こんにちは。横浜市港南区にある雨漏り修理・屋根修理の専門店、福田総業です。
今日は金属屋根材でも人気の高い「スーパーガルテクト」についてご紹介します。
「スーパーガルテクト」は昨日ご紹介したガルバリウム鋼板をさらに改良したエスジーエル(SGL)鋼板を使用しています。
SGLは2013年に日鉄鋼板株式会社が次世代ガルバリウム鋼板として開発しました。
新世代素材・SGL鋼板を採用
ガルバリウムはアルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%のアルミ亜鉛メッキでしたが、SGLはこのガルバリウムのメッキ組成にさらにマグネシウムを追加しています。
マグネシウムは亜鉛よりイオン化しやすい傾向があり、犠牲防食作用を向上させ、表面が傷ついて鉄が露出した部分を保護する被膜の形成を促進する作用があります。
そのためSGL鋼板はガルバリウム鋼板の3倍の耐食性を持ち、非常に錆びにくい素材です。
スーパーガルテクト特徴とメリット
「スーパーガルテクト」はこのSGLを使用した次世代屋根材です。
金属建材トップメーカーであるアイジー工業が取り扱っています。
ここ横浜でも新築やリフォームで使用されることが多くなってきました。
塩害地域にも強い高い耐食性
一般的な屋根材は、海岸線から5km以上離れた範囲がメーカー保証の対象内ですが、スーパーガルテクトは海岸線から500m以遠となっており、メーカーの自信が伺えます。
さらにスーパーガルテクトには変褪色15年、穴あき25年のメーカー保証が付きます。
また表面の塗装に通常製品は遮熱性ポリエステル樹脂塗装、スーパーガルテクトフッ素は遮熱性フッ素樹脂塗装が施されており、遮熱性も高くなっています。
太陽光に含まれる赤外線を反射する顔料を使用することで、鋼板の温度の上昇を抑制し、内部への熱の伝導を抑えています。
遮熱性・断熱性に優れる断熱材一体構造
スーパーガルテクトは断熱材一体構造となっています。
内部には高価なポリイソアヌレートフォームという断熱材を使用。他の断熱材よりもより高い断熱性能を発揮します。
さらにスーパーガルテクトは金属屋根をはめ合わせていく際の結合部である嵌合部にも断熱材が充填されているため鋼板と野地板が直接接触しない構造となっており、熱を伝えにくくなっています。
この遮熱と断熱のダブル効果によって夏は涼しく、冬は暖かい快適な住環境をサポートします。
燃えにくくて安全
またポリイソアヌレートフォームは一般的な硬質ウレタンフォームに比べて、発熱量、発熱速度が小さく難燃性に優れており、万一家事で燃焼した際には表面が炭化して燃え広がりを抑制する自己消火性の性質を持っています。
スーパーガルテクトは隣家から火の粉が飛んできたときに一定時間耐えうる技術的基準である飛び火性能認定も取得しており、安全性も備えています。
軽量な金属屋根材
また1㎡あたり5.0kgと大変軽量な屋根材です。レート屋根に比べると約1/4、和瓦屋根とは1/10となっています。
そのため既存の屋根の上に新しい屋根を被せるカバー工法に最適です。
意匠性の高い高級感のある見た目
見た目もちぢみ塗装が採用され高級感があり、金属屋根らしくモダンでスタイリッシュな仕上がりとなります。
色は現在シェイドブラック、シェイドブルー、シェイドブラウン、シェイドモスグリーン、シェイドチャコール、シェイドワインレッドの6色があり落ち着いた色味が用意されています。
スーパーガルテクトのデメリット
スーパーガルテクトはスレートなど他の屋根材に比べるとやや高価で初期導入費用が高くなることです。
他には屋根の勾配が「2.5寸以上」ない場合には施工ができません。
また屋根をひっかけて組み合わせていく嵌合式の場合には、部分的な修理がむつかしく、もし部分的にはがれてしまった場合には周囲の屋根材も剥がす必要があります。
ガルバリウム鋼板と同じく、スーパーガルテクトは板金工が施工する必要があります。
福田総業ではこれまで多くのスーパーガルテクトを実際に施工してきました。
横浜でスーパーガルテクトに屋根にご興味のある方、お気軽にご相談ください。