横浜市港南区にて黒ずみが気になる屋根のカバー工法、外壁塗装、バルコニー防水など
2025/08/07




お客様のお悩みとご依頼のきっかけ、弊社からのご提案
こちらの港南区にお住まいの方は、長い間、道路から見える屋根の黒い汚れや劣化が気になられていましたが、後回しにしておられたとのことでした。
今回屋根のリフォームを決意されて、近所で優良業者をネットで探されている中、弊社ホームページをみつけてご連絡いただきました。
築40年とのことで、屋根のみでなく、外壁やバルコニーなども点検させていただきました。
屋根はおっしゃられるように、苔やカビが繁茂して劣化が目立つ状態でした。築年数と状態を考慮して屋根カバー工法をご提案いたしました。
外壁は一度塗装をされているようですが、そろそろ塗り替えの時期でしたので、再塗装をご提案いたしました。
またバルコニーの防水の劣化や、塀の塗装の劣化もかなり進んでおりましたので、あわせてそちらの塗装も行っております。
横浜市港南区にて黒ずみが気になる屋根のカバー工法、外壁塗装、バルコニー防水など 工事の概要
現場住所 | 横浜市港南区野庭町 |
---|---|
築年数 | 40年 |
施工内容 | 屋根カバー、雨樋交換 、シール打ち替え、外壁塗装 、バルコニー防水、塀塗装 |
施工箇所詳細 | 屋根、外壁、バルコニー、塀など |
使用屋根材1 | ヒランビー220(稲垣商事) |
使用屋根材2 | タディスセルフカバー(田島ルーフィング) |
工事金額 | 屋根:¥1428790 雨樋:¥435880 シール:¥124530 |
その他建材 | ・雨樋→Σ90 ・ベランダ防水→DSカラーゼロ(密着工法) ・外壁塗装(金属サイディング)→プレミアムシリコン(エスケー化研) ・軒天塗装→水性ケンエース(日本ペイント) ・破風板、鼻隠し→クリーンマイルドシリコン(エスケー化研) ・塀塗装→ヨウヘキコート(IPインターナショナルペイント) |
横浜市港南区にて黒ずみが気になる屋根のカバー工法、外壁塗装、バルコニー防水など|施工内容
施工前の様子
屋根の様子
こちらは施工前の屋根の様子です。



お客様も気にされていたように、屋根全体にわたって黒い苔やカビが広がっており、遠目からでも劣化が確認できる状態でした。
表面の塗膜が劣化して防水性が失われており、このまま放置すると、雨水が屋根材の下に染み込み、雨漏りや構造体の腐食につながるリスクがあります。
屋根の下地までは劣化していなかったため、既存の屋根の上から新しい屋根材を重ねる「屋根カバー工法」をご提案いたしました。
外壁の様子
こちらは外壁の様子です。


こちらは塗り替えをされていたようで、屋根のように大きな劣化は見られませんが、汚れの付着が見られる箇所もあり全体の防水性が劣化していました。
外壁や屋根の塗装においても、大きな劣化が見られる前に、10~12年を目安に塗り替えされるのが建材へのダメージも少なくなるためおすすめです。
外壁のシーリングが劣化しているため、そちらも打ち替えを行います。
バルコニーの様子


元々施工されていた防水が剥がれており、素地も見えている状態です。
放置していると雨漏りする危険があるため、防水工事を行って防水性を回復します。
外構の塀の様子
塀の表面には長年の風雨や排気ガスなどの影響により、雨だれによる黒ずみや苔の付着が目立ち、全体的にくすんだ印象となっていました。
塗膜の剥がれも数カ所に見られるなど、塗装の劣化が進行している状態でした。
このまま放置すると、塀の美観を損ねるだけでなく、内部からの水分の影響によりさらに塗膜が浮き・剥がれを起こす可能性があるため、透湿性の高い専用塗料での再塗装をご提案しました。
屋根カバー工法の施工の様子
屋根カバー工法の前には、既存屋根の状態をしっかりと調査し、割れや浮き、雨漏り跡の有無を確認しております。
棟板金の撤去


