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屋根修理屋の屋根ブログ

格調高い入母屋屋根のメリットとデメリット、雨漏りリスクについて

2022/11/30

こんにちは、横浜の雨漏り修理専門店、福田総業です。
都市部ではあまり見なくなりましたが、特に山間部などの郊外では大きな和風住宅でよく見られるのがこの入母屋屋根です。
日本らしい和風住宅を表す入母屋屋根のメリットやデメリット、そして雨漏りリスクやメンテナンスについてご紹介します。

入母屋屋根とは

入母屋屋根とは

入母屋屋根は、寄棟屋根のように四方に屋根があり、その上に切妻屋根が載っている複雑な構造をしています。
瓦屋根であることが多く、日本家屋らしい格調高い屋根です。
日本では古くは平安時代から格式の高い屋根として、法隆寺の金堂など神社仏閣やお城などで使用されてきました。
西洋建築では見られない形式で、アジアの一部の寺院などで見ることができます。
最近の新築住宅では片流れ屋根などシンプルでモダンなデザインが好まれる傾向があり、それに伴って新築では採用されることが現象傾向にあります。
葺き替えの際に瓦ではなくガルバリウム鋼板にするなど、和風でありながら金属屋根に変更することで和モダンな雰囲気を味わう方もおられるようです。
構造が複雑なため施工には高い技術力が必要とされ、需要の減少に伴って施工できる職人さんも減少していることが年々深刻化しています。

入母屋屋根のメリット

格式高い和の美しさ

入母屋屋根

入母屋屋根のメリットはなんといってもその二段構えの屋根が醸し出す格調の高さでしょう。
日本の伝統的住宅といえば入母屋屋根を思い浮かべる方もおられるように、和風住宅の美しさと格式を堪能できます。
田園風景や伝統的な街並みによく馴染み、日本らしい風景を構成する一役をかっている屋根ともいえます。
複雑な構造のため瓦の配置にも動きが出て瓦の美しさを最も味わえる屋根でもあります。

通気性が高い

寄棟屋根に切妻屋根を載せた形状をしている入母屋屋根は、その分高さがあり、屋根裏の空間を多くとることができます。
空間が広い分空気の流れがよくなり、通気性・通風性も高くなります。屋根裏の換気がとりやすい切妻屋根のメリットが活かされています。
換気をしっかり行うことで結露を防ぎ、また広い屋根裏空間は断熱性能も高めてくれます。

建物の耐久性が高くなる

入母屋屋根は四面の軒が深く、そのため外壁が直接雨や紫外線に晒されるのを防ぐことが可能です。
また四つの方向に屋根があるのでどの方向から強風が吹いても耐えることができます。風雨に対する耐久性が高いため安心して暮らすことができます。

入母屋屋根のデメリット

施工費用が高い

屋根が複雑な構造をしており、施工できる職人が限られるため建築コストが高くなってしまいます。
需要が減っているということはそれだけ材料費や人件費が高額となり、複雑な分工期も長くなります。

雨漏りリスクが高い

屋根が複雑であるということは、接合部分や棟が増えるためその分雨漏りリスクは高くなります。
入母屋屋根は、頂点の大棟、切妻部分で大棟から軒へ下る降り棟、大棟から四方へ下りる隅棟と多くの棟が存在します。
また雨漏りが発生した際に構造が複雑だとそれだけ雨漏りの特定も困難になります。

耐震性が低い

寄棟に切妻が載っているという二つの屋根の形状をしているため、その分屋根の重量は大きくなります。
また瓦葺きであることが多く、瓦は屋根材の中でも最も屋根材であり、屋根の重さは相当なものになります。
屋根の重量が増えると建物への負荷が増え、また建物の重心が高くなり地震の際に揺れが大きくなってしまいます。
最近では入母屋屋根を瓦からガルバリウム鋼板などの金属屋根に葺き替える工事も増えています。

入母屋屋根のメンテナンス

美しいけれども複雑な形状をしている入母屋屋根は、反面雨漏りリスクの高い屋根とも言えます。
雨漏りを起こさないためにはメンテナンスが重要です。

隅棟と降り棟の取り合い部分・漆喰

入母屋屋根ならではの、隅棟と降り棟が交差する取り合い部分は雨漏りの多い箇所です。
棟が交差するため谷のような形状になり雨が溜まりやすくなってしまいます。
こうした棟の接合部分や大棟には漆喰を使用して固定したり、隙間を詰めることで強度を高め防水していますが、経年劣化などで漆喰が剥がれたりすると継ぎ目に隙間が発生して雨水が侵入してしまいます。
屋根そのものよりも漆喰の劣化が早いため定期的なメンテナンスが必要です。

妻部の漆喰壁

切妻屋根の妻側の壁は伝統的な漆喰壁であることがほとんどです。
漆喰はメンテナンスを適切に行えば100年は持つと言われている大変丈夫な壁ですが、固い分衝撃に弱く、地震などによって割れる可能性があります。
また乾燥収縮によって剥がれることもあり、こうした状態を放置すると雨が侵入してやがて雨漏りを起こす可能性があります。

まとめ

入母屋屋根は、その複雑な構造から他の屋根では得られない格式の高さを味わえます。
しかし構造の複雑さは反面雨漏りリスクの高さでもあります。
施工技術も求められ、いざ雨漏りが発生すると場所の特定も困難であり、知識と経験ある雨漏り修理業者に依頼することが重要です。
瓦屋根そのものは大変長持ちする屋根材ですが、放置していても大丈夫なわけではありません。
取り合い部分の漆喰など屋根にはウィークポイントが存在します。雨漏りを起こさないためには、日頃のメンテナンスが鍵となります。
数年に一度屋根の無料点検がより安心な暮らしをサポートします。

横浜市で屋根の無料点検や屋根修理、雨漏り修理をお考えの方はお気軽に福田総業までご相談ください。

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