしたい!場所別の方法と便利グッズご紹介

2023/03/09

最近は台風も大型化し、ゲリラ豪雨などの突然の強い雨の機会も多くなってきました。
普段は何ともなかったのに急に雨漏りがする、というのは珍しいことではありません。
突然雨漏りが発生すると焦ってしまいますが、とりあえず室内に入ってくる水をなんとかしたいと一時しのぎの方法を考えられると思います。
今回は雨漏りを一時しのぎするための方法と、便利なグッズをご紹介します。

雨漏りを一時しのぎする必要性

家の中に雨が入ってくるというのは不安になりますよね。
雨漏りを一時しのぎするのは、とりあえず安心するという心理的な効果も大きいですが、これ以上雨漏りを拡大させないという意味でも大変重要です。
一時しのぎでも対策をとらずに放置してしまうと、例えば天井やサッシからの水が床を濡らして床を傷めることになってしまいます。
適切に一時しのぎができていると、被害を最小限に押さえることができます。

雨漏りを一時しのぎする方法

天井の雨漏り

天井からの雨漏りの一時しのぎ

天井から水がポタポタ落ちてくる場合、床にブルーシートやレジャーシートを敷いてその上にバケツを置いて水を受けましょう。
バケツの中に雑巾や吸水シートを入れておくと水撥ねを防ぐことができます。
バケツがいっぱいになる前に水は取り換えましょう。
バケツの下に広めにブルーシートなどを敷いておくと床が濡れることを防げます。

広範囲から水が落ちてくる時は、雨漏りしている箇所全体をビニールで覆い、筒状にしたビニールやビニールひもで上のビニールに溜まった雨水を下のバケツに誘導できるようにしておくと複数のバケツを置く必要がなくなります。

窓の雨漏り

窓の雨漏り

雨漏りが窓やサッシから発生している場合、雨が吹き込んでいる場所に雑巾や吸水シートを置いて水を吸収してください。
窓から雨漏りしている場合、強い雨や風が吹くと大量に雨が吹き込んで床が濡れてしまうことがあります。
床が濡れないように窓の下にビニールシートなどを敷いておきましょう。
吸水シートは大量の水を吸い込むことができるため、雑巾のようにこまめに絞る必要がありません。
雨が吹き込んでくる場所が特定できた場合には防水テープを貼ってふさぐこともできます。
雨戸がある場合は、雨戸を閉めることで雨漏りが止る場合もあります。

外壁の雨漏り

外壁からの雨漏りの一時しのぎ

外壁のサイディングのひび割れや、浮きや割れ、あるいはコーキングの劣化による剥離など明確に雨漏りの原因が特定できる場合、コーキングで隙間を防ぐことで一時しのぎができます。
サイディングが浮いているような場合は、防水テープで浮きをとめておくと隙間を防ぐことが可能です。
もしも一時しのぎで防水テープで塞ぐ場合、アクリル系の粘着層のテープを使用すると外壁に痕が残りにくくなります。

ベランダからの雨漏り

ベランダやバルコニーは、雨に晒されており、しかも傾斜がほぼないため、防水工事によって防水層を形成し建物から雨漏りから守っています。
この防水層が劣化してひび割れなどが生じると雨漏りが発生します。
こうしたはっきりとした隙間やひび割れがある場合、コーキングや補修スプレーを使用することもありますが、ベランダからの雨漏りは排水溝や手すり部分、開口部など様々な要因があり、原因が特定できない場合が多いため、全面をブルーシートで覆うことで一時しのぎするのがおすすめです。

もしも手すりや開口部があやしい場合には該当部分をブルーシートなどで覆ってひもなどで固定することで対処ができます。
前述のようにベランダは雨漏りの原因の特定が難しいため、コーキングなどで塞いでしまうのはかえって悪化することもあるのであまりおすすめできません。

屋根からの雨漏り

屋根から雨漏りが疑われる場合は高所作業になるため、ご自分で作業されることはおすすめできません。
屋根の上での作業はプロでも慎重さが求められる大変危険な作業です。
もしも屋根材が劣化していると、踏み抜いて割ってしまうことがよくあります。屋根材がボロボロになっているとバランスもとりにくく、さらに危険になります。