古い換気棟を撤去して、棟板金も撤去します。
そして、棟の下地を施工しております。
防水シートの施工

既存の屋根の上から、防水シートを施工します。
防水シートには自己粘着式で高い防水性を誇る「タディスセルフカバー」を使用しました。
新規屋根材の施工
防水シートの上から、新しい屋根材を施工していきます。
今回はヒランビー220を施工しました。
「ヒランビー220」は耐候性に優れたガルバリウム鋼板製の屋根材で、軽量でありながら耐風性・耐震性にも優れており、カバー工法に適しています。
塗膜や変退色の保証が15年あり、施工金額も比較的安価なため、コストパフォーマンスに優れた屋根材です。
棟部の施工
屋根材の本体施工後、棟部分の仕上げを行います。


雨水の侵入を防ぐため、屋根材の端部はしっかりと立ち上げ処理を施し、その上に棟の下地と、棟板金を取り付けていきます。
大棟部分に換気棟を設置しました。
換気棟は、屋根内部にこもりやすい熱気や湿気を排出するための通気構造で、屋根裏の結露防止や室内環境の改善に役立ちます。
特に近年の住宅では、断熱性・気密性が高まっている分、屋根裏の通気が重要視されており、今回のような換気棟の設置によって、住まいの長寿命化にもつながります。

最後に棟板金を被せてしっかりと下地に固定します。最後にシーリング処理を施して、棟部全体をしっかりと防水・固定いたしました。
また、雨樋の交換も行っています。
外壁塗装の施工の様子
外壁の塗装の様子をご紹介します。
高圧洗浄



まずは塗装前に外壁や擁壁、バルコニーなど各所の高圧洗浄を行います。
業務用の洗浄機を使用して、蓄積された汚れや苔などをしっかり落としていきます。

今回塗装は行いませんが、外構部もサービスで洗浄を行いました。
このような風雨にさらされている箇所は埃やカビなどが溜まりやすく、黒ずんできますが、高圧洗浄を行うことで見違えるようにきれいになります。
特に塗装箇所は事前にしっかりと汚れを落としておかないと、塗料の付着が弱くなるため、水圧を調整しながら入念に行います。
外壁のケレン

こちらの外壁は金属サイディングですので、ケレンを行って錆や汚れを落とします。
ケレンを行うことで細かい傷をつけて、塗装の密着を高める効果もあります。
外壁の下塗り、中塗り、上塗り

下塗り用塗料にて下塗りを行い、下地を整えます。
金属製のサイディングですので錆止め機能のある塗料を使用しました。

そして下塗りが乾いたことを確認した後に、仕上げ用塗料にて中塗り、上塗りと二回塗装して仕上げます。
今回仕上げ用塗料は、エスケー化研のプレミアムシリコンを使用しました。
プレミアムシリコンは、紫外線や雨風による劣化に強いシリコン樹脂系塗料で、光沢感のある美しい仕上がりと高耐候性が特徴です。
軒天の塗装



軒天もケレンを行った上で、水性ケンエースで二回塗りして仕上げます。
破風・鼻隠しの塗装

こちらは木製の破風および鼻隠しでかなり傷みが目立つ状態でした。
木製の箇所はどうしても傷みが進みやすくなるため、定期的な塗装による保護が重要となります。



こちらもケレンを行って、古い塗料を落とした上で、クリーンマイルドシリコンにて仕上げました。
その他付帯部の塗装
換気口や、窓の手すり、雨戸などの塗装も行いました。



同じようにケレンで下地を整えてから、錆止め塗料を塗装して、上塗りで仕上げました。


雨戸には吹き付け塗装を行い、手摺など細かい箇所は小さな刷毛を使用して、場所に合わせた塗装方法を使用して、塗残しや塗りムラのないように仕上げます。
バルコニーの防水工事の様子
バルコニーの防水工事の様子です。
洗浄した後に、まずはプライマーを塗布します。
プライマーは後から施工する防水材による塗膜と下地を密着させる効果があります。


