暑い夏を快適に!屋根の遮熱方法をご紹介

2022/08/02

こんにちは。横浜市港南区の雨漏り修理・屋根修理の専門店「福田総業」です。
毎日暑い日が続きますね。横浜でも36度を超えて本当に暑いです。
みなさんも熱中症にならないようにこまめな水分補給をしてくださいね。

暑さをなんとかしたい!と思われたときに、様々な方法がありますが、その一つとして「屋根の遮熱」があります。
夏に高温になる屋根に遮熱を行うことで、室内の温度を下げる方法です。
屋根の遮熱の方法としては遮熱塗装や遮熱機能付き屋根材などの方法があります。
今回はなぜ屋根と室内温度が関係するのか、また遮熱する方法について詳しくご紹介いたします。
屋根の遮熱をお考えの方はぜひ参考にされてみてください。

なぜ夏の室内が暑くなるのか

最近年々と暑さが厳しくなっています。
室内が暑くなるのは外気温の暑さも原因ですが、同じ家の作りでも暑さをより厳しく感じる家もあります。
通気性の悪い家では湿気がこもり蒸し暑くなります。
吹き抜けの家も天井の空間が大きいため冷房が効きにくく、二階のガラス窓から入る光によって暑くなりやすい構造といえます。

同じ家でも、特に2階や3階の部屋は屋根に近いため階下の部屋よりも暑くなりやすい傾向があります。高い外気温によって屋根が高温になり、その熱が室内へと伝わることによって特に上階の部屋が部屋が暑くなってしまうのです。

屋根が熱くなると室内が熱くなるのはなぜ?

屋根の上は真夏だと50℃から高い時には70℃に達することがあります。
これは屋根の表面温度ではなくて気温です。屋根の表面温度はどのくらいかというと、80度を超えています。
屋根にはもともと遮熱機能がないものが多く、この高い熱が屋根から天井の間の小屋裏、そしてそこから室内へと伝わってしまうことで室内が高温になります。一階よりも二階が暑いのは屋根の温度の影響を受けやすいのと、暖かい空気は上に上がる性質を持っているためです。

特に金属屋根は熱伝導率が高く、厚さが薄いこともあり熱を伝えやすくなっています。
他にもスレート材も厚さが4~5mm程度の薄い屋根材のため熱が室内に侵入しやすくなっています。

屋根の遮熱効果を高める方法

そのため、屋根の温度を高めないことで、室内が暑くなることを抑えることができます。
屋根の遮熱効果を高めるには、以下の三つの方法があります。

遮熱塗装

スーパーシャネツサーモの効果
出典:アステックペイント「スーパーシャネツサーモ」

まずは屋根に遮熱機能付きの塗装を行う方法です。屋根の遮熱方法としては最もお手軽に行えます。
塗料に特殊な顔料を配合し、その塗料が太陽光に含まれる赤外線を反射することで屋根の温度が上がることを抑えます。遮熱塗料を塗装することで屋根の表面温度を15℃~20℃さげることができ、屋根の温度を下げることで室内の温度も下がる効果が期待できます
築年数が20年以下で、コストを抑えたい方に向いています
もしもあまりに屋根の劣化が進んでいる場合には、塗装をしてもすぐに葺き替えしなくてはならないため、おすすめできません。
その場合には葺き替えやカバー工法をおすすめいたします。
遮熱塗料の商品の例:
日本ペイント「サーモアイシリーズ
アステックペイント「スーパーシャネツサーモシリーズ
SK化研「クールタイト

遮熱機能付き屋根材

最近では屋根材そのものに高機能な遮熱機能が付いた屋根材も多く販売されています。
ガルバリウムSGL鋼板などの金属屋根や、スレートの表面に遮熱機能を備えているため、遮熱塗装をわざわざ行わなくても、屋根の温度の上昇を抑えることができます。
また、熱伝導率の高い金属屋根に、断熱材を組み込ますことで高い断熱性を誇る屋根材もあります。
屋根自体が劣化している方や、築年数が20年を超えている方で、屋根のリフォームの際に屋根の遮熱も考えている方にはおすすめの方法です。
初期のコストは遮熱塗装よりもかかりますが、耐久性も高く屋根材の種類によっては30年以上もつものや、変退色の保証があるものもあるため、長期的なメンテナンスコストは安くなります。
商品の例:
ニチハ株式会社「横暖ルーフシリーズ
アイジー工業「スーパーガルテクト
ケイミュー「コロニアル遮熱グラッサ


遮熱シート

遮熱シートは、屋根の表面や屋根裏に張ることで遮熱の機能を得ることができる製品です。
暑さを感じる原因は、太陽からの赤外線による輻射熱がほとんどで、熱が屋根を温めることで室内の温度が上昇します。遮熱シートは敷くことでこの熱を遮断することができます。
遮熱塗料と同じく、屋根裏で約10度、室内の体感温度で約5度の気温の変化があったという報告があります。
主に工場などの大型物件に使用されることが多いですが、戸建ての家にも使うことができます。ただ扱っているお店はあまり多くないため注意が必要です。

屋根の遮熱対策をDIYするのはおすすめできません

屋根の遮熱を考える時に自分で施工することを検討する方もおられるかもしれません。
しかし高いところが苦手でなくとも、屋根工事は大変危険な作業です。
また正しい施工方法で行わないと、正しい効果が得られない場合や、間違えた施工によって結露が生じたり、雨水の通り道を阻害してしまったりして雨漏りの原因を作ってしまうこともあります。

まとめ

真夏には屋根の表面温度は80度を超え、その高い熱が室内へと伝わてしまうことで部屋が暑くなってしまいます。
屋根の遮熱には、遮熱塗装や遮熱効果のある屋根材、そして遮熱シートを使用する方法があります。
ご自宅の屋根の状態によっておすすめの方法が異なるため、屋根の遮熱をお考えの方はまず屋根業者にご相談ください。
屋根の遮熱はプロにお任せするのが安心です。
特に遮熱機能のある屋根材の葺き替えやカバー工法は経験豊富な福田総業にお任せください。

断熱塗料はどんな効果があるの?メリットデメリットや遮熱塗料との違いも解説
屋根の色と遮熱効果について

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