千葉県館山市にて造船会社様の屋根・外壁修理工事
2021/11/26


お客様のお悩みとご依頼のきっかけ、弊社からのご提案
千葉県館山市の造船会社様より、台風被害によって破損した屋根および外壁の補修のご依頼をいただきました。
劣化した波型スレートが強風によって破損していたため、新しい波型スレートにて張替えを行いました。
千葉県館山市にて造船会社様の屋根・外壁修理工事|施工内容
千葉県館山市にて造船会社様の屋根と外壁修理工事を行った様子をお届けします。
台風被害により、波型スレートの屋根および外壁が飛散・破損したため、補修工事を行いました。
施工前の様子


台風により被害を受けた造船所の建物の外観です。
外から見てもはっきりとわかるくらい壁に穴が開いてしまっています。


造船所の内部から見上げると、屋根や壁に大きな穴が空いている様子がわかります(ブルーシート部分)。
被害の一番大きかった部分は広範囲に穴が空いてしまっています。

被害の無かった場所も波型スレートの劣化が進んでいました。
波板スレートとは、セメントと繊維を波型に加圧成型して作られた板状の建材です。
大幅なメンテナンスが不要で、耐用年数が30~40年と長いこともあり、日本の多くの工場や倉庫に使用されてきました。
2004年以前に製造されたものはアスベストを含んでいますが、波板スレートに使用されているアスベストは危険性が指摘されているものの中でも最も安全度が高いとされています。
アスベストが社会問題化した以降はアスベストに代わってグラスウールやロックウールが使用されています。
ロックウール(岩綿)はアスベスト(石綿)と字面が似ていることから混同されることがありますが、アスベストとは全く別の物質です。
アスベストは天然の鉱物繊維ですが、ロックウールは工場で製造された人造の鉱物繊維で、アスベストとは異なり、発がん性は確認されていません。
劣化状態が進んでいますが、今回は取り急ぎ破損部分の補修を行いました。
施工の様子

屋根の上で作業中の様子です。
破損した波板スレートを新しい波型スレートで貼り換えました。
施工後の様子

屋根・外壁の補修工事が完了した建物正面の様子です。


外壁も、破損した波板スレートを貼り換えています。明り取りの上部のポリカ波板も貼り換えました。
ポリカ波板とは、正式にはポリカーボネート波板と言い、文字通り素材がポリカーボネートの波型の板です。
聞きなれない感じがしますが、カーポートやテラス、バルコニーの屋根部分や、屋外用の壁や屋根のDIY部材としてもよく使われています。
このポリカという素材は非常に丈夫で、ガラスの約200倍、塩ビ(波板)の20倍以上の衝撃強度があると言われています。
さらに加工がしやすく耐候性も高いため、エクステリアの材料としても最適であり、人気があります。
工事で改善した点
台風で大きく破損した箇所を張り替えることによって、雨が吹き込むこともなく、安全に作業が行えるようになりました。
施工担当者より
波型スレートは耐久性のある丈夫な屋根材ですが、耐用年数が30~40年でそれを超えてくると劣化が進んで台風などで破損しやすくなります。
劣化が大きく進んだ場合にはカバー工法もおすすめです。
この度は、福田総業をご用命いただき誠にありがとうございました。
弊社では一般の住宅から企業様の倉庫の大きな建物まで様々な建物の屋根・外壁を承っております。
横浜での屋根工事や屋根修理は福田総業にお任せください。