プライマー塗布の後に、防水材をローラーで塗っていきます。
平場と立ち上がり部分の両方に、細かい箇所まで塗装します。
今回使用した防水材は、DSカラーゼロです。こちらは特定化学物質を含まず、シックハウス症候群を引き起こすリスクの低い安全性の高い塗料です。
一層目を塗装した後に、二層目を塗装して防水層を作っていきます。
この重ねた塗膜が乾燥することで、雨が建物に入り込むのを防いでくれます。


防水材を保護するトップコートを最後に塗装して完成です。
塀塗装の様子
こちらは外構部の塀の塗装の様子です。

まずはケレンでふくれた塗装面を整えます。
こうしたコンクリートの塀や、後ろ側が土になっている擁壁は、内側からの水分が多く、普通の塗料を塗装すると膨れや剥がれが起こってしまうため塗装が難しい場所でもあります。
今回はそうした湿気に影響されやすい箇所の塗装に最適な、ヨウヘキコートという塗料を使用しました。
こちらの塗装は、透湿性塗膜を形成するため、高い密着性を持ちながら水分を逃がし、膨れや剥がれの発生を防止します。

まずは専用の下塗り材であるIP含侵シーラーを塗装します。



そしてヨウヘキコートで中塗りと上塗りと二回塗り重ねます。隙間なく塗り重ねて仕上げます。

すっかりきれいになりました。
施工後の様子


気にされていた屋根の黒ずみや劣化もきれいになり、劣化していたバルコニーや外壁塗装も防水性が向上しました。
工事で改善した点・期待できる効果
今回の工事では、屋根・外壁・ベランダ・塀といった建物全体の劣化箇所を総合的に改修いたしました。
屋根には耐久性の高い金属屋根材「ヒランビー220」を使用し、防水シートには自己粘着式で高い防水性を誇る「タディスセルフカバー」を採用。これにより、今後長期間にわたって雨漏りの心配が少なくなりました。
また外壁塗装や、バルコニーの防水塗装も行ったことで、美観の向上だけでなく、建物全体の防水性が回復しました。
工事で気を付けたポイント
費用対効果やお客様のご要望など総合的に判断し、工事範囲や使用材料などを選定しました。
強風の際の足場メッシュシートのばたつきや揺れ、外壁洗浄時や塗装時の飛散など、工事期間中のご近隣への配慮を徹底しました。
施工担当者より
お客様へのお礼
この度は大切なお住まいの改修工事を弊社にご依頼いただき、誠にありがとうございました。
長年気にされていた屋根の苔や汚れも、今回の屋根カバー工法によりしっかりと改善され、耐久性も向上しております。
また、外壁・防水・塀塗装に至るまで幅広くお任せいただき、感謝申し上げます。今後も安心してお住まいいただけるよう、スタッフ一同しっかりと施工させていただきました。
今後とも何かお困りごとがありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。
お客様の声より
お客様からは、「色々と親切に対応してくれて有り難かったです。天候に恵まれず工期が長くなりましたが、職人さんは皆感じが良く、仕上がりにも満足しています。」と、うれしいお言葉をいただきました。
今後もこうしたお声を励みに、真摯な施工に努めてまいります。
▷こちらのお客様からいただいたアンケートはこちらをご覧ください。
同じ工事を検討されている方へ
「屋根が汚れて見えるけれど、まだ大丈夫かな」と思いながら、つい後回しにしてしまっている方も多いかと思います。
しかし、屋根の劣化は見た目以上に進んでいることが多く、雨漏りや構造への影響が出てからでは修繕費も大きくなってしまいます。
今回のように、屋根だけでなく外壁やバルコニー、防水箇所も含めて総合的に点検・改修を行うことで、住まい全体の耐久性が大きく向上します。
築年数が経っている住宅ほど、全体的な点検とメンテナンスを行うことが重要です。
ぜひ早めのご相談をおすすめいたします。
横浜市にて、屋根のカバー工法や葺き替えなど屋根リフォームをお考えの方は、福田総業までご相談ください。
ドローンによる現地調査を無料にて行っています。今どんな状態なのか気になるという方、お気軽にご依頼ください。