屋根裏で作業ができるような場合、屋根裏にブルーシートを敷いたり、吸水シートを敷き詰めることで対策ができます。
屋根の雨漏りの応急処置の方法に、ブルーシートで覆って土嚢で押さえる方法があります。
危険を伴うため必ず二人以上で天候のいい日に行ってください。
基本的に屋根の状態を調査するためにも、屋根の雨漏りはまずは専門の業者にご相談ください。

雨漏りの一時しのぎにあると便利なグッズ

バケツ

天井から水が落ちてくる水を受けるために活躍する雨漏りグッズです。容量が大きいとたくさんの水を受けることができ、取り替え頻度も低くなります。
中に雑巾や吸水シートを入れておくと飛び跳ねを抑えることができます。

雑巾、不要なタオルなど

こちらも手軽な雨漏り対策グッズです。
水に濡れた床を吹いたり、前述のようにバケツの中に入れて飛び散りを防ぐなど、様々な用途に活用できます。

吸水シートや紙おむつ

吸水シートは平均的なもので約500mLの吸水力があり、雑巾に比べて吸水力が高いため、こまめに絞る必要がなくなります。
また紙おむつは高分子ポリマーが使用されており、こちらでも代用が可能です。

ブルーシート

ブルーシートは、雨漏り箇所が特定できない際に、床に敷く、ベランダ全体に敷く、屋根に敷くなど雨漏りの広範囲の一時しのぎに活躍します。

防水テープ

防水加工されたテープなので、外壁のひび割れやサッシからの雨漏りなどに使用できます。
ホームセンターでも手軽に手に入り、様々な種類のものが販売されています。耐熱性や耐候性が高く、はがしやすいものを選ぶといいでしょう。

補修スプレー

補修スプレーは防水・撥水スプレーで、外壁などのひび割れがあるところに吹き付けると表面をコーティングして雨の侵入を防ぎます。
スプレータイプなので気軽に使用できます。

コーキング剤

サッシやサイディングの隙間などを充填しているのがコーキングですが、プライマーの塗布や養生、コーキングの選定など初心者の方には難しい雨漏り対策用品です。
プライマーがうまく塗布できていないとすぐに剥がれたり、間違った場所にコーキングしてしまうと雨漏りが悪化することもあるため、経験の無い方は業者に依頼いただいた方が安心です。

一時しのぎの後は早めに雨漏り修理の専門家に依頼を

一時しのぎを行うことで、それ以上の雨漏りの拡大や被害を抑えることができます。またとりあえず雨の侵入を抑えることで精神的にも安心しますよね。

しかしあくまでも一時的な処置なので、一時しのぎで終わらず、なるべく早く専門業者に雨漏りの調査と修理を依頼してください。
雨漏りが起きた時点で、建物の中に水が入っている状態ですので、放置してしまうと中で腐食を起こしていたということも珍しくありません。
またベランダの手すりから入り込んだ水が外壁にも染み込んで外壁が劣化したということもあるように、入り込んだ雨水が移動して他の場所にも被害を出すケースもよくあります。
雨漏りの症状がある場合にはできるだけ早く専門の業者にご連絡ください。
早く工事を依頼すればするほど被害は少なく、その分工事費用も安くなります。

まとめ

今回は雨漏りが発生しやすい、天井・窓・外壁・ベランダ・屋根、それぞれの一時しのぎの方法をご紹介しました。
雨漏りが起こった時に一時しのぎをするのはとても重要なことです。
雨漏りの一時しのぎにはバケツや雑巾などご家庭にあるグッズだけでなく、防水テープや補修スプレーなども常備しておくといざという時に役に立ちます。
場所や雨漏りの状態にあわせた一時しのぎの対策を行うことで、雨漏りの拡大を防げます。

しかし一時しのぎはあくまでも一時的なものですので、雨漏りが完全に修理されたわけではありません。そのまま放っておくと中で進行して内部の腐食が進んでしまいます。
出来る限り早く専門業者に修理をご依頼ください。

横浜市周辺で雨漏りについてお悩みの方は無料点検を行っておりますのでお気軽にご相談ください。
福田総業ではお客様のご要望やご予算に応じて、部分補修から全体補修まで幅広く対応しております。

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