横浜市磯子区にてセメント瓦からヒランビー220へ葺き替え工事
2021/11/25
お客様のお悩みとご依頼のきっかけ、弊社からのご提案
今回こちらのT様より、屋根の状態がかなり古いため葺き替えを検討されているというご相談をいただきました。
セメント瓦で、瓦の劣化がかなり進んでいました。この状態では塗装では対応できないため、葺き替え工事をご提案いたしました。
横浜市磯子区にてセメント瓦からヒランビー220へ葺き替え工事 工事の概要
現場住所 | 横浜市磯子区 |
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お客様名 | T様 |
施工内容 | 屋根葺き替え工事 |
施工箇所詳細 | 屋根全体 |
使用屋根材1 | 金属製屋根ヒランビー220(稲垣商事株式会社) |
使用屋根材2 | PカラーEX+(プラス)(改質アスファルトルーフィング下葺き材/田島ルーフィング株式会社) |
横浜市磯子区 T様邸にて行ったセメント瓦からガルバリウム鋼鈑(ヒランビー220)への葺き替え工事の様子をご紹介します。
横浜市磯子区にてセメント瓦からヒランビー220へ葺き替え工事|施工内容
施工中の様子
セメント瓦が全体に劣化している状態でした。
「セメント瓦」は、セメントを主材に川砂を混ぜたものを瓦型に成型した屋根瓦です。
主成分であるセメントには防水性がなく、さらに水分を吸収しやすい性質があるため、粘土から作られた粘土瓦よりも耐久性が劣ります。
セメント瓦の撤去
まずは古いセメント瓦をすべて撤去します。完全に撤去した状態が右の写真です。
野地板の増し貼り
次に新しい野地板を張ります。
厚さ12mmの構造用合板下地を使用しました。屋根の形に合わせてカットして隙間ができないように張っていきます。
ルーフィングの施工
野地板の上に、屋根の防水シートであるルーフィングを貼ります。
今回使用したのは、田島ルーフィングの「PカラーEX+(プラス)」。従来にアスファルトルーフィング940に比べて耐久性と柔軟性が高いため釘穴からの漏水を防ぎます。
屋根材の施工
今回使用するヒランビー220は横葺屋根材ですので、定尺の屋根材を、横葺工法で葺いていきます。
屋根材の張り方には大きく二つあり、屋根材を縦に並べるか横に並べるか縦に並べるかで「縦葺き」と「横葺き」に分かれます。見た目としては、縦葺きは縦縞、横葺きは横縞のデザインになります。
施工後の様子
こちらが完成状態です。
今回使用した稲垣商事の「ヒランビー220」は、ガルバリウム鋼鈑製のコストパフォーマンスに優れた平葺屋根材です。広く使用される金属屋根材ですので、色数が多くありお好みの色が選べます。
セメント瓦からの葺き替え工事は、軽量で耐久性の高いガルバリウム鋼板への葺き替えがおすすめです。
ヒランビー220について詳しくは弊社のおすすめ屋根材のページをご覧ください。
メーカーのWEBカタログを見る
工事によって改善された点
屋根が劣化してくると、雨が浸み込んでくる危険性も高まり、その下で雨を防ぐ防水シートも経年で劣化し、入り込んだ雨によって防水シートの劣化が早まることで雨漏りのリスクが高まります。
屋根を葺き替えることで防水シートも屋根材も新しくなり、軽い金属屋根に葺き替えたことで耐震性も向上しました。
施工担当者より
お客様へのお礼
T様、この度は福田総業をご用命いただき誠にありがとうございました。
雨漏りを心配されておられましたが、まだそこまで瓦が劣化しておらず、今の状態で葺き替えしていただき、各所雨仕舞など丁寧に施工しておりますのでご安心いただけるかと存じます。
今後もしなにかご不安な点などございましたらいつでもお気軽にご相談くださいませ。
セメント瓦のメンテナンスについて
セメント瓦の耐用年数は30~40年とされていますが、表面を保護する塗膜が劣化すると内部に雨水が侵入し、内部が劣化して割れやすくなるなど様々な劣化症状が発生してしまいます。
セメント瓦は今は粘土瓦などにとってかわられて現在では生産されていません。
補修を行う際には一部葺き替えなどでは対応ができないため、劣化が進むと葺き替えなど屋根全体のリフォームをご検討いただくことになります。
雨漏りなどが起こらないうちに屋根の無料点検など受けられることをおすすめいたします。
横浜市でセメント瓦の屋根葺き替えをお考えの方は福田総業までご相談ください。